What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

祝!星 新一 生誕85周年

2011年09月06日 09時44分05秒 | 



 あ、そういえば今日発売の「ミステリーボニータ」に、星新一さんの作品をマンガ化するシリーズの一作目が載るんだった!今日は本屋さんに行けるかなぁ。

★「星 新一 公式HP」( http://www.hoshishinichi.com/ )より引用

 秋田書店の「ミステリーボニータ」で「コミック星新一」の新シリーズがスタートします。第1話は、9月6日発売の10月号に掲載される「親しげな悪魔」(武嶌波・作画)。第2話は、12月号掲載予定です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 星 新一さんにはまったく関係ないんですが、SF好きには胸の熱くなる文章があったので、載せておきます。

★「とりいそぎ 海外の反応 - 日本人の萌え:巨大ロボット -」( http://gyanko.seesaa.net/article/224310321.html )より引用

この記事、最高だったよ。ただ、ちょっとちがう視点からつけ加えさせてもらいたい。

『ガンダム』のデザインはかつて、日本の歴史的な甲冑にものすごく影響を受けてた。その流れで、『ガンダム』は、戦う人々の高貴さと、避けては通れない残酷な行為を描いた物語でもある。

それはそれとして、自軍の甲冑一式には誇りがあるんだよ。甲冑ってのは、着ていない場合でも、座ってる形で飾っておく場合がよくあるんだ。まるで、その鎧を着て戦った戦士たちすべての魂が今もそこにあるかのようにね。

オレが思うに、これは等身大『ガンダム』にも言える。それを夢見た人々の魂が、ガンダムという鎧にこもってる。
まるで歩哨のように静かにそこに立ち、未来がやがてくることを、見るたびにみんなに思い出させてくれる。

オレたちは「人間である」ことの限界には打ち勝てないかもしれない。でも、目を向ければそこに、オレたちが目指す誇り、勇気、そして自己犠牲がいつもあるだろうってことさ。

109っていう、SFコミュニティがあるんだけど、そこでいつも荒れるネタがある。オレたちは21世紀を迎えたけど、これは昔、みんなが話してた未来とはちがうじゃないかってね。

でも、どうやったら、もう一度未来に向かって続く道を見直せるんだろう?子どもたちにどうやったら、希望をもって大人になっていってもらえるんだろう?

オレは思うんだ。等身大ロボってのは、「ヘイ、……ここに地図がある。…これで未来を見つけろ」ってオレたちに言ってるんだよ。オレたちが向かうべき道なんだ。
絶対に金のムダなんかじゃない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 私は星 新一さんのお話を読むと、ここよりもっともっと広い世界がどこかある、可能性は無限にあると、信じられる気持ちが沸いてきます。一人の人間が生み出した創作の世界ですらそう感じられるんだもの、きっと大丈夫。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【新番組・仮面ライダーったー】 | トップ | 台風12号 大きな被害をも... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マイ国家 (酔漢です)
2011-09-06 17:25:32
これを読んだのが中一。
電車の中で腹抱えて笑いをこらえるのに大変でした。

宇宙人が地球征服の為に基地を作ります。
これを目撃した人間が、大変だ!と騒ぎますが、現場は最早もぬけの殻。
宇宙人の会話が面白い。
「ご先祖様の言いつけとはいえ、一度作った秘密基地を一度壊してから、もう一度作るなんて、なんてムダなんだ!」
「だけど、この儀式をすると、絶対にその星は征服できるという言い伝えでもある」
さて、地球の未来は・・・・。

宇宙人とご先祖の言い伝えが=になる。
星ワールドならではの真骨頂。

この奥深さが・・・哲学なんだろうなぁ。
返信する
この文章いいなぁ (樽井)
2011-09-07 08:33:02
おはようございます。
 この文章いいですねぇ。なんか「そうそう」と強く頷いてしまいます。ガンダムってそういうことなんですよね。あの立像に込められた思いってのはそういうことなんですよね。いや、朝からちょっとテンション上がりました。
 
返信する
何度読み返しても、飽きません。 (すず)
2011-09-07 08:49:30
>酔漢様

 おはようございます。

星 新一さんのお話は、読み返すたびに違う見方や受け取り方ができて飽きません。学生時代に読んだ、くすっと笑った話が、いまは全然笑えなかったり・・・ほんと奥深いです。

私は『ノックの音が』シリーズと、タイトルを忘れたんですが、銀河系を観光旅行する地球人が、よその星の人たちから、あれは核戦争をやった星の子孫だと冷たい目で見られるお話が、忘れられないです。舞台は未来設定でも、強烈な国家への批判や皮肉が込められていて、やっぱり星さんの作品は「オンリーワン」だなと思います。
返信する
いいですよね♪ (すず)
2011-09-07 08:54:21
>樽井様

 おはようございます。

この文章の後に、何個かちゃかすコメントもついていたんですが、ちっとも気になりませんでした。だって私もこれを書かれた人と同じように思いますもの。特に、

>等身大ロボってのは、「ヘイ、……ここに地図がある。…これで未来を見つけろ」ってオレたちに言ってるんだよ。

という部分に胸が熱くなりました。
返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事