酔漢様のお宅で「ゴミを”投げる”は、神奈川の人に通じなかった」というお話しから始まった愉快な方言についての体験談。(ちなみに東北弁では「投げる=捨てる」です)そのコメント欄での、クリス様と私の会話を一部ご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>クリス様
それと『~しなきゃない』って方言だったんですか!
例えば「明日までに、この書類を仕上げなきゃない」は、「明日までに、この書類を仕上げないとならない」って言わないと伝わらないって事ですよね?うわ~ん、ショック。
>すず様
そーですそーです。
「明日までにこの書類を仕上げなければならない」
が共通語で、うちの方言だと、
「~仕上げなんねぇ」
「~仕上げねぇどなんねぇんだ」
といったところです。
えーと、
「今日も暑いよわ~」
「○○しといてわ」
「休みは帰んのわ?」
こんな使い方だったと思いますが、よく聞かれませんか?
そういえば、『いきなり』も方言ですよね。
例えば、猛暑日がずーっと続いているような時に、
「今日もいきなし(いきなり)暑い」
って言われたら、ちょっと戸惑います。だって、ずっと暑かったのに…って。
共通語では、『いきなり』って、『急に、突然』っていう意味しかないので。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『いきなり』も厳密に言うと「いぎなり」ですね(苦笑)「いぎなり」は「すごく」の意味で使います。
ところが、クリス様の仰る『今日も暑いよわ~』の『~よわ』を、私は聞いた事が無いんですよ。
物凄く局地的な方言話しになってる気がするんですが(笑)私が嫁いできてから知った方言に『~っこ』というものがあります。
「いま畑から、ナスっこもいでけっから」
「いいあんばいになってこと、よめっこさもやんべ」
「んだ、いっぱいやっからつけてくえ」
翻訳:「いま畑に植えてあるナスから、実を獲ってあげるわね」
「とても良く育っているから、お嫁さんにもあげましょう」
「そうだね、たくさんあげるから漬物にして食べなさいよ」
有機物とか関係なく「~っこ」てつくんですよね~。私は可愛いなぁと思っているんですが、地元生まれの人にそう伝えたらムッされてしまった(汗)
この「標準語だと思ったら方言だった」体験談が、ネットでも面白いネタとして取り上げられているのを見つけました。
★「標準語じゃないの?と驚いた方言集」( http://netallica.yahoo.co.jp/news/206127 )より引用
いつも使っている言葉なのに、同僚や友人から「えっ!? それどういう意味?」と聞き返されて、慌てて言い直した経験はありませんか?「標準語」だと思っていたら、実は「方言だった」という言葉は意外とあるようです。
ごみを捨てる → ごみを投げる(北海道/秋田/青森/山形など、主に東北地方)
→ ごみをほかす(奈良/滋賀/京都/兵庫/大阪など、主に関西地方)
→ ごみをほかる(愛知)
→ ごみをほる(三重)
三重出身の人は「ごみ捨て当番」を「ごみほり当番」と言っていたそうです。
(中略)
また、北海道や宮城で使われる「いずい」という方言も、一言で複雑なニュアンスを表現するため、標準語に直すのが難しいのだとか。
例えば「この服、なんかいずい」(この服、なんだかしっくりこない)というように、ちょっと違和感があるときや、なんとなく合っていないときに使うといいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
厳密に言うと「いずい」じゃなくて「いづい」だよね(苦笑)「あんべぇ悪い」とか「しづないごだ、ちょどしてろ」とかのニュアンスを表す東北弁は、標準語に翻訳不可なものが多くて困ります。「あんべぇ=具合」「しづない=うるさい」「ちょどしてろ=じっとしていろ」となるんですが、「しづない」には「ずっと我慢してきたけど、やっぱり我慢できないくらい、物凄くうるさい」といった状況的なニュアンスがあるんですよ。
皆さんが、夏休みやお盆で実家に帰られて気づいた「標準語じゃないの?と驚いた方言」体験談がありましたら、ぜひお聞かせ下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>クリス様
それと『~しなきゃない』って方言だったんですか!
