飛鳥に行ったことがないので、當麻寺に随分長く寄り道したあと、お昼にはつくようにと
飛鳥に向かった。天気もあまりよくないので、飛鳥に着いたら周辺の情報収集のため、
万葉文化館ってところに行くことにした。
飛鳥に行きたいわりには、旅の前日までアリのように働いて何も調べてこなかったため、
飛鳥がどんなところであるのか、小学生並みの知識しかない状態。
万葉文化館でランチを食べて、館内をうろうろして万葉集のことを少し勉強しつつ、
ミュージアムショップで運転しながらでも余裕で見れそうな便利な地図を購入。
なんとその地図はクリアファイルになってて、とっても便利です。
石舞台に向かう前に立ち寄った岡寺の駐車場前で売られている野菜たち。
なんて奈良は素朴なところなんだ・・・。
かぼちゃに直接マジックで値段が書いてあるし・・・。
石舞台古墳に行くまでにもうひとつ寄り道。
見わたすかぎりの棚田の世界。
うまく撮影できなかったので載せてないけれど、棚田の中に大きな赤鬼が
ものすごい存在感を発揮していた。
いつまでもあってほしいな、この風景。
蘇我馬子の墓と言われている石舞台古墳。
この巨大な石以外なにもないけれど、ここから見渡す景色は素晴らしかった。
遠くにさっき行った當麻寺のあたりにある二上山が美しくみえて、古代に生きた人の
山に対する特別な想いを、少し感じた。
なんと古墳のなかにも入ることができます。
中にはなにもないけれど、ひんやりとした特別な空気がただよっています。
ただならぬ雰囲気です。
ところでここは飛鳥寺の中です。
なんと「写真撮影できますので、ご自由にお撮りになってください」と言われ、
ものすごく戸惑いながら撮影した、飛鳥寺の仏像。
奈良はどれだけ寛容なのか。聖徳太子も蘇我馬子もお参りした仏像を撮影する私。
いいと言われても、申し訳ない気持ちで撮影してしまいます(笑)
飛鳥寺のすぐとなりに、蘇我入鹿の首塚っていうのがある。
中巨鎌足との戦いで敗れた入鹿の首が飛んできたところに建てられたのがこの首塚なのだとか。
飛鳥にいると、歴史がほんとうに身近なものに感じられます。生々しい。
首塚の向こうに見えるのは、甘橿丘(あまかしのおか)といって、蘇我入鹿の館が建って
いたところなんだと、おじさんがおしえてくれた。
入鹿の首塚のところで出あったおじさんに、なぜこの飛鳥に都があったのか聞いてみると、
「ここが天災による被害をほとんど受けないからです」と言った。
第2室戸台風や阪神大震災のときも、被害はほとんどないそうです。
うわ~あの雲・・・。
蘇我入鹿の魂が宿っていそう・・・・。
はやく旅館に行こうっと。今回のお宿は奈良公園のなかの旅館むさし野です。