夢中人

sura@cosmic_a

平成24年書初め

2012年01月01日 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。


2012年書初めということで「創」という文字を選んでみました。創世記の「創」。

「創」一①きずつく。また、きずつける。②きず(傷)。きりきず。二①はじめる(はじむ)。初めて作り出す。初めて事を起こす。②はじめ。③こりる(懲)。また、こらす。○はじむ
(解字)形声。刀が意符。倉ソウ・ショウが音符で、また、きずつける(傷)意を表す。刃物で傷つける意。また、ソウに通じて、はじめる意に用いる。
ソウ・ショウ①はじめる。また、はじめ。創に通ずる。②きずつける(傷)。やぶる。そこなう。


③懲ということで「懲」①こらす。こらしめる。将来を戒めるために制裁を加える。「膺懲ヨウチョウ」②こりる(こる)。過失などを後悔して、二度としまいと思う。③いましめる(戒)。④おそれる。⑤とめる。やめさせる。やめる。
(解字)形声。懲は、心が意符、徴が音符で、また、うつ(打テイ)意を表す。心に打撃を与える(また、受ける)意。懲は略字。




「刀」が意符ということで「刀」①かたな②はもの。刃物。包丁ホウチョウなど③銭秦センシン時代に流通した、青銅製の貨幣。④小舟。○はかし・刀西とせ・刀根とね。刀佩たちはき。
(解字)象形。物を切るはものの形にかたどる。音トウは、打タ・討トウ・当トウなどの意からきたものであろう。古銭や船に似ているので、銭・舟の意にもなる。漢字の旁(つくり)になるとき、「」の形にも書く。今、部首を刀部と部とに分類した。
 

「倉」が音符ということで「倉」一①くら。もと、穀物を入れるくら、後には、一般に、物を入れておく建物をいう。「倉庫」②にわか。また、あわてる。あわただしい。③あおい(青)。=蒼ソウ④(水が)あおい。=滄ソウ。⑤はらわた(臓)二いたむ。かなしむ。=愴ソウ。倉埣くらそね。
(解字)会意。食の省略体と□(四角なくら)との合字。人の食べる穀物を入れる四角なくらを表す。



「創」という字は、単純につくり上げるだけの意味ではないみたいです。「」は刃物の意味。それは剣でいいのかもしれませんね。その剣で目の前にあるものを傷つける、もしくは(大きくいうと)破壊するんだ。そしてそこから作りだすんだ。事を起こすんだ。それは将来の事を考えて実行するということなんですね。これは「創造的破壊」ということなんですね。というか、「創」という字には「破壊」と「つくり上げる」が一つになっているんですね。
「バベルの塔」は発展の話。別の言い方でいうと「創造的破壊」の話なんだ。でもそれは「創」という漢字一文字でも表せる。そうだ、「創世記」自体が「創造的破壊」の話のようだ。旧約聖書・創世記の最初の話は「天地創造」。一行目は「はじめに神は天と地を創造した。」創造したんだ。ということは、その前に何かを破壊したんだ。。。いったい神は何を破壊し、天と地を創造したのだろうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バベルの塔 | トップ |  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事