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Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 上勝町というところ

2012年08月29日 | 阿波の旅



   

   雨の降りしきる中、橿原の棚田を見るために山道を登ってきました。
   道路の細いこと、暗いこと、心細いこと。
   標識もないし、どんどん霧は出てきて見えなくなってくるしで、
   なんだかたどり着くまでに相当疲れてしまいました。
   
   ここまで来る前もアート作品をひとつさがしてて、民家しかない山道を
   間違えて上の方まで登ってしまって、どうしようもなくなってたところを
   たまたま上~~のほうから高級車に乗った、顔のするどいお兄さんが、
   下ってきたので道を聞くことができました。
   山をなめてはいけませんね。
   ガードレールもないし、落ちたらひとたまりもありませぬ。


   

   でも棚田はすごくきれいでした。

   

   この小さな町は、ゴミもすべてリサイクルして、ビジネスもして、
   持続可能な豊かな暮らしをしている。


   

   本当にこの町のことを考えている町長と、それに応える町民たち。
   難しいこの現代社会の大海原を、安全航行している。


   

   戦後の国の政策によって、いろいろな打撃に涙を呑んできた。
   給食は米よりアメリカの小麦を使うパンを、国産のみかんより輸入されるバナナを、
   林業を衰退させるような木材の輸入自由化など、この国の発展とともに豊かだった
   山村は見る影もなくなっていった。


   

   そして国が衰退をはじめた今、
   苦しみ抜いた小さな町は、ものすごい勢いで息を吹き返した。
   この町のことを書いた本は、ほんとにどれもおもしろい。
   生きる気力というか、希望がわいてくる。

  

○ タイム・ブリッジ ~上勝アート・徳島~

2012年08月13日 | 阿波の旅

   Kamikatu TOKUSHIMA

   

   ついにやってきました上勝町。
   年商2億円を稼ぎだすおばあちゃんたちが住まう場所です。


   

   なんだかよくわからないけど、この町にはアートがあるらしい。


   

   あれかな?


   

   タイムブリッジという作品。


   

   空間も素敵だけど、


   

   ここに住むいろんな人々の時間がつまっている。


   

   それぞれの過去。


   

   悲しい時間、楽しい時間、


   

   時間とは意識しないと知らない間に過ぎて行くから、
   こんな特別な空間で改めて感じさせてくれて、うれしい。


   

   あ、おべんとうの時の流れもある。

   私なら一枚の板に過去のことを書くなら、何を書くかなぁ。