夏型の晴天が続く中 予定していた
南アルプス南部の盟主 赤石岳と荒川三山を巡る計画を実行することとなりました
当初の予定は
千枚小屋~荒川三山~赤石岳~赤石小屋でしたが
2組のツアーが同じコースで回るようだったので
混雑をさけ時計回りとし1日目の宿は 赤石岳避難小屋に急遽変更となり
椹島から赤石岳までの標高差2000mの 大倉尾根の急坂を登る事とになりました
重たいザックを担ぎ 静寂な森の中 6:00スタート
森林整備の行き届いた大倉尾根(樹林帯の中)は登山者も少なく
静かな山歩きが楽しめるコースでもありましたが
登山口の階段を登ってから 最初の1時間は急傾斜です
息を整え温度調整をしながら 樹林帯の中をひたすら登ります これでもかぁ~って位 ただ登ります
小屋に近づく頃には 次第に傾斜も楽になってきました
後 少しで小屋です ガッツポーズで頑張りまぁ~す
10:45 赤石小屋に到着
デッキから心ゆくまで赤石岳・聖岳を眺めながら 早めのお昼とする
赤石小屋限定 赤石岳のピンバッチを購入
赤石小屋から目の前に聳える本日の目的地である 赤石岳に小赤石岳
12:30 富士見平
赤石小屋の女性従業員と出会い 色々な情報をもらう
富士見平から 荒川前岳・中岳
富士見平からは一旦下って 「ラクダの背」の山腹を行く
砲台型休憩所で冷たい沢水を飲み 水を補給
北沢源頭のカールの底は
高山植物の咲き乱れる景色の良いところでありました
しかぁ~し!
登山道はその周囲の美しさとは正反対に 花畑の中の急斜面をジグザグに登っていかねばならず
結構ハードな過酷な 1時間の道のりでもありました
一面のお花畑であり
3000m級の山の中のお花畑は まるで天国にいるようにさえ感じ
写真を撮り 花を楽しみながら ゆっくりと登り
後を振り返ると 遠くに赤い屋根の 赤石小屋が見える
赤石岳へ繋がる最後のトラバース ガスがかかってきちゃいました
15:30 赤石岳
この日の宿泊先 山頂直下にある赤石岳避難小屋が見えます
余談ですが・・・
東海パルプの前身
東海紙業の創業者で大倉財閥の大倉喜八郎は
1926年夏 88才の時に「自分の所有地の一番高いところに登りたい」と
約200人の人足を引き連れ駕籠に担がれて 大名登山のごとく この赤石岳に登頂したそうです
一度でいい こんな大名登山してみたいなぁ~と、思いもしますが自分の足で登るからこそ感動もあるのですよね
赤石岳避難小屋到着
大きなやかんをストーブの上にのせ お湯を沸かしてくれてるので とても助かりました
宿泊客を楽しませてくれる管理人さん いかにも山男という雰囲気の味のある方で
夜は管理人さんを囲んでハーモニカ演奏してくれたり
レーザーでの星座解説などもしてくれます
気配りの行き届いた 快適なとてもいい避難小屋でありました
夕闇に染まる富士山
夜中に外に出て夜空を見上げたら 宝石箱のような満天の星空 天の川に流れ星☆
手を伸ばせば 宝石が沢山すくえそうな近さ
極楽浄土です