Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 仕事の前のハイキング 

2010年10月16日 | 日々の断片



   

   何年か前に神社巡り(狛犬巡り)がマイブームだった時があった。
   突然自分が暮らしてきた土地に目覚め、神道について知りたくなり、
   本を読んだり自転車でかけめぐったり、何時間も地図をながめたり。

   そんな時代にひとりで歩いてみようと思って出かけたハイキングコース。
   あのときはクマバチが2~3匹まわりをぶんぶん飛ぶもんだから、
   怖くなって逃げ帰ってきたんだっけ。

   でも今日は友人と来たから、心強い。

   週末に剣山に登ろうってことになって、日頃まったく運動しない私と友人は、
   かな~り心配になってきて、まず歩くという練習から始めることにしたのだ。

   
   

   最近私がはまっている日ユ道祖論のことなんかを話しながら、
   おもしろく、ときどき悪寒を覚えながら楽しんで歩いていたら・・・・
   やや・・・・
   この茶色い物体は・・・・まさか・・・・・


   

   むむむっ・・・・・きのこ様では??


   

   ちょっと触っただけで、ぷわ~~~っと黄色い胞子を大量に吐き出す。
   このアンパンみたいなキノコ、めちゃくちゃさわり心地がいい!!!!!!!
   ふっわふわのほっこほこのぷぅわぷわー。
   おもしろすぎてず~っとぷにぷにとつついてしまう。

   ノウタケというらしい。また会いたい。


   

   たった150mくらいの山だけど、こうして高いところから自分の住む街を
   見るって、ほんとうになんだか特別な感じがする。

   
   
   

○ 印象男木島 ~男木島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月16日 | 旅 ~Voyage~


   
 
   作品をほとんど見終わって高松に帰ろうかと思ったけど、なんとなくまだ男木島から
   離れたくなくて、ひとつフェリーを見送った。
   
   島のはしっこにある加茂神社まで歩いていったら、砂浜があった。
   姪っ子が波ではしゃぐのを見ながら、自分も昔やってたな~と思いながら、
   地味~に貝拾いをした。

   
   

   これは芸術祭の作品じゃないけど、こういうのもアートだな。
   

   

   男木島は小さい。
   ただでさえ小さな島に、集落も島の一部にぎゅっと密集してる。
   だからただの旅人でも、一日島を歩いていると何度も同じ人会ったりする。
   知らない人がとても近い存在に感じて、お互いに挨拶を交わす。
   これが島なんだな。
   これこそがこの地で芸術祭を開いた目的かもしれないと、思う。


   

   島に来てみる。
   それだけで十分価値がある。
   その上、脳をフル回転させるような驚きのアートに出会う。
   これはまさに「快感」としか言いようがない。


   

   「カモメの駐車場」女木島で見たな。
   こちらのカモメは風見鶏ではなく、生きているカモメだけど。

   
   

   この芸術祭のディレクターの北川フラム氏は言う。
   芸術祭の非効率には理由があると。
   案内通りに行っても作品が見つからない、どうしてもっと作品をコンパクトに展示
   しないのか、暑い、暑い、いつまで歩くのか・・・・
   悪態の限りをつくしながらも、芸術祭から帰った人々は口々にその良さを伝えはじめる。
   私もその一人だ。
   「最大限の情報を集め、最短でアクセスする」という大都市の価値観ではない、
   その非効率さこそが、真のねらいであると。
   なるほど。なんか納得。と同時に「やられた~」って感じが否めない(笑)



   瀬戸内国際芸術祭2010INDEXへ


   瀬戸内国際芸術祭2010