夢中人

sura@cosmic_a

狂言への誘い

2008年12月05日 | 狂言
久留米市城島総合文化センターにて「狂言への誘い~万作・萬斎を迎えて~」を観に行ってきました。

場所は、久留米市城島総合文化センターのインガットホールというところだったんですけど、
このホールがある場所が、なんというか。。。交通アクセスがイマイチ悪いというか、
いわゆる不便な場所にあるわけですよ。
だいたいホールって交通の便がいいところにあるじゃないですか。
このインガットホール付近のバス停には1時間に1本くらいしかバスが停まらないということを言っていらっしゃいました。
私的には、迷いなく車で行こうと思っていたのですが、無事たどり着けるんだろうか。。なんて少々不安ありの出発。
まぁ、なんとか無事にたどり着けることはできました。
たどり着くと、狂言鑑賞するお客さん用の駐車場が。
あの感じからいうと、ほとんどの方がマイカーじゃないかな。たぶん。
私はへ~。。。と思いました。なんでこんな場所にホールが??って。。。
城島というところからしてみればアクセスしやすいのかな?いやそんなはずはない。
だって、電話してだいたいの場所を聞いたとき、「ここは不便な場所にありますからねぇ」といわれていたし。
まぁいいか。とりあえず、私は無事にたどりつけたし、と思っていたら、
萬斎様が書かれている「MANSAI◎解体新書」に書かれてことを思い出したんです。
「私は狂言公演を通じて、日本全国の劇場、ホールなどをくまなく回っています。
もちろん、活気を感じる劇場もたくさんありますが、その多くがハコモノ行政の産物として、
ソフト不足、機能不全を起こしている状況に接するにつけ、劇場というのは、舞台芸術と通して、
社会的還元をもたらす施設であらねばならないと強く思うようになったのです。」
ここの所を思い出したんです。
。。。そっかぁ。。。そうだよねぇ。
そこのホールがあるからには使わなければいけないんだよね。
このインガットホールは小さかったけど、なかなかいい感じのホールでした。
電話でお聞きした時も、「場所はイマイチなんですけど、ホール自体はいいんですよ」といわれていた。
確かにそうだった。
そっか、立派なハードがあっても、それはソフトがないといかされないんですね。
そのハードをいかす「人」が必要なんですね。
今回のインガットホールがハコモノ行政の産物かどうかはわかりませんが、
そうであろうと、そうでないだろうとどっちにしろそこをいかしてくれる「人」つまりソフトが必要になってくるんですね。
チラッときいたことがあるんですが、そんなハコモノ行政の産物がソフト不足と言っていいのでしょうか、使われずにあると。
それらって結構立派なハードなんですよね。
ハードはばっちり。ということは、あとはソフト(人)なんですね。

狂言は、「佐渡狐」と「小傘」を観ました。
感想は後日書かせていただきます。
でもまぁ、一言でいうと「役者さんの技量」を感じました。
先日、世田谷パブリックシアターでの狂言を観て、続いて今回観てそう思いました。
ではではまた。。。
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