紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

白人女性ヴォーカルとマンボの王様の夢の共演…タバスコの香り

2007-05-29 22:56:32 | ジャズ・ヴォーカル
今日も昨日に引き続き、女性ヴォーカルアルバムを紹介します。

しかも、ヴォーカリストはジャズ&ポップス等を歌う白人美人歌手で有名な「ローズマリー・クルーニー」で、バックを務めるのは、マンボの王様「ペレス・プラード楽団」と言う豪華版です。
タイトル通り、このアルバムはラテン大好きな私にとっては非常にベタな盤です。

アルバムタイトル…「タバスコの香り」

パーソネル…ローズマリー・クルーニー(vo)
      ペレス・プラード楽団

1959年7月30日、31日、8月15日 LA録音

曲目…1.メロンの心、2.ライク・ア・ウーマン、3.瞳は君ゆえに、4.マジック・イズ・ザ・ムーンライト、5.小さなスペインの町で、6.キエン・セラ、7.マック・ザ・ナイフ、8.バリ・ハイ、9.ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー、10.ク・ク・ル・ク・ク・パロマ、11.くたびれもうけ、12.アディオス、13.小さなスペインの町で(インストver)

演奏(曲)について…まず第1のお薦めは、6曲目の名曲「キエン・セラ」がヴォーカル、演奏とも秀逸で良い。
ローズマリーの色香のあるヴォイスに対して、プラードバンドのホーンセクションも「男の色香」を漂わせて、ローズマリーに上手絡む。
リズムセクションもこの二人?の対決を後押ししていて、本当に素晴らしい。

次いで8曲目「バリ・ハイ」が、個人的には非常にお気に入り。
何故なら私のIDに使うほど、私はバリ島が大好きなので、この曲・演奏を聴くと、本当にバリに行ったような、南太平洋の真っ青な空と海をイメージさせる、名曲・名唱です。

10曲目「ク・ク~」はこのアルバム一番のローズマリーの名唱が聴けます。
この歌では、彼女がただの美人歌手ではない、確かな歌唱力を保持した、ジャズ歌手と言うことを改めて認識させてくれます。

オープニングの「メロンの心」は、これ1曲で、正に「タバスコの香り」へとトリップさせる、異国情緒プンプンの良演。

4曲目「マジック~」はペレスプラード楽団の明るく楽しい名演奏に、耳を奪われ、ローズマリーの歌も同調していて、曲の楽しさを倍化させている。

引き続き、2曲目「ライク~」と7曲目「マック~」は、スピーディなテンポでグイグイ推し進めるラテンエンジン全開の佳演。
聴いている自分が、思わず体がリズムを刻み出すほど。

13曲目の「小さな~」のインストヴァージョンは、ペレス・プラード楽団の純粋な実力が分かる演奏で、ウッと言う楽しい掛け声の中演奏は終了する。


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