同僚からもらい受けたレコードプレーヤーを取り付けてみた。
ポリ袋に覆われていたのでカバーを開けてみると、アームがターンテーブルに落ちていた。移動中におそらく針は逝ってしまっているだろう。型番はAIWAのPX-E800という機種なので、ネットで探したら交換針があり、さっそくネットで注文した。
届いたのがこれ。3,000円ほどだった。交換針としてはこんなものだろう。
さっそく古い針を交換し、カンチレバーを触らないように注意しながら装着。ネット検索が大助かりだった。
まずは、アンプとプレーヤーをPHONO端子に接続したが、「あれ、アース線がない」と思った。大丈夫かと不安に思いながらレコードをセットしスタートボタンを押した。レバーが下がり、スピーカーから「ボソッ」という大きな音が鳴った。あぁ、ボリュームをしぼるの忘れていた・・・。スピーカーを保護するために直後はボリュームを切り「ボソッ」を聞かせないのが鉄則だったが忘れていた。さて音は鳴ったのだが、とんでもなく低音がブーストされている。なんだこれ?というのが最初の感想だった。なんで低音が強調されているのと思ったが「あれ?もしかしてRIAAカーブが補正されているのでは?」と思った。レコードに録音された信号はわざと中低域から低域にかけて信号を減らして録音されるようになっていて、再生時にアンプ側で補正が行われるようになっているのだが、その補正をアンプ側ではなく、レコードプレーヤーが補正を行っているのではと思った。という事はPHONO端子でなくて他の入力端子でいいのかなと思う。それに予想した通りハム音が盛大に流れている。アース線をつけないとノイズを拾ってしまうのだ。ネットで調べるとやはりフォノイコライザーを搭載しる事がわかったので、接続をやり直してアンプのAUXに接続しなおした。そして再度再生を試みる。今度はまずはボリュームを切って徐々に上げていくが、かなりボリュームを上げないと音が聞こえない。ボビュームの2時を過ぎてようやく聞こえるようになった。かなり出力は小さいようだ。
視聴した結果、一応聞こえるようにはなったが頻繁に針飛びしてしまう。針圧が低すぎるのではないかとおもうが、見たところ調整するところは無いようだ。それにベルトがへたってるようでワウフラッターが結構目立つ。それに新品に針を交換したのにちょっと音がひずんでいる。音量が上がるときにひずむような気がする。
長年放置していたプレーヤーなので、せっかくもらったプレーヤーだが、そのままではちょっと使えない状態だと思う。