夢中人

sura@cosmic_a

伝統

2009年06月26日 | Weblog
私が日本伝統芸能である狂言を観るようになってだいぶたちました。
最初はつかめない部分もありましたが、今ではすっかり楽しんで観ることができます。
約600年前にできた芸能がなぜこんなに楽しむことが出来るのでしょうか。
私はこの狂言に感じるものがあるんです。それは「フレッシュ感」です。

ちなみに伝統とは。またまた私の携帯で調べると。。。
でんとう [伝統]ある集団・社会・民族の中で有形・無形の遺産として受け継がれてきた思想・技術・風習・しきたりなどの事柄。

そうですか。受け継がれてきたものなんですね。ずっと受け継がれてきた。
なぜ受け継がれてきたのでしょうか。それはもちろんいいものだからでしょうね。
どういう風にいいかというと、いい影響がある。
私的には、狂言は自分自身が写しだされるような気がするんです。
600年前にできた狂言が現代の生活と重なり合うんです。
「伝統」のイメージって、なんか重々しく固く、場合によっては古い感じを受けることもありますが、
そうではなく、それとは真逆で「フレッシュ感」のあるものではないでしょうか。
フレッシュとは、新しいさま。新鮮なさま。
いつまでも(大袈裟にいうと永遠に)新鮮でいることができて「伝統」となりうることができるのではないでしょうか。

先日、政府がJALの経営再建を指導・監督するというニュースを聞きました。
以前からなんとなく噂は聞いていて、社長さんがバス通勤したり、社員食堂で食事したりして経費節減する映像を観たことがあります。
その経営不振の話を聞いたのはいつかなぁ。。。
社長さんの努力にかかわらず経営状態はよくなっていなかったとうことなんですね。
。。。でもなんでJALがって感じなんですが。
JALって大企業だし、それこそずっと前からあるし、なんで経営不振って感じなんですけど。
不景気といっても、ずっと以前から会社はあるわけだし、今までも経験してきたことじゃないのかなぁって素人は考えちゃうんですよ。
なんで政府のお世話になるまでにと不思議なんです。
でもですよ、ひとつJALには感じるものがあるんですけど。
それは「伝統らしきもの」があるのではなかろうかと。
最初は確か国営だったんですよね。その時からずっとやってきてひとつのスタイルが出来上がり、それが伝統とみなされてきた。
でもそれは伝統のつもりだったけど伝統ではなかったというわけでしょうか。
だって伝統と言うからには、常にフレッシュであり、いつの時代ともそぐわなければいけないからです。
会社の経営ってよくわからないけど、フレッシュ感って大事そうに感じる。
もしかしたら、ずっと続いている会社はフレッシュ感を保ちつづけ、そして伝統にしていったいのかなぁ。
それが大企業かなぁ。
でも、それが伝統であるかの答えはでてくるんだ。
もし、それが「違うよ」とでた場合、それはやっぱり新たな方法を考えていかなければいけないんですね。
とりあえず私は飛行機に乗るのが好きだし、それに飛行機は「夢を乗せて空を飛ぶ」みたいなイメージも持っていて、
希望としましては、はやくJALには立ち直ってほしいです。

「伝統」とは「フレッシュであり続ける」こと。それは、そうであるかそうでないか答えがでる。
答えが「違う」とでてしまったら新たな方法をみつけていかなければなんですね。それを「伝統」にする為に。
真の伝統であるならば、腐敗はないはず。いつまでもフレッシュ。
そう思っている自分がいるようです。
コメント
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