紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

今日、もう一枚紹介したいアルバムが有るんです。尾花毅~バヒア・ダンス

2007-09-28 00:39:23 | ラテン・インストゥルメンタル
今日は、もう一枚是非紹介したいアルバムが有るんです。

「尾花毅」と言う、アマチュア(セミ・プロ)が、インディーズで出版した「バヒア・ダンス」と言う、ラテン系(ボサ・ノヴァ)アルバムなんです。
全曲「尾花毅」のオリジナル曲なんですが、とにかく、佳曲、佳演が揃っていて素晴らしい仕上がりです。

アルバムタイトル…バヒア・ダンス

パーソネル…尾花毅(g、e-g、perc、b)
      尾花賢(key)
      小澤敏哉(pandeiro)

曲目…1.バヒア・ダンス、2.ブルドッグ、3.マリサ、4.ソンハー、5.アマゾンの浸水林、6.サンバ・ファンク、7.エスカンダルーサ、8.メイシーズ・ハウス

原盤…MYMレコード  CD番号…MYM0002

演奏について…ぴか一のお薦め、2曲目「ブルドッグ」は、物すごく哀愁感が漂う、涙ちょちょ切れ物のマイナー調佳曲。
おいらの琴線触れ捲りなんだけど、素晴らしいボサ・ノヴァ・メロディが、貴方の心も揮わせる。
アルバムの中で一番好きな曲だな。多分。。。

5曲目「アマゾンの~」…これも良いねぇ。
本当に悲しくて、切なくて、孤独で絶望に苛まれた私が、一人アマゾン川にカヌーを漕いで、静かな水面を見つめていた時、ひっそりと、しかし、水中に(大地)に根を降ろした浸水林の強さと直向さに、生きる勇気を与えてもらう…。
最後は消え入るようなボサ・ノヴァリズムで音は消えて行きますが、私は希望で一杯になる。優しくて、芯の強い素晴らしい名曲です。
アルバム中のベスト・トラックでしょうね。

6曲目「サンバ・ファンク」は、「尾花」の多重録音が生かされた演奏で、元祖「デパペペ」みたいな演奏は◎でしょう。とてもセンスが良いんです。

アルバム・タイトルの1曲目「バヒア・ダンス」は、サンバ・リズムに乗って、「尾花」が軽快にアコースティック・ギターをかき鳴らす。
何か、春先のサイクリングを連想させる、軽やかな、そしてスピーディな雰囲気のメロディが気持ち良いですね。
中間では、泣きのギター・フレーズも有って、セミ・プロらしからぬ?、中々のテクニックで、壷を押さえた演奏がgoodです。

3曲目「マリーサ」は、心寛ぐ、癒し系メロディのボサ・ノヴァ。

7曲目「エスカンダローサ」は、かなり重厚な曲調にプラスして、ゲスト・プレイヤーの「小澤」のパンデーロが、幻想的な異次元の世界を演出する。

4曲目「ソンハー」は、元気が出るメジャー調子のメロディで、聴いているだけで、明るく陽気な気持ちになります。

8曲目「メアリーズ~」は、正統的なボサ・ノヴァ・サウンド&メロディが、エンディングを飾るのに相応しい。
ラテン好きな方々が、聴き終わった後、安心して眠りに就く事を想定している様な曲ですね。

しかし、こんな才能を埋もらせておくのは、余りにももったいないなぁ。
「尾花毅」…いつかはメジャーな世界に出てきて欲しい、アーティストです。


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2 コメント

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わー (尾花毅)
2007-11-19 18:31:27
ギターの尾花です。
もう5、6年前の録音で今の僕のプレイスタイルとは
だいぶ違いますが、こんなにうれしいコメント頂いたのは初めてです。とてもうれしいです。

今は7弦ギターを使って古いサンバやショーロを
演奏しています。スティールパンとパンデイロと
僕の7弦ギターのトリオがおすすめです。
機会がありましたら是非ライブに足を運んでください。
いやーうれしいなー
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ご本人様からなんて…超嬉しい!! (えりっく$Φ)
2007-11-25 13:25:42
「尾花毅」さん、初めまして。
私、「紫のオルフェ」と言うブログ記事を書いている「えりっく$Φ(ドルフィー)」と申します。
先日は小生の拙いブログに、ご当人様が閲覧され、コメントを下さり、本当に感激しています。
実は「尾花」様の自作CDを、妻が仕事場の仲間から借りて来た時に、「聴いて見て」と言われて、聞かさせて頂いたのが、あの記事を書くきっかけになりました。
本音を言えば、CD購入したかったのですが、売っていないとお聞きして、泣く泣く諦めた次第です。
※私はアーティストの皆様の権利を守りたいので、CDコピーは一切しない主義なんです。
同じ神奈川県内に在住している縁もあって、近い将来、生演奏(ライブ)を聴ければ幸いです。
是非行ってみたいと思います。
尚、余談ですが、先週は殺人的な多忙で、(余り睡眠もとっていない…)尾花様が当ブログにコメントを残されていたのを知りませんでした。
悪しからず…。
今後も益々のご活躍をお祈り申し上げます。
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