What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

小川 洋子 『カラーひよことコーヒー豆』 

2010年01月09日 11時03分17秒 | 図書館で借りた本
◇小川 洋子 『カラーひよことコーヒー豆』 (小学館)

 雑誌に掲載されていたエッセイをまとめたものなので、とても読みやすいように思えました。(別に、雑誌掲載の小説やエッセイが難解でも良いんですけど、雑誌って色んな情報を知りたい時や気晴らしに手に取るものだと、私は思っているので)小川さんの書かれる作品は、文章は読みやすいんですが、内容がずしっと重いものがほとんどなので、余計にそう感じたのかも。

漫画家の元・伸たまきさん(現・獣木野生さん)の作品のなかで、小説を書く主人公に、ずっと熱烈な読者だった友人が「小説家って、どうして自分が同じように思っている事を言葉にできるのか不思議で~」という意味合いの質問をするんですよ。私にとっての小川さんの文章は、まさにそんな感じ。言葉というカタチに出来ないでいたけれども、普段思っていたことが書かれているエッセイでした。


◆余計な話し・その1

 小学校に入学する年に、父の転勤についていって、東京世田谷の上祖師谷というところにある社宅に引っ越しました。三年だけ住んでいたんですが、近くには農大のキャベツ畑が広がっていたり、ニワトリを飼っているお家があったりして、まだまだのどかな時代でした。

そこに”ピンクのひよこ”が1羽だけ居たんですよ~(笑)私は絶対にピンクのニワトリになるもんだと、毎日の登下校の愉しみに眺めていたんですが・・・いつのまにか白いニワトリになってました。”カラーひよこ”という存在を知らなかった私は、真剣に黄色以外にもピンク色があるんだと信じてたんですよ、うえ~ん。

◆余計な話し・その2

 この本を密林で扱っているんですけど、それの某さんの書評がちょっと引っかかるもので、心に残っちゃった(苦笑)

>残念だったのが、本書の約1/3が推薦される本の紹介にあてられていました。

物語のあらすじまでバレてしまうような書き方でしたので、その本をまだ読んでいない私はもったいなくてすっとばして読みました。

2/3でも楽しめるとは思いますが、結構なお値段でもありますし非常に残念だったので・・。☆3つとしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

紹介されているのは、発表されて何年も経っていたり、著名な作品ばかりなんですど。公の場で自分の未熟さを書くって・・・恥ずかしいと思うのは私だけなのかなぁ。「あらすじ」はあくまであらすじだし、自分が読んで受け取る事と小川さんが感じた事がまったく同じなんてことは無いんだから、ここまで気にするが必要あるのかしら?

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3 コメント

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余計な話し・その3 (クロンシュタット)
2010-01-10 06:50:12
上祖師谷って三鷹の隣町みたいな場所です。
特にカミさんは高校が近くで今でも半地元です。
カミさんはその高校の同窓会のクラス幹事です。
農家なので引っ越さないですからね。
ある日同窓会の打ち合わせで木梨さんから電話がありました。
祖師谷にある木梨サイクルの娘さんですね。
我が家も木梨サイクルに何度かお世話になりました。
で、親父さんと憲武がそっくりなのは有名ですが、娘さんもおんなじ顔でして・・・
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わー!狭いですね(笑) (すず)
2010-01-10 14:02:25
>クロンシュタット様
 なんとまあ世間の狭い事!(笑)木梨さんのご家族は、よくネタにされてますよね~。とんねるずでは、芸術家タイプの木梨さんの方が好きです♪

当時の思い出というと、山本リンダさんのご自宅の前で、家族そろって記念撮影したらしい写真があるのと(汗)東映の撮影所が近くにあったそうで、『破れ傘同舟』という時代劇ドラマが撮影されていた頃に、母と兄が主演の萬屋きんのすけさんを見たと、興奮して話していたのを覚えています。でかけたお寿司屋さんに、宍戸錠さんがいらっしゃった事もあったそうで、まったく覚えが無いのが残念です~。
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平成初めまで (ゆり)
2018-08-07 03:24:30
私が幼稚園生45年前はカラーヒヨコ釣り一羽釣るカラーアヒルの雛も混っていたりうずらもよ~くそのっまま大きくなると縁日にこち亀カラーヒヨコ釣り手塚まんが育なかった窓ぎわのトットちやんちびまる子ちやんは弱い運よく育って半月するとトサカが当時はオスメスわからない運いいと雌鳥でも卵産まないいらない夏休みこっそり飼育当番の時においてゆく先生にばれて関係ない女子まで叱られるカラーヒヨコ縁日に見なくは当時食紅ヤカラーインチキのお風呂エアースプレーまとめてとくに女子に向けてつまりカラーインチキのお風呂即乾燥室に閉じ込めて生まれて10日前の親羽生えるは半月そのころは羽毛とれて只のニワトリ運よく成鳥はコケコッコーうるさいつまり騙されたピンクみどり紫水色はカラーインチキのお風呂の中で染めたとしりでもきれい女子は手持つと買います一羽また出店で売れば買う女子達
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