タイトルが仰々しいのですが、解説帯(中山康樹氏著)から、少しばかり拝借させて頂きましたが、正しくその通りの内容で、付け加えるなら、泥臭く無いブルースと「グラント・グリーン」の答えと言うのも入れたいですね。
清書してみますと…ブルーノートとは?グラント・グリーンとは?ソウルとは?ハイセンスなブルースとは?そしてジャズとは何?の答が、出されたアルバムなんです。
アルバムタイトル…アム・アイ・ブルー
パーソネル…リーダー;グラント・グリーン(g)
ジョー・ヘンダーソン(ts)
ジョニー・コールズ(tp)
ジョン・パットン(org)
ベン・ディクソン(ds)
曲目…1.アム・アイ・ブルー、2.テイク・ジーズ・チェインズ、3.アイ・ワナ・ビー・ラヴド、4.スイート・スランバー、5.フォー・オール・ウィ・ノウ
1963年5月16日録音
原盤…BLUE NOTE ST-84139 発売…東芝EMI
CD番号…TOCJ-6568
演奏について…オープニングでは、表題曲でも有る「アム・アイ・ブルー」から始まる。
「グラント・グリーン」のブルージーでソウルフルな、感情表現豊かなギター・プレイがノッケから最後まで全力投球される。
伴奏陣の中で、特に色を副えるのは、オルガンの「ジョン・パットン」…彼の素晴らしいプレイとアドリブが、このアルバムのソウル色、ブルース魂のステージを何段階も上げる原動力となっている。
中間での「ヘンダーソン」のテナーも魅惑的だし、「ベン・ディクソン」のドラミングもgood jobです。
2曲目「テイク・ジーズ~」…寛ぎ系の4ビートに寄せて、「グリーン」が寛容なソロを取る。
バックでは、「パットン」のオルガンと「ディクソン」のドラムは淡々とリズムを刻むのだが、単純でありながらもブルース・フィーリングに満ち溢れていて、「グリーン」のインスパイアに貢献している。
「コールズ」「ヘンダーソン」のソロも、ほのぼのとしたトーンとメロディで、とてもフレンドリーな曲に仕上がった。
こう言う、ミディアムで楽しい曲も良いもんだ。
3曲目「アイ・ワナ・ビー・ラヴド」…スローなテンポで、「グリーン」が、感情移入たっぷりにアドリブを弾く、アルバム一押しのバラード(ブルーズ)・チューン。
ホーン2人は、ユニゾン伴奏で、千両役者、いや(立場上、横綱の)「グリーン」の、露払と太刀持ちとして、バッチリ、サイドプレイを演ってくれます。
勿論、「パットン」の優雅なオルガンと「ディクソン」の赤銅色のブラッシュ・ワークのアシストも良いですよ。
終盤ソロを取る「コールズ」の叙情性たっぷりのトランペットが…胸にグッと来ます。
「コールマン」ってこんなに良いトランペッターだったのかと改めて惚れ直す事間違い無しです。
4曲目「スイート・スランバー」…序奏は「コールズ」がメインとなって、テーマを吹き、3曲目と同様、ここでもとても素晴らしいバラッド演奏が幕を開ける。
「グリーン」の演奏はメロディ・ラインをあまり崩さず、原曲の美しさを充分に活かしたアドリブ・プレイを演ってくれるんです。
また、「パットン」のオルガン演奏が、音の使用を極力抑えて、少な目のフレーズで、お上品に曲を修飾してくれて…より一層、曲のセンスが上がってますね。
しかし、ソロに入ると、流石「パットン」と言える…青白いオルガン・サウンドで、夜月の様な存在を誇ります。
曲の大半を支配する「グリーン」「パットン」「ディクソン」のトリオ?演奏に、音楽のミューズを見る(かも知れません。)(笑・中笑・大笑)
ラストの「フォー・オール~」も、力の抜けたライトな感覚で曲が始まります。
しかし、「グリーン」の次にソロを演る「コールズ」のミュート・プレイの美しさが、最高に行けていて、ライト感覚からバージョン・アップさせて行きます。
このアルバム全体のコンセプトに合致した、とても魅惑的なプレイ…まじに良いんですよ。
その後の「ヘンダーソン」も、バリバリと言う感じでは無く、幾分抑え目の、内なる感情表現寄りのアドリブを吹いて、「コールズ」同様に曲を知的に仕上げます。
ソロイストはもう一度、「グリーン」に戻り、好フレーズを続けて、それを受けた「パットン」も、最後の見せ場とばかり、ちょいとハード目のアドリブを演って、フィナーレまで盛り上げてくれます。
