この世の中に愛すべき音楽はたくさんあるけれど、
その音楽を生み出す作曲家に興味を抱くことは、それほど多くない。
(もちろん自分が演奏する作曲については知りたいと思うけれど・・)
私にはその存在自体を愛してやまない作曲家がいる。
エリック・サティだ。
ピアノに向かって彼の楽譜を開いてじっくり見ていると、
笑う、関心、感心、現実逃避、慰め、爆笑、癒し、安心・・・・。
おおよそ人間のストレス解消に関わるあらゆる感覚が味わえる。(運動以外の)
サティは私の宇宙。
演奏してみると、19世紀のパリの香りがしてくる。(日本家屋でもだ)
今日はサティの楽譜のほんの一部を紹介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/51/b65cfb4d41312b66c98d681fb764d007.jpg)
(ピアノのための7つの小品 「メデューサの罠」Ⅰ より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/74/6b60616372c0665815785fa3a46d39a0.jpg)
(ピアノのための7つの小品 「メデューサの罠」Ⅳ より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/0c/a8baf091017331617ce38e0b6fbe1f06.jpg)
(世紀ごとの時間と瞬間の時間 Ⅰ 「有害な邪魔者」より)
そのほか・・・・
「ヒキガエルたちが 互いに名前を呼び交わす」 とか、
「4匹の無名の蛇が 彼を誘惑する」 とか、
「納屋のうしろで 雄牛が食べ過ぎて 気分が悪くなる」とか書かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/16/f5dd8d8349b8846236c8b61622d6c89b.jpg)
(世紀ごとの時間と瞬間の時間 Ⅲ 「花崗岩的な狂乱」より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e6/7c39df505e07ea1d8fc0243f24ecc549.jpg)
(最後から2番目の思想 Ⅰ 「田園相聞歌」より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/b8/9766b1ace20021576ae8473252d62ed9.jpg)
(最後から2番目の思想 Ⅱ 「朝の歌」より)
もうキリがないのでやめます。さようなら。また明日。