紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

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夜のしじまに聴くヴォーカル、「ジュリー・ロンドン」~「アラウンド・ミッドナイト」

2007-04-14 23:36:23 | ジャズ・ヴォーカル
今日は一部に熱狂的なマニアが存在する、白人女性ヴォーカルアルバムから、ジュリー・ロンドンのアラウンド・ミッドナイトを紹介します。
とにかくごらんの通りの美人ですし、色香のあるハスキー・ヴォイスは、世の男性諸氏にはたまらん魅力が有ると思います。
それも、ただ美人なだけでなく歌の実力もかなりあります。
このアルバムはバックはオーケストラですので、伴奏ミュージシャンに聴くべき部分は殆どありません。
あくまで、ジュリーの引き立て役であり、一言で言えばBGMのような物なので、やはり、聴き所は「ジュリーの歌」につきるでしょう。
では、詳細について…

アルバムタイトル…「アラウンド・ミッドナイト」

ヴォーカル…ジュリー・ロンドン 編曲・指揮…ディック・レイノルズ

曲目…1.ラウンド・ミッドナイト、2.ロンリー・ナイト・イン・パリ、3.ミスティ、4.ブラック・コーヒー、5.ラッシュ・ライフ、6.朝のひととき、7.ベッドで煙草は良くないわ、8.貴方と夜と音楽と、9.サムシング・クール、10.ハウ・アバウト・ミー、11.バット・ノット・フォー・ミー、12.パーティ・イズ・オーヴァー

演奏(曲)について…このアルバム推薦の動機と根拠は、第一には冒頭の通り、ジュリーのヴォーカルの素晴らしさで、第二は演奏曲(歌っている曲)の良さによります。
1曲目はモンク作の超名曲で、ジュリーのハスキーヴォイスに良くマッチしています。
3曲目の「ミスティ」はエロール・ガーナー作曲のこれも超名曲。
4曲目の「ブラック~」はジャズヴォーカル屈指の名曲で、世間的には「ペギー・リー」がベスト1の絶唱をしています。
5曲目の「ラッシュ~」も有名曲(私としてはテナーのコルトレーンがベストですが…)
8曲目の「貴方と~」は個人的にこのアルバムで一番好きって言うか、曲自体が大好きなんですよ。(ベストは勿論、ビル・エヴァンスだよ!!)
9曲目「サムシング~」はジュリーのライバルと言うか、タイプは全く違うヴォーカリストだが、「ジューン・クリスティ」の代名詞の有名曲。
それから、11曲目「バット~」はガーシュインの名曲。

いずれの名曲もベスト1演奏は他にあるが、ジュリーはマイペースで、彼女の魅力が溢れ出ていて、充分聴き応えのあるアルバムに仕上げている。
これだけのベスト盤のような楽曲のヴォーカル・アルバムは余り無いですよ。
夜聴くアルバムには最適の一枚です。


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