大空と大地の中で。

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浅間・石尊山

2015-11-07 22:30:03 | 山 行・ハイキング

 

平成27年11月3日(火)

 

浅間・石尊山 (血の滝・血の池)

浅間と云うと、浅間山・黒斑山が真っ先に頭に浮かんでくるが石尊山は影が薄かった。

石尊山は浅間山の南西の裾にあり、噴火に寄ってできたコブの様な山。

浅間山が大き過ぎて、殆ど目立たない存在なのだが昔は信仰の山だったので、

あちこちに祠があったり、石仏があり昔の名残があった。

そして何よりも興味があったのが、血の滝・血の池がどんなものなのかと見に行く事にした。

 

標高1000mの場所にある追分宿登山口の駐車場は、車4台くらいしか停められない狭いスペース。

下界は快晴であったのに、駐車場付近は濃い霧のベールに包まれていた。

これじゃぁ、浅間山は拝めないかな?と思いながら、

赤松林の真っ直ぐ延びた平坦な林道を、メンバー10名とおしゃべりしながら歩いてゆく。

久しぶりの大人数での山行で、話が弾む。

歩き始めて20分ほどで馬飼の土手を通過、何て事ない場所に「馬飼の土手」の標識があり

3本位の林道をまたぎ、赤滝(血の池)方面へ

滝の手前には洞窟があり、その中に二体の不動明王が祀られている。

光背には激しく燃え盛る迦楼羅(かるら)炎が刻まれている、怒った石仏だそうです。

 

石仏の先には、血の滝があり濁川へと流れこんでいる。

鉄分を多く含んでいることから、空気に当たって酸化し茶色くなっているのだそうです。

血の滝を横からも眺めながら

血の池へ。

ここは期待していた程赤くはなかったので、源泉へ。

豊富に湧き出ている源泉は、特に温かくもなく手ですくって飲んでみたら、

まさに!鉄の味、鉄の棒を舐めている感が口の中に残った。

貧血に人には、良さそうな源泉なのか?

赤滝から先は、地図の上では点線ルートになっているが、

踏み跡もバッチリとあるので、迷う事はない。

石尊平?から傾斜を登ってゆくと背後には、煙を吹いた浅間山を見上げ、

石尊山山頂

麓は、ちょうどいい具合に色付いている

特別寒さも感じる事なく、陽だまりで浅間山に周りの山々を眺めながらランチタイム。

 

そして・・・ 下山。

今回のリダーさんは、道なき道を歩くのが大好きな方。

登山口から赤滝までは一般ルート、赤滝から先は地図上では破線ルートになっているが、

踏み跡もバッチリ付いていたので、迷う事はない道。

リダーさんにとっては物足りない道であり、このままじゃ終わらないなとは思っていたが、

下山はやっぱり、地図にも載ってない道をGPS頼りに、座禅窟までの急坂を藪こぎしながらの下山となりました。

途中たらの木が沢山あって、春に来たら沢山収穫出来そうな予感。

藪こぎ終了、ホットして木々の間からカラフルに染まる紅葉をパシャリ。

座禅窟

浅間山の噴火で出来た洞窟、中は30名位は入れる広さ。

 

「テント設営出来るんじゃない?でも夜、出そうだよね」なんて、座禅窟の中ピークパーチク。

修験者は交代で座禅窟に入り苦行していたそうです。

 

長い林道を歩き、駐車場へ。