Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ もしも願いが叶うなら

2010年10月31日 | フィールドNOTE

   なんかここ最近、また少し疲れてる。
   ウィークデーは割と精一杯働きながら、イベントの準備もしてってやっていた。
   でも台風の影響でイベントも中止になり、準備のためにとっていた休日もぽっかりと
   無意味な時間になってしまった。
   休日に仕事しないですむのは嬉しいんだけど、とくに何も目的を持たないまま時間を
   過ごしていたら、なんか「虚しい」なんて思う瞬間があったり。

   そしてここ最近、夢見が悪い。

   津波に襲われたり、はげしく感情が高ぶるような夢だったり、
   なんか寝ていても疲れるわ(笑)

   そこで!!今もしもひとつだけ願いが叶うなら、

   

   死海で空をみながらぷ~かぷか浮いていたい。
   
   そしたらこの疲労物質のたまったような体の痛みから解放されるのに。

   ただイスラエルに行って、無為に過ごしたい。



○ 瀬戸内国際芸術祭2010 INDEX 

2010年10月28日 | 旅 ~Voyage~
 
 
   瀬戸内国際芸術祭2010



   

   
   旅のはじめ  乗船までの壮絶 高松港より
   
   
   女木島    『カモメの駐車場』 「曇り」と「カモメ」
   Megijima    「風」を感じるアート 『20世紀的回想』
          鬼ヶ島大洞窟 『鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利』
          『緑の音楽』Green Music 島の音を感じる
          瀬戸内海を眺める
          福武ハウス2010
          女木島でお昼ごはん
          納屋の中の輝き 『均衡』
          歩いて港まで
          

   男木島    『男木島の魂』
   Ogijima    『大岩島』 記憶の中の壮大な瀬戸内
          男木島アート巡り
          男木島アート巡り
          いろんな顔に想う <北山善夫/絵画作品とインスタレーション> vol.1
          死の海にたじろぐ <北山善夫/絵画作品とインスタレーション> vol.2
          昭和の家族写真 <北山善夫/絵画作品とインスタレーション> vol.3
          2階へ上がる <北山善夫/絵画作品とインスタレーション> vol.4
          それぞれの思い <北山善夫作品>
          瀬戸内が描かれた花 SEA VINE
          カフェでひとやすみ
          想い出玉が集まる家<川島猛&ドリームフレンズ
          うちわの骨の家<西堀隆史>
          印象男木島
          瀬戸内サンセット


   豊島     空の粒子/唐櫃
   Teshima   島キッチン&ストーム・ハウス
          こんにちは藤島八十郎
          ”藤島八十郎をつくる”について
          藤島八十郎の家 キッチン編
          藤島八十郎の家 本棚編
          藤島八十郎の家 家の中いろいろ編







○ 藤島八十郎の家 家の中いろいろ編 ~豊島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月27日 | 旅 ~Voyage~


   ”藤島八十郎をつくる”について


   

   お風呂?で仮面ライダーの大群を発見。


   

   壁に「豊島讃歌」を貼っている。愛してるんだな~豊島を。


   

   道行く人にすぐ挨拶できそうな仕事場。
   ちゃんとパソコンも使ってるんだ。


   

   こんなちょっとしたポストカードをやりとりする生活って憧れる。
   今の日常じゃ、なかなかくすぐったくて出来ないのが残念だわ。
   ときどき、30年前くらいまえに20代を送りたかったな~って思う。


   

   私も、おしゃれなレターセットじゃなく、こんなシンプルで豊かな手紙を
   書いて暮らしたいと思うことがある。


   

   こんなはがきを書いてもらえる人間になりたいと思うときがある。


   

   あ。ウルトラマン。


   

   いいなぁ。こんなの作って楽しめる人生。
   私が何か作ろうとひそかに収集しているのは(生徒たちから)、いらなくなったガラクタ。
   ピカチュウのかけらとか、小さすぎて意味の分からない用途不明のキティーちゃんとか。
   いつかブログで発表できたらなーと、妄想している。


   

   八十郎の作業コーナー。

 
   

   工具やらヤカンやら筆記用具やら。


   

    どんな日常道具でも飾ればアート。


   

    日常こそアート。


   

    楽器も演奏するんですか八十郎。
    となりのアースジェットがパンチが効いているよ。


   

    毎日こんな眺めが見えたら、とても豊かだな。
    読書、お酒、妄想、空想、おしゃべり、メール。なんでも楽しそう。


   

    なんでもするのね八十郎。

  
    

    この電気の傘は困るわ。


   

    食器もそろえてある。何人分も。


   

   生活って楽しむものなんだな。


   

   ははは。よかったね八十郎さん。


   

   ちょいメモもいい感じ。

   
   

   いろんなテープ。
 
   
   

   ミレーが好きなんだ。
   素朴ないい人なんだな八十郎さん。自然が好きで。


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   瀬戸内国際芸術祭2010


   

○ 藤島八十郎の家 本棚編 ~豊島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月27日 | 旅 ~Voyage~



   ”藤島八十郎をつくる”について


   

