2017年1月13日(金)
スペイン・バルセロナの観光は続いています。
次の観光は・・・、今回の旅行で一番楽しみにしていた、
スペイン・バルセロナのシンボルでもあるカトリック教会。
そして設計図のないアントニ・ガウディの未完成最高傑作、
【世界遺産】サグラダファミリア教会である。日本語訳では、聖家族教会。
素晴らしい!今まで観た教会でドイツのケルン大聖堂が一番凄いと思っていたけど、
これを観てしまったら、もうこれに勝るものはないって感じです。
ホント、圧巻!・・・って、驚くのはまだ早い!って。
同じような場所で何枚も何枚もカメラに収めていた私です。
写真に気を取られていて、ツアーの人達が何処かへ行ってしまっった。
ヤバイ! 皆 何処へ?
世界遺産に登録されているサグラダファミリアは、1882年に建築が始まり、130年経った今でも未完成のままである。
現時点で完成しているのは全体の65%だといわれている。
残り35%は200年かかるといわれてきた。
それではいつ完成するの?
ガウディの言葉
「サグラダ・ファミリアの工事はゆっくり進むんだ。私のクライアントは別に急いでないからね。」
のことば通り、ゆっくり進んでいた工事。
しかし、ガウディ没後100年にあたる、2026年完成を目指し、
見学増の収入アップ・スペイン経済の安定・3Dコンピューターの技術革新よって、
大幅に短縮され、現在突貫工事が行われている最中。
外観をタップリ目に焼き付けたところで、入場しますか。
現在完成している入場口は2つ、「生誕のファサード」と「受難のファサード」、趣の全く違う2つの門です。
生誕のファサードは、ガウディ自ら指揮をとり生前に完成させたものだそうです。
「生誕のファザード」にある彫刻は、キリストの誕生から幼少期を表現されています。
彫刻とは思えないほどリアルで精密なつくりです。
中央の門の左右の柱の土台には、変わらないものの象徴として、
「山と海の間にあるバルセロナ」を表す陸ガメと海ガメの彫刻があります。
それでは、生誕のファザードから内部に入ってみよう!と、その前に・・・
この方は誰?
90年代、ネスカフェ・ゴールドブレンドのCMでお馴染みの
「違いの分かる男」シリーズに出演して、一躍有名になった人。
偶然にサグラダ・ファミリアの前でバッタリ、とてもダンディな方でした。
そして、ただの人物ではない予感。あのCMの音楽が頭をよぎります。
そうです、この方は・・・
生誕のファサードの中央にある、イエス誕生を祝う「音楽を奏でる天使たち」の、
15体の天使たちの像を彫刻した、日本人彫刻家の「外尾悦郎」さんでした。
やっぱり、ただの人ではなかった。
「音楽を奏でる天使たち」は、ピアニストである奥さんに実際にポーズをとってもらって彫ったそうです。
サグラダ・ファミリア教会の建築に、日本人が携わっているのは知っていたけど、
まっ!まさか、本人に出会えるなんて、それもこのサグラダ・ファミリアの前で、
新年早々、縁起がいいぞぉ~。
新年はとっくに過ぎていますが、このときはまだ1月って事で勘弁(*^m^*)
生誕のファサードで最後まで手をつけられていなかった「生誕の門」の扉も、
コンペティションで外尾さんのデザインが選ばれ、2014年に取り付けられました。
生い茂る葉の中に、カブトムシやてんとう虫などが隠れているとても素敵なデザインです。
それでは、生誕のファザードから内部へ。
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