例えば「明日までに、この書類を仕上げなきゃない」は、「明日までに、この書類を仕上げないとならない」って言わないと伝わらないって事ですよね?うわ~ん、ショック。
>すず様
そーですそーです。
「明日までにこの書類を仕上げなければならない」
が共通語で、うちの方言だと、
「~仕上げなんねぇ」
「~仕上げねぇどなんねぇんだ」
といったところです。
えーと、
「今日も暑いよわ~」
「○○しといてわ」
「休みは帰んのわ?」
こんな使い方だったと思いますが、よく聞かれませんか?
そういえば、『いきなり』も方言ですよね。
例えば、猛暑日がずーっと続いているような時に、
「今日もいきなし(いきなり)暑い」
って言われたら、ちょっと戸惑います。だって、ずっと暑かったのに…って。
共通語では、『いきなり』って、『急に、突然』っていう意味しかないので。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『いきなり』も厳密に言うと「いぎなり」ですね(苦笑)「いぎなり」は「すごく」の意味で使います。
ところが、クリス様の仰る『今日も暑いよわ~』の『~よわ』を、私は聞いた事が無いんですよ。
物凄く局地的な方言話しになってる気がするんですが(笑)私が嫁いできてから知った方言に『~っこ』というものがあります。
「いま畑から、ナスっこもいでけっから」
「いいあんばいになってこと、よめっこさもやんべ」
「んだ、いっぱいやっからつけてくえ」
翻訳:「いま畑に植えてあるナスから、実を獲ってあげるわね」
「とても良く育っているから、お嫁さんにもあげましょう」
「そうだね、たくさんあげるから漬物にして食べなさいよ」
有機物とか関係なく「~っこ」てつくんですよね~。私は可愛いなぁと思っているんですが、地元生まれの人にそう伝えたらムッされてしまった(汗)
この「標準語だと思ったら方言だった」体験談が、ネットでも面白いネタとして取り上げられているのを見つけました。
★「標準語じゃないの?と驚いた方言集」( http://netallica.yahoo.co.jp/news/206127 )より引用
いつも使っている言葉なのに、同僚や友人から「えっ!? それどういう意味?」と聞き返されて、慌てて言い直した経験はありませんか?「標準語」だと思っていたら、実は「方言だった」という言葉は意外とあるようです。
ごみを捨てる → ごみを投げる(北海道/秋田/青森/山形など、主に東北地方)
→ ごみをほかす(奈良/滋賀/京都/兵庫/大阪など、主に関西地方)
→ ごみをほかる(愛知)
→ ごみをほる(三重)
三重出身の人は「ごみ捨て当番」を「ごみほり当番」と言っていたそうです。
(中略)
また、北海道や宮城で使われる「いずい」という方言も、一言で複雑なニュアンスを表現するため、標準語に直すのが難しいのだとか。
例えば「この服、なんかいずい」(この服、なんだかしっくりこない)というように、ちょっと違和感があるときや、なんとなく合っていないときに使うといいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
厳密に言うと「いずい」じゃなくて「いづい」だよね(苦笑)「あんべぇ悪い」とか「しづないごだ、ちょどしてろ」とかのニュアンスを表す東北弁は、標準語に翻訳不可なものが多くて困ります。「あんべぇ=具合」「しづない=うるさい」「ちょどしてろ=じっとしていろ」となるんですが、「しづない」には「ずっと我慢してきたけど、やっぱり我慢できないくらい、物凄くうるさい」といった状況的なニュアンスがあるんですよ。
皆さんが、夏休みやお盆で実家に帰られて気づいた「標準語じゃないの?と驚いた方言」体験談がありましたら、ぜひお聞かせ下さい。
そうそう!時々忘れて、現在住んでいる地方の方に九州の方言で話して「?」とされてしまうことがあります。
また、小さい頃、東京→佐賀と引っ越した時に標準語が通じないと言う体験もしましたよ。
九州で一番著名な?方言会話は
「とっとっと?」
「とっとっと」
でしょうか。
(これは各地域で微妙に言い回しやアクセントが違う)
山口に来て一番最初に「?」となった会話は。
「えらかったら言って下さいね。」@病院
です。
偉い人は何か待遇が違うのだろうか??と考え込んでしまいましたが、えらい=辛い、きついということでした。
すっごくしんどい時は「えらい」の一言で済ませます。
他では通用しない愛知の方言というと、電話で「○○さん、いらっしゃいますか?」ですかね。
愛知では「○○さん、みえますか?」って言うんですよ。「課長、○○様がお見えになりました」とかの尊敬語のつもりらしいです。愛知以外では通用しないから気をつけろと言われたことがあります。
絶対標準語だと思ってた…。高校の時に、就職前に学校で教えられました。
むかーし、小学校の先生に「これ、さらなんやで」と言ったときに「それ、お皿じゃなくてお椀でしょ」と言われたのを思い出したもので。
どうでしょ?
