Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 夜は秋の気配

2008年08月22日 | 日々の断片

ここ数日、夜になるととても涼しい。
完全なる秋の気配を肌が自動的に感じ取って、ちょっと嬉しくなってくる。
私は夏の終わりを寂しいと思ったことは、あまりない。1度だけあるけれど。
基本的には秋が好き。これから寒くなるという期待が持てる秋が好き。
なぜかと聞かれても答えられないので、これはもう遺伝子レヴェルの話かなぁ。


    


今年の3月に、ピアノ教室の生徒を美術館につれていくっていう企画をした。
小学校入学前の小さな子どもたちに美術館で楽しく過ごしてもらうには、
ちょっと苦労したけれど、昨日のレッスンで美術館に来週行けたら行こうねって
子どもに言うと、あまりに大喜びしたので、今更ひけなくなってしまいました。

そして、一週間もないのに今から企画を考えることになってしまいましたぁ。
美術館自体が夏休みに子供向けに企画しているおもしろそうなイベントがあるけれど、
低学年の子たちにはきついな~と思ってるとこです。

私はピアノ教師なのだけど、本当に育てたいのは「考える脳」をもった子どもたち。
考えることが楽しい、感じられることが嬉しい、想像するのが楽しい、
そんな子どもを育てたいというのが、私の願いってところです。
ピアノが弾けても弾けなくても、別に私には大きな問題ではなくて(ちょっと致命的!?)
自分のことについて考えられる、違う世界を知ろうとできる子どもたちを育てるのが
私の大いなる野望なのです。
私は彼女たちの人生において、奇妙な脇役を果たすのが嬉しいのです。

今回の美術館ツアーでのテーマは「おしゃれ」です。
まぁ今回そんなに練り上げられた企画ではないので、流行りの映画ポニョに
関係する絵も紹介しながら、息切れしないように頑張ります。

クリスマスが近づいたら「かみさまのいばしょ」というテーマで思案中。
こんな怠惰な性格だから、ちゃんと実現できるか不明ですが(笑)

○ 北京オリンピック

2008年08月14日 | 日々の断片

   


今日は朝からオリンピックを観ていました。
本当はハリーポッターでも読もうかな~と思っていたのですが、
朝から北島選手の200メートル平泳ぎ決勝があるということで、
やはり4年に1度のほうを優先しました。

圧倒的な強さでしたね北島選手
大舞台であれだけの実力が発揮できるのは、恐ろしく、本当に恐ろしいような
努力をされたことだろうと思います。おめでとうございます。嬉しいです。

体操の内村選手もおめでとう
床の演技は本当に日本人かって思うほど素晴らしかったです。
今後の活躍にも期待しています。

しかし私は冨田選手の大ファンです。
あの格好良さ、美しさはどうしようもありません。
つり輪、残念でしたが、私は冨田選手をテレビで見ただけで満足です

○ 本日予定なし

2008年08月13日 | フィールドNOTE

久しぶりに予定のないこの2日間。誰にも会わず、ときどき若い学生とメールの
やりとりをするだけで、幸せなことに時間をもてあましている。

12日の午後はなぜかピアノを弾いていた。
学生時代に悪戦苦闘したプロコフィエフのソナタを苦笑しながらチャラ弾きし、
ガリレオ・ガリレイの父が作曲した曲を、眉間にしわをよせながら譜読みし、
弾きなれたスペインの小曲を弾いてストレス解消し、
はやりのポップスの弾き語りをして、さらなるストレス解消をはかり、
最後はゴヤの絵からインスピレーションを得て作曲された、グラナドスの
組曲『ゴイェスカス』のまだ弾いていない曲を譜読みしてたけど、
久しぶりに長くピアノの椅子に座っていたら、疲れたのでやめました。




夜は久しぶりに本屋さんにいきました。
「中世の覚醒」という本がなくなっていて、ショックでした。
こんなところで私のほかにも中世の本を買う人がいたなんて・・・・。
なんだか妙にくやしいですが、まぁいいです。

なぜかハリーポッターの最終巻を買って帰りました(笑)
それからエーゲ海の紀行文も買いました。
今日は冷蔵庫にシャブリがあるから、飲みながら休日を楽しもう
と、ルンルンで本屋さんを立ち去りました。

♪ オケゲム 『レクイエム』

2008年08月12日 | 音楽の玉手箱♪


突然の「死」に直面して、深い悲しみを感じ、人の死について考える日々は、
現代に生きる私にとっては少し「非日常的」な感覚だ。

いつの頃からか、夜眠りにつくときには「レクイエム」を聴くようになった。

死者が最後の審判においてその罪を赦され、天国へ迎え入れられるようにと
祈るために執り行う「死者のためのミサ」で歌われる音楽。


    

私がよく聴いている15世紀フランドルの作曲家オケゲムのレクイエムは、
とても厳格な響きで、それがまた素晴らしい。

生きること、死ぬこと。
生きているということ、必ず死ぬということ。

「楽しい」を助長してくれる音楽もあれば、
「死」について考える心地よさを教えてくれる音楽もある。
私にとってはそれがオケゲムのレクイエムなのです。