彼女の日本語は堪能だった。
近いなと思ったのは、韓国人の話す日本語。それくらい上手だった。
しかし私は、長く留学生や外国人と接してきた癖で、相手の日本語能力を配慮した言葉の選び方をしてしまう。つまり子供に話しかけるような、分かりやすい日本語を使ってしまうのだ。
英語の方がいい!
交渉には英語の方が向く!と思ったけれど、相手が「成田から仙台までの交通手段は、JALが保証しますから」と言ってくれたので、ひとまず安心する。
飛行機が来てないんだから、どうしようもない。
私は国内便が遅れてJALに乗れない心配をしていた時、クアラ空港付近のホテルを検索していたのだ。代替便を待つはめになった場合のために。
それに比べれば、日本国内でのトラブルはずっとマシだ。
とりあえず引き下がろうとすると、ガイジン夫がこの時は別人のように頼もしく、素晴らしい交渉をしてくれた。
○成田→仙台のJRのチケットの指定席の手配をすること
○仙台駅から仙台空港までの移動の手配をすること
仙台空港に車を停めているから、JRをグリーン車にしてもらっても、有り難くない。
○スーツケースは自宅まで宅配すること
グ・グリーンって、、、子連れでグリーン乗りたかない・・・図々し過ぎるんじゃ?
と言うわけで、子供たちと一緒にクアラルンプール空港で5時間!待つことになったのでした。
ミールクーポンをもらって食べたら、落ち着いた。人間ってゲンキンね。