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Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 2011年という一年

2011年12月31日 | フィールドNOTE



   
            Kyoto Nanzenji

   もしかしたら、すごい一年を過ごしているかもしれないと思っていた。
   やるべきことも多かったけど、やりたかったこともたくさんした。
   今までやろうとしてもできなかったことも。

   

   時間とはつくりだすものなんだって思った。
   今よりも仕事が少なかった時も、
   時間がなくてやりたいことができないって思っていた。
   でも、2011年。毎日ほぼ仕事の拘束時間が12時間以上にわたって、
   月4回の休みのうち2回くらいは仕事になっても、
   自分のやりたかったことを断行した。
   車の中、5分の空き時間、夜中、トイレ、お風呂・・・
   自分のために使える時間はすべて使った。
   かな。なにかに向かってる時は。

   

   書斎をつくった。
   突然マネーに目覚め、勉強して投資をはじめた。
   ピアノの本番もなんとかがんばった。
   ずっと買うことを躊躇していたプロジェクターを買った。
   何年かぶりにドレスを2着買った。
   イベントをたくさんこなした。
   親知らずを抜いた。
   ベルギーで幸せな時間を過ごした。
   ずっと夢だったプロジェクターを使っての美術と音楽の
   研究発表をした。
               などなど・・・


   

   2011年、世界は大変だった。
   経済も自然災害も政治も。
   自然災害に関しては、自分の住むところではいつでも起こりうる。
   経済の影響ももちろん受ける。
   大変なことはいつでもやってくる。
   だからこそ、その日一日を一生と思って大切に生きる
   「一日一生」をこれからのテーマにしよう。

   

   みなさまもよいお年をお迎え下さい。


○ 13の本棚

2011年04月30日 | フィールドNOTE



   

   我が家には13の本棚がある。(トイレは除く)
   ほとんど私の本や雑誌でうめつくされているといっていい。
   今私が住みついている部屋にどうしても置けなくなった山積みの本を
   本棚を新たに2つ買って、とりあえず並べた。
   それで13の本棚になった。

   良い素材の本棚というより、とりあえず山積みになった美術書をおさめられる
   本棚をさがして購入した。この「とりあえず」感は、値段にも反映されていて、
   なんとこの本棚は2つで8000円。

   本棚に並べられてる本1冊より安い。
   たとえばブリューゲルの本なんかは1冊で8400円くらいする。

   物の値段てのはおもしろいものです。

   
   

   ビザンティン美術やオランダ絵画についての本なら1万円くらいしても、
   迷いなく買えるのにな。
   本棚が2つで8000円なんて・・・・自分に呆れてしまう。

   でも、美術書だけの本棚を用意できてよかった。ふー。



○ 104444 セザンヌのお母さん

2011年02月05日 | フィールドNOTE
    


    



    仕事がきつくなってきたら、必然的に車での移動時間を削減しないといけなくなって、
   先月から高速を使うようになった。快適だなぁ余裕ももてるようになったし。

    車を走らせてたら、走行距離が104444になった。
   朝にアマゾンで注文した本が明日届くのが楽しみで、幸せだな~って思っていたら
   4が四つならんだ。「4あわせ」だな、とくだらないことを思いながら山道を走った。

    先週、生徒のお母さんに「お月謝を払うので美術史や絵のことを教えてください」と
   言われ呆然として、専門家じゃないからもちろん無理ですと言ったけど、そのありがたく
   面白いお願いに刺激されて、ちょっとずつ美術史の勉強を再開。

    仕事を終えてビールを飲んで、美術関連の本を読む。
          あ~そうだこの感覚。
   時代ごとの美的感覚や思想に触れて自分の脳が震えてフル回転するこの感覚。
   この脳の震えを感じたら、楽しくて楽しくて、あ~自分自身を生きてるな~って感じがする。

    今はなんとなくレンブラントやボッティチェリあたりの、どう接していいかわからない巨匠達の
   ことをいろいろ調べまわっているけど、この人たちもやっぱり面白い。

    そうだそれから・・・
    中世が好きな私としてはルネサンスをどこか精神的に敬遠していたけど、ルネサンスの画家と
   人体解剖についていろいろ調べてたら、ボッティチェッリもミケランジェロもみ~んなそんなに
   解剖をしていたのね、って感じで。ボッティチェリの絵の中の肺には驚かされるし、ミケ様の
   システィーナ天井画の脳ミソや腎臓にも驚いたし。ははははは。