このメンバー…各人がブルーノートの秘蔵っ子なので、徹頭徹尾ブルー・ノート・レーベルの良い部分が凝縮されて、濃いエッセンスが集約されたアルバムに仕上がっています。
清書してみますと…ブルーノートとは?グラント・グリーンとは?ソウルとは?ハイセンスなブルースとは?そしてジャズとは何?の答が、出されたアルバムなんです。
アルバムタイトル…アム・アイ・ブルー
パーソネル…リーダー;グラント・グリーン(g)
ジョー・ヘンダーソン(ts)
ジョニー・コールズ(tp)
ジョン・パットン(org)
ベン・ディクソン(ds)
曲目…1.アム・アイ・ブルー、2.テイク・ジーズ・チェインズ、3.アイ・ワナ・ビー・ラヴド、4.スイート・スランバー、5.フォー・オール・ウィ・ノウ
1963年5月16日録音
原盤…BLUE NOTE ST-84139 発売…東芝EMI
CD番号…TOCJ-6568
演奏について…オープニングでは、表題曲でも有る「アム・アイ・ブルー」から始まる。
「グラント・グリーン」のブルージーでソウルフルな、感情表現豊かなギター・プレイがノッケから最後まで全力投球される。
伴奏陣の中で、特に色を副えるのは、オルガンの「ジョン・パットン」…彼の素晴らしいプレイとアドリブが、このアルバムのソウル色、ブルース魂のステージを何段階も上げる原動力となっている。
中間での「ヘンダーソン」のテナーも魅惑的だし、「ベン・ディクソン」のドラミングもgood jobです。
2曲目「テイク・ジーズ~」…寛ぎ系の4ビートに寄せて、「グリーン」が寛容なソロを取る。
バックでは、「パットン」のオルガンと「ディクソン」のドラムは淡々とリズムを刻むのだが、単純でありながらもブルース・フィーリングに満ち溢れていて、「グリーン」のインスパイアに貢献している。
「コールズ」「ヘンダーソン」のソロも、ほのぼのとしたトーンとメロディで、とてもフレンドリーな曲に仕上がった。
こう言う、ミディアムで楽しい曲も良いもんだ。
3曲目「アイ・ワナ・ビー・ラヴド」…スローなテンポで、「グリーン」が、感情移入たっぷりにアドリブを弾く、アルバム一押しのバラード(ブルーズ)・チューン。
ホーン2人は、ユニゾン伴奏で、千両役者、いや(立場上、横綱の)「グリーン」の、露払と太刀持ちとして、バッチリ、サイドプレイを演ってくれます。
勿論、「パットン」の優雅なオルガンと「ディクソン」の赤銅色のブラッシュ・ワークのアシストも良いですよ。
終盤ソロを取る「コールズ」の叙情性たっぷりのトランペットが…胸にグッと来ます。
「コールマン」ってこんなに良いトランペッターだったのかと改めて惚れ直す事間違い無しです。
4曲目「スイート・スランバー」…序奏は「コールズ」がメインとなって、テーマを吹き、3曲目と同様、ここでもとても素晴らしいバラッド演奏が幕を開ける。
「グリーン」の演奏はメロディ・ラインをあまり崩さず、原曲の美しさを充分に活かしたアドリブ・プレイを演ってくれるんです。
また、「パットン」のオルガン演奏が、音の使用を極力抑えて、少な目のフレーズで、お上品に曲を修飾してくれて…より一層、曲のセンスが上がってますね。
しかし、ソロに入ると、流石「パットン」と言える…青白いオルガン・サウンドで、夜月の様な存在を誇ります。
曲の大半を支配する「グリーン」「パットン」「ディクソン」のトリオ?演奏に、音楽のミューズを見る(かも知れません。)(笑・中笑・大笑)
ラストの「フォー・オール~」も、力の抜けたライトな感覚で曲が始まります。
しかし、「グリーン」の次にソロを演る「コールズ」のミュート・プレイの美しさが、最高に行けていて、ライト感覚からバージョン・アップさせて行きます。
このアルバム全体のコンセプトに合致した、とても魅惑的なプレイ…まじに良いんですよ。
その後の「ヘンダーソン」も、バリバリと言う感じでは無く、幾分抑え目の、内なる感情表現寄りのアドリブを吹いて、「コールズ」同様に曲を知的に仕上げます。
ソロイストはもう一度、「グリーン」に戻り、好フレーズを続けて、それを受けた「パットン」も、最後の見せ場とばかり、ちょいとハード目のアドリブを演って、フィナーレまで盛り上げてくれます。
このメンバー…各人がブルーノートの秘蔵っ子なので、徹頭徹尾ブルー・ノート・レーベルの良い部分が凝縮されて、濃いエッセンスが集約されたアルバムに仕上がっています。