紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

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半世紀以上経った今でも色褪せない永遠の名演「ブレイン&カラヤン」~「モーツァルトホルン協奏曲集」

2007-04-29 23:36:05 | クラシック交響曲・管弦楽曲・協奏曲
このアルバムはイギリスが生んだ不世出の天才ホルン奏者、「デニス・ブレイン」の代表作であり、半世紀以上経った今でも誰一人越える事の出来ない(並ぶ事すら出来ない)永遠不滅の名盤である。

ホルン奏者「デニス・ブレイン」は、1957年9月1日ロンドン北部にて、自ら運転するスポーツカーで事故を起こして、わずか36歳で夭逝した。
ホルンは楽器の中でも最も演奏が難しいと言われており、この楽器を自由自在?に操る事の出来るミュージシャンが唯一絶対「ブレイン」なのである。

そして、バックを務めているのが、若かりし頃の「ヘルベルト・フォン・カラヤン」とフィルハーモニア管弦楽団である。
この頃の「カラヤン」は晩年のような人工的な磨きぬかれた「カラヤン節」での演奏ではなく、かなりオーケストラの自発性を尊重する様な自然体の演奏で非常に好感が持てます。


1953年11月12日、13日&23日 録音

曲目…モーツァルトホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412
   モーツァルトホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
   モーツァルトホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
   モーツァルトホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495

演奏(曲)について…まぁ上記にて、「ブレイン」を神格化する程褒めていますので、4曲全ての楽章とも演奏自体はけちをつける様な所は全く有りません。
そうなると最もお薦めの曲は、曲自体の魅力によると思います。

ベスト1はやはり曲の完成度が高い第4番だと思います。
次いで、非常にフレッシュな魅力が溢れている第1番でしょうか。
いずれにしても、古今東西「モーツァルトホルン協奏曲」集と言えばこのアルバムに限りますので、是非天才の残した奇蹟を聴いて下さい。

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