   本のあるところではどこでも嬉しくなる私だけど、八十郎の本棚いいわー。

   『針穴写真』なんていうくだらないもの、『いっしょに森あそび』なんていう
   うきうきするような軽いもの、郷土史もある。
   『奇跡も語るものがいなければ』っていう新潮クレストブックのおしゃれな短編も。

   そしてなにより興奮したのは、私の愛するビザンティン美術学者の益田朋幸先生が
   おすすめの一冊として紹介しているグレゴリー・ベイトソンの『精神と自然』が!!
   感動的な本棚だわ。


   

   私は図鑑をながめるのが本当に好き。
   自覚したのは幼稚園の年少の秋。そのころは何故か認めたくなかったけど(笑)
   
   ここにもある。図鑑。

   今私が欲しいのは、キノコの図鑑とウミウシの図鑑。イモムシはちょっと迷っている。


   

   なのだそうです。ますます好きになったわ八十郎さん。


   

   なぜか『コロンブスの犬』ってタイトルが気になる。


   

   タイトルを見ただけでいろんな世界を感じられるから、本は楽しい。


   

   あっほんとにあるある。旅や島の本。
   アレクサンドリア。私はどうしようもなくこのアレクサンドリアという響きが好き。
   もしかしたら私の前世はアレクサンドリアの住人だったかもしれないとまで思うほど、
   大好きな地名。別にアレクサンダー大王のファンではないんだけど、何故か好き。


   

   うっとり眺めてしまうわ。この本棚。
   やっぱり私も今使ってない部屋をちゃんと掃除して、書斎をつくろうっと。


   

   あっ。あの『パリ左岸のピアノ工房』って小説持ってる。
   なんか愛おしい作品なんだよね。
   
   この本棚は八十郎の仕事机の上の本棚。


   つづく


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   瀬戸内国際芸術祭2010




   
   

○ 藤島八十郎の家 キッチン編 ~豊島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月27日 | 旅 ~Voyage~

   ”藤島八十郎をつくる”について


   

    いよいよ家の中に入っていきます。


   

   この開けっぴろげな感じ。いいわー。開放的な人なんだな八十郎さん。


   

   キッチン側の玄関から入ったところ。ごちゃこちゃ置いてますよー。
   懐中電灯から蚊取り線香まで。


   

   行儀よく並んだ調味料。

  
   
   
   しかし歯磨き粉などは無造作におかれている。


   

   ビール好きなのね、八十郎さん。


   

   なんか生きることを楽しんでる感じ。


   

   松の実まである。なんか松の実といったらトルコだわー。


   

   むむ。キケン薬あり。
   捨てずに楽しむ八十郎。


   

   醤油だけでいったい何種類あることか。
   こうやっていろんな食材や調味料を一人で楽しめるって言うのはなんて贅沢なこと
   なんでしょ。私には到底できないけど、羨ましいわー。
   私にもそんな心の贅沢が実践できる日がくるかしら・・・・。
   お酒の種類を並べることは可能だな。今の私は。


   つづく藤島八十郎の家 本棚編


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   瀬戸内国際芸術祭2010


 

○ 「藤島八十郎をつくる」について ~豊島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月27日 | 旅 ~Voyage~



    

    敷地に入ったら、こんな手書きの説明があった。

    この「藤島八十郎をつくる。」は、
    唐櫃にある「自然の家」の熱烈なファンである藤島八十郎という「架空の」人物が、
    地域のために役立とうと奮闘する姿をドキュメントする作品なのです。


    

    八十郎ってどんな人なんだろ。
    おもしろいわー。すごくわくわくする。




    つづく藤島八十郎の家 キッチン編



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    瀬戸内国際芸術祭2010



    

○ こんにちは藤島八十郎 ~豊島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月24日 | 旅 ~Voyage~


   
   23 藤浩志 Hiroshi Fuji こんにちは藤島八十郎 Hello Hachijuro

   島キッチンからすぐの、島の細い坂道を少し上がると見えてきた。
   現代アートやインスタレーションの場合は、自分がその作品と向き合う時間が
   どのくらいかとか、どれほど自分が感激したり衝撃を受けたりするかということが、
   事前には分からない。
   この作品のように、まるごと一軒の空き家と庭をすべて使うような作品は特に。

   
   

   そして私はこの藤島八十郎という、架空の人物に惑わされて!?(笑)
   豊島で過ごす時間の大半を費やすことになります。

   この作品、最初は「こんにちは藤島八十郎」だったみたいですが、
   作品のキャプションは「藤島八十郎をつくる。」とひかえめに書き変えられています。
 
   そう、この作品は会期中にどんどん作り続けられていくのです。


   

   なにかウネウネした物が、トタンの壁にくっついてる。


   

   あっら~~動物さんがこんなに!!

   
   

   あはは。ゴリラ3兄弟が愛らしい。


   

   空に向かってすすめー。


   

   なんの事前情報をもたないで、突然予定を変更して豊島にやっていた私は、
   この作品がどんなものなのかも全然知らないので、この写真を撮った時点では、
   いったい何があるんだろう?みたいな感じでした。たしか。
   でも、窓の外側から家の中をのぞくと、中にいる人たちがすごく楽しそうな顔で
   写真を撮りまくっている。なんかおもしろそう。

   
   

   さてさて、今から家の敷地に入ります。 あっ!!


