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Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 衝動買いしてしまう夜中

2008年10月09日 | 音楽の玉手箱♪


専門は音楽のはずなのに、いつのまにかそうであることを忘れているかのように美術の
世界に浸っていた私。最近やっと音楽を聴くようになってきた。
変なところでけちだから、本にはお金を惜しみなく出せても、CDを買うのはなぜか
もったいない気がして、学生時代などは必要な曲以外はまったく買わなかった。

美術を勉強しはじめて8年くらい。
キリスト教やらバロック時代やらルネサンスやら。
まったく知らなかった世界を思いっきり今まで勉強してきたら、急に音楽を聴く
心地よさに目覚めて、最近はテレビはほとんど見ずにCDを聴いている。

おもに最近は宗教曲ばかり集めていってたんだけど、
夜中にインターネットで検索してたら、60枚で約5800円のバロック音楽の
BOXを見つけて、「ゼロ」ひとつ間違ってたらどうしようと不安で何度も確認
しながら、結局衝動買いしてしまいましたぁ。


      

週末に届いてワクワクしながらいろいろと聴いてみたら、すごくよかった!!
お~最近CDってのはこんなに安いのか~。さすが輸入版は太っ腹だなぁ。

実はもうひとつ衝動買いをしたのですが、今は発表しません(笑)

♪ ビクトリア 「レクイエム」

2008年10月07日 | 音楽の玉手箱♪

もうすぐ親しかった友人の命日で、時の流れは早くて今年で10年になる。
相変わらず眠りにつく前はレクイエムを聴いていて、今はスペインの作曲家ビクトリアの
レクイエムを聴きながら、毎晩眠りについている。


         


ビクトリアはルネサンス期にスペインで活躍した最も偉大な作曲家で、画家エルグレコと
同時代人なので、彼の作品がビクトリアのジャケットに使われることは多いけど、
キリスト教音楽の専門家でも、これほどに絵画と音楽がぴったりと合う組み合わせは
そう数多くないと言う。

細長く、青白く、それでもまだなお天上の世界に憧れてねじれながら上昇していくような
エルグレコの画風と、ビクトリアのどこまでも高くのぼっていく天への祈りのような
上昇音型は、まさに同質のものだと思う。


ビクトリアのレクイエムを何度も聴いてエルグレコの絵の前に立つと、
自然にビクトリアのレクイエムが響いてくるようになる。

♪ オケゲム 『レクイエム』

2008年08月12日 | 音楽の玉手箱♪


突然の「死」に直面して、深い悲しみを感じ、人の死について考える日々は、
現代に生きる私にとっては少し「非日常的」な感覚だ。

いつの頃からか、夜眠りにつくときには「レクイエム」を聴くようになった。

死者が最後の審判においてその罪を赦され、天国へ迎え入れられるようにと
祈るために執り行う「死者のためのミサ」で歌われる音楽。


    

私がよく聴いている15世紀フランドルの作曲家オケゲムのレクイエムは、
とても厳格な響きで、それがまた素晴らしい。

生きること、死ぬこと。
生きているということ、必ず死ぬということ。

「楽しい」を助長してくれる音楽もあれば、
「死」について考える心地よさを教えてくれる音楽もある。
私にとってはそれがオケゲムのレクイエムなのです。

♪ バッハ イギリス組曲

2008年05月12日 | 音楽の玉手箱♪


学生の頃、バッハの偉大さに驚いた。
最初にバッハの本を読んだのは、試験のためにちょっとでもバッハのことを
勉強したほうが練習する気にもなるだろうという理由から。

働き始めてからは、バッハで安らぐことを知った。

エアコンのいらない、風通しが気持ちいい日にはバッハのイギリス組曲を聴く。

ほんとうに優雅な気持ちになる。

バロック時代の舞曲たち。まるで貴族だ。

とりわけ日差しの柔らかい午後に聴きたいものだ。


       

この間も来日して素敵なバッハを聴かせてくれた、シフの演奏が好き。


    

学生の頃試験でイギリス組曲第3番を弾いた。全曲通したら20分くらいかなぁ。
でもいろんな舞曲を弾くから、飽きない。
聴いていて気持ちのいい第1番を練習しようかな~と楽譜を開いてみた。
うわ~むずかしそう・・・・・