半年くらい前突然神社めぐりに目覚めた。
ふらふら散歩をしていたときに、一人で人の気配のない神社に
たどり着き、恐怖を感じながらも足を踏み入れたのがきっかけだった。
それ以来、ちょこちょこ神社に出かけるようになった。
鳥居をくぐり、非日常的で神聖な空間に身をおくことが快感になった。
鳥居をくぐるだけで俗世間からかけ離れた世界に入ってしまえる。
摩訶不思議だ
普段馬鹿なことばかりしている自分や、
自分を押し殺して仕事をしている状態や、
毎日あふれてくるありとあらゆる欲望やらのすべてから解放されて、
そこに残るのは「無」の状態に近いものがある。
俗世間から離れて祈りの生活を送る僧や修道士の精神を、
俗世間で生きる自分も、かすかに感じとることができる。
お寺より神社のほうが、私にはその「感じ」をより鮮明に感じさせてくれる。
神社を訪れるたびに、
「あ~私にも生きるものとしての「祈り」があったのか」と、
気持ちが落ち着いてくるのであります