   

   君は一匹だけで門番をしているのかい?



   

   敷地に入ったら、いきなり洗濯機と・・・なんだろ?
   五右衛門風呂じゃないよね・・・?


   

   そこにはゾウの群れが。


   

   家の入り口。ん?ゴジラの??


   

   うわ~なつかしいキャラ。


   

   むむむっ!キングギドラ!手強かった!!


   

   家の敷地内には、昔懐かしい乾燥室なんかもあって、はしごをのぼると
   こんな景色が眺められる。
   いつでもくすんだエメラルドグリーン色の瀬戸内海が「我が海」状態。


   

   飛行機も飛んでます。


   

   ハンモックでゆらゆらするのもあり。


   つづく作品タイトル ”藤島八十郎をつくる” について


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  瀬戸内国際芸術祭2010





   

○ 島キッチン ~豊島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月23日 | 旅 ~Voyage~



   

   ここが「島」っていうだけで、わくわくする。
   石塀の積みからから、そこに咲く花まで、なんでも面白く見える。


   

   長い年月で朽ち果てそうな家。
   ここが島だから、余計に哀愁がある。
   

   

   そんな豊島の空き家のひとつが、新たな交流の場に生まれ変わった。
   

   
   21 安部良 Ryo Abe(Japan) 島キッチン

   旅する人が休むところとして、レストランとして、会話が生まれる場所として。
   すごく気持ちのいい空間。
   食事の予約を済ませて(混んでるから)、作品を見に出かけた。


   
   24 Janet Cardiff & George Bures Miller ストーム・ハウス Storm House

   ここも空き家だったのかな。
   嵐が来て過ぎ去るまでの約10分間を再現するインスタレーション。
   しとしと降る雨から、だんだん叩き付けるような雨になり、激しく雷が鳴る。
   突風で窓もガタガタと音をたてる。
   中に入るのは15人くらいの他人同士。
   こういう嵐みたいな状況で、暗くなったりしたら、作られた状況だと分かっていても、
   そこにいる他人との精神的距離がぐっと縮まる気がする。
   恐怖は人を団結させるものだな。


   
   21 島キッチン

   食とアートで人々をつなぐ、というコンセプトで設計された「島キッチン」
   1時間くらい待って、ようやく食事ができそうです。

   
   

   まずは白ワイン。ぬー。さわやか。

 
   

   今そこの木になっていたイチジクを使った前菜。
   空気にもイチジクの香りがただよってきて、すごくいい。


   

   すべて島の食材を使っている。お米も野菜も。
   なんか、ありがたくて、なんか、すがすがしくて、とても気持ちが安らぐ。


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   瀬戸内国際芸術祭2010



○ 空の粒子/唐櫃 ~豊島・瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月23日 | 旅 ~Voyage~



   

   本当は直島に行くはずだった2日目。
   ホテルを早く出て高松港に行ったら、なんと今日は美術館が休み・・・・。
   予定を大幅に変更して、豊島へやってきた。
   海、森、棚田、湧き水、この景色。
   これこそ「豊島」という名前が語っている景色だろう・・・・

   ・・・・しかし、暑い、どこに向かうか分からない、しんどい!
   というのが、この景色を見ながら思った最初の正直な感想。
   でもこの豊島での一日を終えたあと、またこの場所に戻ってきた時、
   ここはやっぱり特別な場所になった。写真を見ても、思い出してもなんか特別。


   

   景色を撮影した場所は神社。
   豊島に来てはじめて見る作品。
   貯水タンクの周りに、鉄なのに繊細な彫刻、空の粒子。


   
   19 青木野枝 Noe Aoki(Japan) 空の粒子/唐櫃 Particles in the Air

   彫刻のなかに入ってみる。
   ポツポツと降る雨で水たまりにたくさんの円ができていくのを、内側から見ている感じ。


   

   そのとなりには、豊かな森からのわき水。
   この湧き水は「霊泉越水」とも呼ばれ、空海によって掘られたと言い伝えられているそう。
   空海さん、ほんとにちょっと仕事しすぎじゃないでしょうか。
   たしか、まんのう池も、水主神社の井戸も、高野山も、東寺も、八十八カ所も遣唐使も。


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   瀬戸内国際芸術祭2010



 

○ 瀬戸内サンセット ~瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月20日 | 旅 ~Voyage~



   

   男木島から出航して、女木島のあたりまで帰ってきました。
   さっきまで小雨がぱらついていたのに、夕暮れの暖かい色が見えはじめた。


   

   とろん とろん とした水面に優しいサーモンピンクが混ざりだす。



   

   あっ。スポットライト。あんなところに。


   

   スポットライトに船のシルエットが入ってく。なんか感動。

   
   

   夕日、降臨・・・・って感じです。美しい。


   

   なんか瀬戸内海で夕日を見るってだけでも、心洗われる。
   これだけでもいいって思えるぐらい気持ちのいい景色。


   

   いつまでも見ていたい、瀬戸内の夕暮れでした。



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   瀬戸内国際芸術祭2010