ブルーノート出身で、空間をすごく上手く使うピアニストが、今日紹介の「アンドリュー・ヒル」です。
そして、このアルバムに参加したメンバーも、彼の作り出す世界にジャストフィットする、ヴァイブの「ボビー・ハッチャーソン」と、スーパー硬派のベーシスト「リチャード・デイヴィス」、そして、これまた「デイヴィス」の相棒の兄貴キャラ「エルヴィン・ジョーンズ」と言う申し分ないメンツです。
メンバー構成を聞いただけで、もう演奏が分かりそうな感じで、よだれ物です。
アルバムタイトル…ジャッジメント
パーソネル…リーダー;アンドリュー・ヒル(p)
ボビー・ハッチャーソン(vib)
リチャード・デイヴィス(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
曲目…1.シエト・オチョ、2.フレア・フロップ、3.ヨカダ・ヨカダ、4.アルフレッド、5.ジャッジメント、6.リコンリエーション
1964年1月8日
原盤…BLUE NOTE 84159 発売…東芝EMI
CD番号…TOCJ-4159
演奏について…まず、全曲「ヒル」のオリジナル曲であり、革新的なヴァイブ奏者「ハッチャーソン」が加わった事によって、「ヒル」の空間的な「間」とセンスを活かした演奏が、より一層輝きを増すのである。
リズムの二人は、これ以上に無いバリバリ硬派であり、硬派と言っても不良学○じゃないし、ましてヤ○ザでもチン○ラでも無い。
もっと怖い右○団体のボスか、逆にロ○アK○Bぐらいの過激さを持つ、超大物二人である。
この二人にガッチリ基礎を支えられて、「ヒル」と「ハッチャーソン」は、自由気ままに大空を舞うのである。
さて、お薦め曲だが、全曲変拍子のリズムが多く、個性的な曲ばかりなのだが、その中で逆に毛色が変わっているのは、変拍子では無くてオーソドックスなリズムで、沈静化されたリリシズムがとても品が良く、趣を感じさせる4曲目「アルフレッド」が抜群に良い出来だ。
その名の通り、名プロデューサー「アルフレッド・ライオン」に捧げられた曲であり、「ヒル」が単なる物珍しいピアニストでは無く、恐るべき才能を持っている(コンポーザー)だと言う事を思い知らされる。
この中の主役は、ピッチカートベースで分厚く引き続ける「デイヴィス」と、間を活かす「ヒル」の二人だ。
「ハッチャーソン」も、所々で伴奏をつけて、名演に色を添える。
5曲目、表題曲の「ジャッジメント」も抜群に良い演奏だ。
この曲では、何と言っても中途でソロをとる「エルヴィン」がカッコイイ。
「ハッチャーソン」も、優れたアドリブをびんびんに敲き、「デイヴィス」は完全にわが道を突き進むが如く、骨太ベースをガッツリ弾き通す。
ここでは「ヒル」は伴奏に終始する程、3人が熱く燃えている。
寛ぎ調の6曲目「リコンシリエーション」…序奏は変則拍子の「モダン・ジャズ・カルテット」的に始まるが、すぐにこの新主流派の世界にトリップをする。
ここでもベースの「デイヴィス」がすごい!!凄すぎる。
「エルヴィン」は、ブラッシュ・ワークだが、やはり硬派だ。
「ヒル」は素晴らしく出来が良く、半音をとても上手く使って曲を印象派的に描ききる。
彼の個性が良い方に全面的に出た演奏だ。
「ハッチャーソン」は、エンディングで一発参加して、聴かせる。
1曲目「シエト・オチョ」…その名の通り7/8拍子なのだが、「ヒル」が雨だれの様に煌めいたソロを取り、「ハッチャーソン」もそれに合わせて、ハイセンスのアドリブをかます。
「デイヴィス」「エルヴィン」の二人は、ハードにリズムをキープして、彼等をアシストする。
