とうとう手に入れました。
昔、Hasselbladに故前田真三氏が愛用しておられた903SWCと言う広角専用カメラがありました。
真四角の空間に歪まない世界、素晴らしく見えたのを思い出します。
焦点距離38mmの世界は、35mm換算21mm相当対角で92°、水平垂直が73°の世界です。
このカメラには手が届かず諦めましたが、正にdp0の世界がこれに値します。
Hasselblad XCD f4/21mm と言うハッセルのデジカメ用レンズがありますが、ボディとレンズで150諭吉以上。�超広角レンズを使用したカメラで、ディストーション(歪曲収差)の少ない安価なカメラは?と探しておりましたが、なかなかありませんよね。
デジイチ用交換レンズでも15〜20諭吉位払えれば、ディストーションの少ないレンズは購入出来ますが、この場合はレンズだけで1kg以上もあり、実用的ではありません。
ふとある雑誌(カメラ雑誌ではありません)を見ていたら、今まで使い辛そうなボディだけで、内容は確認せずに毛嫌いしていたカメラで、ディストーションを極力減らす事を謳ったカメラがあるとの情報が!
それ以来、一番気になるカメラとなってしまいました。
手振れ補正は無いし、連写は全く効かないし、無骨なデザインのボディ、コンパクトデジタルカメラなのに全くコンパクトでないボディ。
同じボディに、焦点の違う単焦点レンズを組み合わせた4機種がラインナップ。
dp1:19mm f:2.8(35mm換算28mm相当)
dp2:30mm f:2.8(35mm換算45mm相当)
dp3:50mm f:2.8(35mm換算75mm相当)
そして
dp0:14mm f:4(35mm換算21mm相当)
これだけなら、何の事はないただの単焦点レンズの付いた超広角カメラ・・・で終わってしまうのですが、このdp0 Quattroはレンズ交換式カメラではなく、固定焦点でボディに合わせてレンズを設計しディストーション率を0.5%以下に抑えたカメラ。
最初、川邉さんが使われているRICOHのGRⅢも考えましたが、自分のコレクションにあるGR DEGITALが28mmだった事、愛用中のRX100m6のレンズが24-200mmの焦点域内と言う事もあり、このdp0に興味津々となり購入の運びとなった次第です。
それに、FOVEONセンサーにも興味あるしね♪♪♪
見ていたら店員さんに変わったカメラでしょーと声をかけられ、いろいろ説明してくれました。手ブレ補正もつかないとか、最後にこのカメラ買われる方はかなりマニアックな方ですよとひと言。