goo blog サービス終了のお知らせ 

いもりんのヒルズ的生活+貧乏昔話

教師から起業家へ。無一文の外国人夫との超ビンボーな暮しから脱出、奮闘の末つかんだ、ちょこリッチな生活をおバカ調で公開。

露天風呂的なジャグジーバス

2008年07月02日 10時40分59秒 | ちょこセレブ(ファッション・インテリア)
その3万円の借家は、JRのガード下近くにあった。近くに銭湯があって、つまりこの地域は、風呂を持たない住まいが多いのだ。私の新婚の2年間を過ごした場所であり、小銭をかき集める生活で、金銭的にはどん底だった。

風呂場が外で独立しているので、入るにはまず勝手口から一旦外に出る。ステンレス製のバスタブにホースで水を張り、プロパンガスでお湯を沸かす。何しろ外なので虫が多く、夏場にはカマドウマがよく飛び込んできた。シャワーがないので、かけ湯も風呂のお湯を使うしかない。

時はバブル末期。友人たちが華やかな生活を送る中で、「神田川」のような生活。親は援助もしてくれないくせに、「平成に入って随分経つのに、昭和30年代の生活をするのが信じられない」と文句を言う。「自立してるんだから、もう少しましなマンションくらい借りられるでしょう?」と。
しかし、ここで背伸びをして家賃の高い所に住んだのでは、貯金が出来なくなる。しかもこの時、私はまだ正社員ではなかった。質素な生活に慣れておくのは、後々役に立つことはあっても、無駄には決してならないのである。

写真は森に面した丸型ジャグジーバス。多忙でなかなか旅行に行けないので、家を建てる時にいちばん気合いを入れた。雪見風呂が特に素晴らしく、昔を思えば夢のような場所である。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジブリの世界なのかい2 | トップ | お金持ちになるのはパートナ... »
最新の画像もっと見る

ちょこセレブ(ファッション・インテリア)」カテゴリの最新記事