紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

爆裂グルーヴなファンク&ロック・ジャズだ!ビッグ・オルガン・トリオ

2007-09-27 23:44:31 | ジャズ・コンボ
昨日紹介の「上原ひろみ」は、日本が生んだ正統的ジャズ・ピアニストだが、今日紹介する、ア-ティストは本場USで、ハモンドB3のオルガンをベースに、ビンビンに行けてるサウンドで、人気もうなぎ上りの、ファンク&ロックなジャズ・バンド、「ビッグ・オルガン・トリオ」で行きましょう。

アルバムタイトル…ビッグ・オルガン・トリオ

パーソネル…ビッグ・オルガン・トリオ
      マイク・マンガン(org…ハモンドB3)
      バーニー・バウアー(b)
      ブレット・マッコーネル(ds、perc)

曲目…1.ディーヴァ・モード、2.ナンバー・ナイン、3.ホーリー・ローラー、4.ダウン・アンド・ダーティ、5.アースクェイク、6.オルガン・グラインダー、7.ディム・ザ・ライツ、8.ショウタイム、9.クラウン・ボーイ、10.ロード・レイジ、11.ダウン・アンド・ダーティ(ライヴ・ヴァージョン)

原盤…velour music 発売…Pヴァイン・レコード
CD番号…PVCP-8250

演奏について…個人的には6曲目「オルガン・グラインダー」…大好きですね。
グルーヴ感覚、ラテンチックなリズム、フルートの参加、そして、ぐんぐんと皆をリードするベース「バウアー」の中心の編成と雰囲気が、「カルロス・サンタナ」の一連のサウンドや、「ヴィレッジ・ゲイトのハービー・マン」を彷彿させる。

1曲目「ディーヴァ・モード」…昨日の「上原ひろみ」張りに、1曲目から、このコンボ(バンド)「ビッグ・オルガン・トリオ」参上~!!の声を高らかに、派手に決意表明がなされた、とにかくグルーヴ感びんびんのハードな曲にまいっちまう。
とにかく、オルガン「マンガン」の派手弾きと、ベースの「バウアー」のハード・ドライヴィングが、このコンボの生命線だ。
本来、私はそれ程フュージョンは好きじゃないのだが、この推進力はクセになりそう。

3曲目「ホーリー・ローラー」…うーん良いねぇ。「EL&P」が、緩小節で弾くような、グルーブ感を保ちながらも、寛ぎと慈愛に満ちた軽めのブルース調の曲がとにかく良い。
中途から、曲の速度がハイになって、またここでハードなグルーヴィングの曲に変調する。この疾走感覚が、たまんねぇ!

4曲目「ダウン・アンド・ダーティ」では、ドラムス「マッコーネル」が、タイトな音色のドラムを敲き、曲をカッツりと締める。
「マンガン」も敢えて濁り気味の音色のオルガンをガンガン弾く。
オルガンの洪水サウンドがシャワーの如く振り注ぐ。
曲調は単純だが、逆に覚え易く、正しくシンプル・イズ・ベストな1曲。
11曲目のこの曲のライヴ・ヴァージョンも勿論goodですよ。

7曲目「ディム・ザ・ライツ」ダーティな曲調に、低音ガッツリの「バウアー」のベースが映える。
アルバム中、最も重厚感に溢れた佳曲。
こう言った、低音が分厚く、中音域がびんびんで、高音がスカっと抜ける、所謂ピラミッド・バランスの曲って、聴いていて、とても安心感があるよね。

10曲目「ロード・レイジ」は、とてもファンキー&グルーヴィな曲で、とっても行け行けよ。
特に「マッコーネル」のパーカッションが冴え渡ります。
「マンガン」のオルガンはジェット機の音の様に天空を飛び回り、とにかく「マンガン」のノリが半端じゃない。
中途の「バウアー」のベース・ソロも見せ所で、3人のスゴテクが堪能できます。

2曲目「ナンバー・ナイン」…一言で言うと、現代版の「ザ・キャット」だな。


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