しかし「エルヴィン」のドラムソロ、パワフルで超絶技巧で、流石の一言。
やはりこのリズム二人は、化物だぜぃ。
そして、このアルバムに参加したメンバーも、彼の作り出す世界にジャストフィットする、ヴァイブの「ボビー・ハッチャーソン」と、スーパー硬派のベーシスト「リチャード・デイヴィス」、そして、これまた「デイヴィス」の相棒の兄貴キャラ「エルヴィン・ジョーンズ」と言う申し分ないメンツです。
メンバー構成を聞いただけで、もう演奏が分かりそうな感じで、よだれ物です。
アルバムタイトル…ジャッジメント
パーソネル…リーダー;アンドリュー・ヒル(p)
ボビー・ハッチャーソン(vib)
リチャード・デイヴィス(b)
エルヴィン・ジョーンズ(ds)
曲目…1.シエト・オチョ、2.フレア・フロップ、3.ヨカダ・ヨカダ、4.アルフレッド、5.ジャッジメント、6.リコンリエーション
1964年1月8日
原盤…BLUE NOTE 84159 発売…東芝EMI
CD番号…TOCJ-4159
演奏について…まず、全曲「ヒル」のオリジナル曲であり、革新的なヴァイブ奏者「ハッチャーソン」が加わった事によって、「ヒル」の空間的な「間」とセンスを活かした演奏が、より一層輝きを増すのである。
リズムの二人は、これ以上に無いバリバリ硬派であり、硬派と言っても不良学○じゃないし、ましてヤ○ザでもチン○ラでも無い。
もっと怖い右○団体のボスか、逆にロ○アK○Bぐらいの過激さを持つ、超大物二人である。
この二人にガッチリ基礎を支えられて、「ヒル」と「ハッチャーソン」は、自由気ままに大空を舞うのである。
さて、お薦め曲だが、全曲変拍子のリズムが多く、個性的な曲ばかりなのだが、その中で逆に毛色が変わっているのは、変拍子では無くてオーソドックスなリズムで、沈静化されたリリシズムがとても品が良く、趣を感じさせる4曲目「アルフレッド」が抜群に良い出来だ。
その名の通り、名プロデューサー「アルフレッド・ライオン」に捧げられた曲であり、「ヒル」が単なる物珍しいピアニストでは無く、恐るべき才能を持っている(コンポーザー)だと言う事を思い知らされる。
この中の主役は、ピッチカートベースで分厚く引き続ける「デイヴィス」と、間を活かす「ヒル」の二人だ。
「ハッチャーソン」も、所々で伴奏をつけて、名演に色を添える。
5曲目、表題曲の「ジャッジメント」も抜群に良い演奏だ。
この曲では、何と言っても中途でソロをとる「エルヴィン」がカッコイイ。
「ハッチャーソン」も、優れたアドリブをびんびんに敲き、「デイヴィス」は完全にわが道を突き進むが如く、骨太ベースをガッツリ弾き通す。
ここでは「ヒル」は伴奏に終始する程、3人が熱く燃えている。
寛ぎ調の6曲目「リコンシリエーション」…序奏は変則拍子の「モダン・ジャズ・カルテット」的に始まるが、すぐにこの新主流派の世界にトリップをする。
ここでもベースの「デイヴィス」がすごい!!凄すぎる。
「エルヴィン」は、ブラッシュ・ワークだが、やはり硬派だ。
「ヒル」は素晴らしく出来が良く、半音をとても上手く使って曲を印象派的に描ききる。
彼の個性が良い方に全面的に出た演奏だ。
「ハッチャーソン」は、エンディングで一発参加して、聴かせる。
1曲目「シエト・オチョ」…その名の通り7/8拍子なのだが、「ヒル」が雨だれの様に煌めいたソロを取り、「ハッチャーソン」もそれに合わせて、ハイセンスのアドリブをかます。
「デイヴィス」「エルヴィン」の二人は、ハードにリズムをキープして、彼等をアシストする。
しかし「エルヴィン」のドラムソロ、パワフルで超絶技巧で、流石の一言。
やはりこのリズム二人は、化物だぜぃ。