今日も2枚目行こうかな?
久しぶりに、(ジャズ)女性ヴォーカル・アルバムでも如何ですか?
と言う事で、「ジューン・クリスティ」のこのアルバムを選びました。
ジャケットなんかを見ると、一見ライトな感じがして…でも、実はそんじょそこらのヴォーカル物とは、全然物が違いますぜ!
何故なら伴奏のメンバーがすごすぎなんだよね。
夫の「ボブ・クーパー」他、よだれが出る様な豪華メンバーにサプライズです。
アルバムタイトル…ジューン・ガット・リズム
パーソネル…ジューン・クリスティ(vo)
ボブ・クーパー(ts)
フランク・ロソリーノ(tb)
バド・シャンク(as、fl)
ローリンド・アルメイダ(g)
シェリー・マン(ds) 他
曲目…1.ロック・ミー・トゥ・スリープ、2.ジプシー・イン・マイ・ソウル、3.アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー、4.私からは奪えない、5.スイングがなければ、6.マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ、7.ホエン・ライツ・アー・ロウ、8.アイ・キャン・メイク・ユー・ラヴ・ミー、9.イージー・リヴィング、10.ブルー・ムーン、11.神の子はみな踊る
1958年6月~7月 録音
原盤…Capitol T-1076 発売…東芝EMI
CD番号…TOCJ-5316
演奏について…オープニング「ロック・ミー~」は、旦那「クーパー」が、粘着系のテナーでねっとりと妻君をサポートする。
「クリスティ」は、(旦那と異なって)比較的ライトに、シングするのが、面白い。
2曲目「ジプシー・イン~」では、ピアノ伴奏が小洒落ていて、センスが溢れています。
「マン」のブラッシュ・ワークも的確に壷を得ていて、「クリスティ」が少し気だるい雰囲気のヴォーカルで行くのですが、「マン」がキッチリ〆て、抑えているのは流石ですね。
3曲目「アイム・グラッド~」…「アルメイダ」のお上品なギターが、素晴らしい効果を上げていて、goodなトラックに仕上がっています。
「クリスティ」の一寸、ハスキーなヴォイスに「アルメイダ」の全編に渡る、略ソロの伴奏が見事に同化しているんです。
4曲目「私からは奪えない」…オープニングと同じような、ミドルサイズ(人員)のコンボをバックに、「クリスティ」が気持ち良く歌い上げますが、中途での「マン」のソロや「ブルックマイヤー」のトロンボーンが、お洒落なアクセントとなって曲を彩るんです。
かなりポップな仕上がりですが、結構行けますね。
5曲目「スイングがなければ」…元来、超絶技巧の黒人パワー系シンガー(エラとかカーメンとか)が得意とする楽曲なんですが、ここでの「クリスティ」…頑張っています。
中間のスキャットも的確で、隠れベスト・ソングです。
6曲目「マイ・ワン~」もどちらかと言うと、男性ベルベット・ヴォイス系に合う曲だと思いますが、「クリスティ」はしっかりとこなして歌っています。
ここでも「アルメイダ」のギター伴奏が冴えて、それ以上に美しく、クールなのが「バド・シャンク」のフルートで、この二人のアシストが、「クリスティー」を強固にサポートしてくれています。
7曲目「ホエン・ライツ~」…1、4曲目と同じ様な編曲で、旦那他のホーン・プレイヤーの一吹きが、曲間で其々アクセントを付けてくれます。
「クリスティ」は割りと淡々と歌います。
8曲目「アイ・キャン~」ピアノ伴奏から、始まるメジャー・コードのバラード・ソングですが、中途からこの曲でもホーン群が加わり、ゴージャスな雰囲気を作ってくれます。
だが、この後で旦那の「クーパー」と、トロンボーン「ブッルクマイヤー」が魅惑的なソロを取り、ジャズの醍醐味が味わえます。
9曲目「イージー・リヴィング」…言わずと知れた超名曲ですが、「クリスティ」は、どの曲でもあまり感情的にならずに、さらりと歌い上げます。
この曲でも、同様のアプローチなのですが、「アルメイダ」のギターと「シャンク」のフルート、そしてオルゴールの音が、この曲をメルヘンチックに飾って、とても可愛らしい、かすみ草の様なイメージにしています。
あえて、感情を廃して歌う?と言うのも有りなんですね。
10曲目「ブルーン・ムーン」…「クリスティ」の歌と、ピアノ、ベース、ドラムスのリズム・セクションが程好くブレンドされた音色と編曲?により、とても都会的でかっこいい仕上がりです。
正にジャズ女性ヴォーカルの王道的な演奏ですね。
ラストの「神の子はみな踊る」…ピアノでは「バド・パウエル」の超名演が有りますが、ここでの「クリスティ」は、緩やかな歌い出しの序奏から、徐々に早いリズムテンポになって…また緩楽章に戻したりと、スピードに変化を付けて、飽きさせません。
全編に渡って、「クリスティ」のヴォーカルを全面に出した企画と言うよりも、スーパー・スター的なバック・ミュージシャンと同格扱いで、さりげないヴォーカルにプラスして、端的だが、素晴らしいフレーズを一吹き…と言った、スターたちの共演、コラボな雰囲気が楽しめるアルバムと言うべきでしょう。
いずれにしても、買いの一枚でしょう。
久しぶりに、(ジャズ)女性ヴォーカル・アルバムでも如何ですか?
