神道の世界もいろいろだけど、稲荷信仰はかなり人気がある。
もともと「稲荷」っていうのは「稲生り」からの転化だそうで、
やはり日本人は「稲」の豊作を祈らずにはいられなかったんだな~と、
当たり前のことに気づかされるのであります。
大きな神社にいくと、その神社内に合祀されている稲荷神社をよく見かける。
ついでだから、あのたくさんの鳥居をついついくぐりたくなる。
稲荷神社のシンボルといえば、狛犬ではなくて「狐」だけど、
こちらもなかなか味わい深い。
「狐」は神の「使者」だ。狛犬のように神様をお守りしているわけではない。

(引田 誉田八幡宮) (東かがわ市 白鳥神社内)
狐さんはいつも大体口の中に何かくわえている。私が見た中では圧倒的に
「巻物」が多い。この「巻物」には、神の言葉が書かれているらしい。

(白鳥神社) (白鳥神社)
なんと東かがわ市の白鳥神社の中の「稲荷神社」には3対もの狐さんがいる。
どれもユニークで楽しい。足が細すぎる狐さんもいた。
「玉」をくわえている狐さんもいる。この場合「玉」は、神の霊または富と財を
象徴しているのだそうです。
その他「鍵」をくわえている狐さんもいるらしいが、その場合は「宝蔵を開く鍵」
なのだそうだ。