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パクリと話題になった『絶望先生』268話は単行本未収録に。

2011年10月18日 10時39分19秒 | 漫画
 私は今回の出来事に対して示された、久米田 康治さんの姿勢が好きです。お人柄がしのばれるというか、自分の作品と「ドラえもん」のどちらにも、真摯に向き合っている創作者の誇りが感じられました。

☆ぜひアル様にこのリンク先の記事をご覧になって頂いて、ご意見をお聞きしたいです。

小学館ドラえもんルームの「ドラえもんが、久米田先生の血となり肉となっていて、記憶の奥底にあったのかもしれませんが、それは光栄なことです」というお返事も素晴らしい。

「昔読んだものが、潜在意識に残り自分の創造物として引き出してしまう事があるのか、脳科学の面からも専門家に聞いてきたいと思います」という久米田さん、それこそが血となり肉となりなんだから、今回は気にされなくて良いんじゃないでしょうか?



★「ぷりそく! /パクリと話題になった『絶望先生』268話は単行本未収録に。久米田先生「死にたい……」( http://blog.livedoor.jp/peperon999/archives/4690629.html )より引用

*リンク先の記事には、冒頭に久米田さんのこのお話に対する説明文があります。

この問題のまとめ↓

>>493
単行本で一話欠番がある
その話はドラえもん12巻の話とモロにネタ被りしていると指摘を受けた
過去に読んだはずだが全く記憶になかったし周囲も気付かなかった

単行本編集時に藤子プロ・小学館に被ってしまった旨連絡取った
とても寛大な対応をされて逆にこっちがイチャモンつけたみたいになって申し訳ない
単行本掲載は自粛した

無意識のうちに過去読んだものと被るんだったら怖くてもう何も描けない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、『絶望先生』を読んだら、描いてる人がどれだけ繊細かすぐ判ると思うんだけど、

>>532
マイナス思考で絶望みたいな漫画書いてんのかよ!

って書いてる人が居てびっくり。S・キングが、コンプレックスも何も無いウルトラハイ!な性格であの小説たちを書いてたら、逆にめっちゃ恐いわ(苦笑)某テニス漫画を読んで、作者さんのウルトラプラス思考を存分に浴びる事をお勧めします。

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2 コメント

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こんばんは。 (アル)
2011-10-18 17:44:39
久米田先生の先人に対する配慮、ドラえもんルームの心遣いなど、どちらも好印象でした。また久米田先生が無意識にこのネタを思いついたのは凄いと驚きました。

単行本に収録されなかったのは残念ですが、今後の事を考えると、その方が良かったのかもしれません。
もし悪意のある人が「偶然」「無意識」を装って、今回の事例を悪用し、「偶然被る事はこの業界ではある事だから、仕方ない」と単行本収録などを認めさせてしまう恐れが無いとは言えないと思います。作品への誇りを持った人たちの行いが、悪用されない事を祈るばかりです。

様々な作品が発表されてますから、絶対に被らないネタ、というのは難しいでしょうね。改めて作品を制作する方の苦労を感じました。
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いつも、無理を聞いて下さって、ありがとうございます。 (すず)
2011-10-18 19:40:27
>アル様

 こんばんは。いつも無理を聞いて下さってありがとうございます!
博識なアル様なら、この記事についても、ご意見を伺えるのではと思いまして、お願いした次第です。

>単行本に収録されなかったのは残念ですが、今後の事を考えると、その方が良かったのかもしれません~作品への誇りを持った人たちの行いが、悪用されない事を祈るばかりです。

あぁ、同じようなお考えの方が居て下さった!(安心)恐らく、久米田さんも相当葛藤されたと思うんです。そのうえで、こういう処置をとられたのは、アル様の仰るように「前例」にされる事は耐えられないという強いお気持ちがあるのではと思いました。

しかし、正直言って「偉大な創作家とまったくかぶらない創作」というのは、しんどいですよね~(苦笑)それでも、この条件をクリアする作家さんもおられる訳で、ほとほと厳しい時代だなぁと思います。
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