と言う事で、「ジューン・クリスティ」のこのアルバムを選びました。
ジャケットなんかを見ると、一見ライトな感じがして…でも、実はそんじょそこらのヴォーカル物とは、全然物が違いますぜ!
何故なら伴奏のメンバーがすごすぎなんだよね。
夫の「ボブ・クーパー」他、よだれが出る様な豪華メンバーにサプライズです。
アルバムタイトル…ジューン・ガット・リズム
パーソネル…ジューン・クリスティ(vo)
ボブ・クーパー(ts)
フランク・ロソリーノ(tb)
バド・シャンク(as、fl)
ローリンド・アルメイダ(g)
シェリー・マン(ds) 他
曲目…1.ロック・ミー・トゥ・スリープ、2.ジプシー・イン・マイ・ソウル、3.アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー、4.私からは奪えない、5.スイングがなければ、6.マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ、7.ホエン・ライツ・アー・ロウ、8.アイ・キャン・メイク・ユー・ラヴ・ミー、9.イージー・リヴィング、10.ブルー・ムーン、11.神の子はみな踊る
1958年6月~7月 録音
原盤…Capitol T-1076 発売…東芝EMI
CD番号…TOCJ-5316
演奏について…オープニング「ロック・ミー~」は、旦那「クーパー」が、粘着系のテナーでねっとりと妻君をサポートする。
「クリスティ」は、(旦那と異なって)比較的ライトに、シングするのが、面白い。
2曲目「ジプシー・イン~」では、ピアノ伴奏が小洒落ていて、センスが溢れています。
「マン」のブラッシュ・ワークも的確に壷を得ていて、「クリスティ」が少し気だるい雰囲気のヴォーカルで行くのですが、「マン」がキッチリ〆て、抑えているのは流石ですね。
3曲目「アイム・グラッド~」…「アルメイダ」のお上品なギターが、素晴らしい効果を上げていて、goodなトラックに仕上がっています。
「クリスティ」の一寸、ハスキーなヴォイスに「アルメイダ」の全編に渡る、略ソロの伴奏が見事に同化しているんです。
4曲目「私からは奪えない」…オープニングと同じような、ミドルサイズ(人員)のコンボをバックに、「クリスティ」が気持ち良く歌い上げますが、中途での「マン」のソロや「ブルックマイヤー」のトロンボーンが、お洒落なアクセントとなって曲を彩るんです。
かなりポップな仕上がりですが、結構行けますね。
5曲目「スイングがなければ」…元来、超絶技巧の黒人パワー系シンガー(エラとかカーメンとか)が得意とする楽曲なんですが、ここでの「クリスティ」…頑張っています。
中間のスキャットも的確で、隠れベスト・ソングです。
6曲目「マイ・ワン~」もどちらかと言うと、男性ベルベット・ヴォイス系に合う曲だと思いますが、「クリスティ」はしっかりとこなして歌っています。
ここでも「アルメイダ」のギター伴奏が冴えて、それ以上に美しく、クールなのが「バド・シャンク」のフルートで、この二人のアシストが、「クリスティー」を強固にサポートしてくれています。
7曲目「ホエン・ライツ~」…1、4曲目と同じ様な編曲で、旦那他のホーン・プレイヤーの一吹きが、曲間で其々アクセントを付けてくれます。
「クリスティ」は割りと淡々と歌います。
8曲目「アイ・キャン~」ピアノ伴奏から、始まるメジャー・コードのバラード・ソングですが、中途からこの曲でもホーン群が加わり、ゴージャスな雰囲気を作ってくれます。
だが、この後で旦那の「クーパー」と、トロンボーン「ブッルクマイヤー」が魅惑的なソロを取り、ジャズの醍醐味が味わえます。
9曲目「イージー・リヴィング」…言わずと知れた超名曲ですが、「クリスティ」は、どの曲でもあまり感情的にならずに、さらりと歌い上げます。
この曲でも、同様のアプローチなのですが、「アルメイダ」のギターと「シャンク」のフルート、そしてオルゴールの音が、この曲をメルヘンチックに飾って、とても可愛らしい、かすみ草の様なイメージにしています。
あえて、感情を廃して歌う?と言うのも有りなんですね。
10曲目「ブルーン・ムーン」…「クリスティ」の歌と、ピアノ、ベース、ドラムスのリズム・セクションが程好くブレンドされた音色と編曲?により、とても都会的でかっこいい仕上がりです。
正にジャズ女性ヴォーカルの王道的な演奏ですね。
ラストの「神の子はみな踊る」…ピアノでは「バド・パウエル」の超名演が有りますが、ここでの「クリスティ」は、緩やかな歌い出しの序奏から、徐々に早いリズムテンポになって…また緩楽章に戻したりと、スピードに変化を付けて、飽きさせません。
全編に渡って、「クリスティ」のヴォーカルを全面に出した企画と言うよりも、スーパー・スター的なバック・ミュージシャンと同格扱いで、さりげないヴォーカルにプラスして、端的だが、素晴らしいフレーズを一吹き…と言った、スターたちの共演、コラボな雰囲気が楽しめるアルバムと言うべきでしょう。
いずれにしても、買いの一枚でしょう。
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