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アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ いろんな顔に想う <北山善夫作品> ~男木島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月01日 | 旅 ~Voyage~



   
   49 北山善夫 
   
   男木島の会場は狭いところが多いので、混雑するかもしれないという情報だけは
   事前に知っていたけど、やっぱりそこに行くまでは呑気にしてしまう。
   
   この民家の玄関まで行列でたどりつくまで、かるく40分はかかったな。

   いったいこんなところに何があるんだ~~~と、途中で直射日光が暑すぎて、
   ギブアップしそうでしたが、なんとか堪えました。

   一度に数人(多分5~6人)しか入られないように人数制限をしているから、
   こんなに時間がかかったのか。じゃあ中はゆったりしてるってことだ。


   

   ぬぬぬ。これはこれは。すっごく大きな赤い布に(赤というだけで強烈)、
   いろんな表情の人の顔だけが描かれている。
   
   すべてを許すような、優しく微笑みかけるような、あたたかく見守るような、
   人生の89.7%に満足したような顔・・・・・があったり、

   いぶかしげな、人を馬鹿にしたような、もしかしたら困っているような、
   あるいは大笑いする直前にこらえて我慢してゆがんでしまったような顔、など。

   自分の立ち位置で、印象が変化する顔。
  
   有名なのに、モナリザの微笑みがある。
   よく言われるように、鑑賞する人間の精神状態によって、あの微笑みの意味が
   変化するというものである。

   モナリザと鑑賞者の間には、モナリザが名画である故のある種の圧迫と、
   正面からあの表情と向き合った時の、どうしていいか分からない感じが付きまとうけど(笑)
   こういった現代アートは、好きな方向や角度から作品を自分オリジナルに楽しめたりする。
   モナリザも強烈だけど、こちらも強烈でおもしろい。


   

   馬鹿笑いしているような顔もあれば、
   ニシシシシシシッ・・・と笑っているような顔もある。
   顔って複雑だな~ほんと。
   自分も毎日どんだけの表情つくって生きているんだろうな~。
   意識した瞬間、なにか気づくことがあるだろうか。
   


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   瀬戸内国際芸術祭2010


 

○ 男木島アート巡り ~男木島/瀬戸内国際芸術祭2010~

2010年10月01日 | 旅 ~Voyage~

   
   55 中西中井 NakanishiNakai(Janan) 海と空と石垣の街

   島でアートを楽しむということは、思いがけないところで突然作品に出くわすこと。
   路地を曲がったら、小さなかわいい白いお家が石垣にいっぱい。


   
   

   ゆらゆら~っと揺れるリボンが涼しげです。
   9月中旬を過ぎたというのに、曇っていても33度もある日だったから、なんだか
   この涼しさがありがたかったな。プチギリシャみたいな感じ。


   

   道を歩いていると畑にこんなかわいい作品が・・・・と思いきや、
   こちらは作品ではないらしい。でもなんだかおもしろくていい感じです。


   

   細い坂道を下って、古い民家をのぞいたらびっくり。


   
   47 松本秋則 Akinori Matumoto(Japan) 音の風景(瀬戸内編)

   ふわっふわの白い羽がいっぱい。
   しかもところどころ白い羽が震えて、かわいい鈴の音が響く。
   これは癒し系だな~。


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   瀬戸内国際芸術祭2010