おはようございます。えぇ、お盆で稼いでますよ(笑)
さて、しょっぱなから難しい発音と意味がきたよコレ!
「とっとっと?」→「とれてる?」
「とっとっと」→「とれれるよ」
かしら?「とれる」が「取れる」なのか「獲れる」なのか、う~ん、まったく判りません。
「えらい」はやっぱり「すごく大変」という意味あいがあるんでしょうね。
こちらでは『収納する・片付ける』という意味ですが、「これなおしといて」と言うと「壊れてるの?」「無理無理!」と返ってくるときがしばしば。
同じく、「ゴミをほる」から派生する「ほっといて」
これは『捨てておいて』という意味になりますが、『放っておいて』と発音が同じなのでゴミを捨てていいかそのままにしていいか混乱する人が続出(笑)なので、「捨てる」意味のときは枕詞のように「もう」が自然とつきます。
>樽井さま
「さら」もやっぱり関西弁だと思います。
「新品」を「さらぴん」って言ったりもしますが、よそでは通じませんでした。
最近ではお笑い芸人がテレビで使うこともあるので、多少の認知はあるかもしれません。
おそらく語源は「まっさら」の「さら」だと思います。
「えらい」は、私でもたぶん「すごく/しんどい」という意味なんだろうなぁとニュアンスが伝わる言葉ですね。
>電話で「○○さん、みえますか?」
これは東北地方で聞いたら、確かに「?」となりますね(笑)でも愛知のような大都市付近で使われる言葉は、標準語だと思いますよねぇ。
東北人の私からすると、いわゆる名古屋弁、大阪弁、京都弁などは、東京とは違うんだ!ここが日本の中心部だ!という心意気を感じます。だから今でもあんな大都市ばかりなのに、方言が残っているのかなぁと思ってみたり。
おはようございます。
>「さら」
東北地方でそう言ったら、まず「お皿」だと思いますね(笑)でも「更地(さらち)→上に建物などが何も無い土地」という言葉は使いますし、「まっさら→新品」とも言うので、準・標準語くらいでしょうか?
「ここのゴミ投げてね」と指示。
その言葉を聞くや否や、二階の窓からゴミを放り出した、にし君でした。
彼、奄美大島から仙台に来ておりました。
「・・何か意図するものがあるに違いない・・」
疑う事はなかった様子でした。
「何やってんだ!窓から放るなんて奴いるか!」
でも、彼は知らなかったわけですから、しょうがないですよね。
何も質問もせず、いきなり行動に出たのは、彼以外に知りません。
普通は「投げるんですか?」って聞いてきますよね。
「くだまき」が思わぬ方向へ・・・
ありがとうございましたぁ。
おはようございます。
あ、縁永様も樽井様と同じく「関西弁」と仰いますね。「大阪弁」とは言わないのですね、気をつけます。
あぁ、また難しいのがニ連発できたよコレ!
>「なおす」
こちらでは『収納する・片付ける』という意味~
「ゴミを投げる」と同じくらい、他ケンミンには伝わりらない言葉ですね(笑)
>「ほっといて」
これは『捨てておいて』という意味になりますが、『放っておいて』と発音が同じなので~
私がそう言うわれたら、「この人は、そっとしておいて欲しいんだ」と思いますね(爆笑)ゴミを捨てるとは思いつかないな~。
でも、縁永様が使われる方言も「京都弁」じゃなく「関西弁」なんですか?東北人からすると、同じくくりにするには、イントネーションや何かが違いすぎるように思うなぁ。どこからが、分かれる場所なんでしょうね?
正解は
「とっとっと?」→「(席・場所を)取っているの?」「(物を)取っておくの?」
「とっとっと」→「取っているの」「取っておくの」
です。
が、「獲る」時も使っているような気がしてきた。
では、回答だけではなく、もう一つ置いておきますね。
ちょっと今、すーすーすぅね。(すーすーする。気持ち寒いぐらいの涼しさの時使う)
あ、「なおす」は九州も使います。