    そういえば最近笑ったのはセザンヌのお母さん。
   画家になることを反対しまくっている銀行家の父への母の一言。
   「だってあなた、この子はポールという名前よ。ヴェロネーゼもルーベンスもポールだったと
   いうじゃないかい。」
   ・・・・・すごい。母ちゃん!!それだけ!?


 

○ もしも願いが叶うなら

2010年10月31日 | フィールドNOTE

   なんかここ最近、また少し疲れてる。
   ウィークデーは割と精一杯働きながら、イベントの準備もしてってやっていた。
   でも台風の影響でイベントも中止になり、準備のためにとっていた休日もぽっかりと
   無意味な時間になってしまった。
   休日に仕事しないですむのは嬉しいんだけど、とくに何も目的を持たないまま時間を
   過ごしていたら、なんか「虚しい」なんて思う瞬間があったり。

   そしてここ最近、夢見が悪い。

   津波に襲われたり、はげしく感情が高ぶるような夢だったり、
   なんか寝ていても疲れるわ(笑)

   そこで!!今もしもひとつだけ願いが叶うなら、

   

   死海で空をみながらぷ~かぷか浮いていたい。
   
   そしたらこの疲労物質のたまったような体の痛みから解放されるのに。

   ただイスラエルに行って、無為に過ごしたい。



◇ 意識

2009年10月21日 | フィールドNOTE


   

   最近家の近くにまた余計な(見た目上)電線が通った。
   普段全く「意識」していなかったけれど、今までなかった場所にそんなものができると、
   自然と世の中の電線を「意識的」に見るようになる。
  
   「意識」ってなんだろう・・・・・

   普段から生徒にも「意識して」練習して・・・みたいなことを言ってるかたわら、
   「意識」ってなんだろうって思ってるんですよ。

   無意識、意識がある、意識して!、意識障害、自意識過剰・・・・
   いろいろ言ってるけど・・・便利に使ってるけどそれはなんだろうと、
   車の中でぼんやり考えていた。今日。
   それって無意識に運転しているですよね(笑)

   この写真も「夕焼け」ってみると手っ取り早いけど、
   色を意識してみると、なんといろんな色があることか。

○ 毎日の色

2009年10月19日 | フィールドNOTE
      


      

   こんな淡い七色の空も見ていて気持ちがいいけれど、私の仕事にも曜日ごとに色がある。
   その曜日にしか会わない生徒、その曜日しか走らない道、
                    曜日によって楽な日も過酷な日もあるから。

   仕事が少し辛くても、毎日色合いが変化するから、なんとかやっていけるような気がする。

   最近ちょっと嫌なのは、日曜に研修があれば2週間働き続ける私にとって、
   唯一時間的にも精神的にも楽ちんだった「鎮静の水曜日」が、また仕事で汚染されつつ
   あること。どうにかならないかな~。

   


○ 自分の手で「書く」ということ

2009年06月01日 | フィールドNOTE



   


   3月に近江を旅したとき、彦根城で井伊直弼の書いたノートを見た。
   じ~っとみていて、じわじわ感動した。美しい。
   
   人がものすごく丁寧に手書きしているものを見ることが本当に好き。

   中世ヨーロッパの彩色写本も素晴らしいけれど、井伊直弼のノートもすさまじい。

   私も手書きが好き。
   まぁ、キーボードをうつのが遅いって言うのもあるけど、やっぱり手書きが好き。
   自分で書いたものが、紙の上に、脳の中に残っていく感じがとても好き。

   

○ 今日は何にしよう

2009年03月26日 | フィールドNOTE

   

   おっ。いつもは中にある大きな顔が、今日は外にでている。こんにちは。

   ちなみに前はここにありました。入り口のドアをあけて正面。


   

        いつきてもやっぱり素敵だな~って思う。


   

   個性的なすべてのものが、お互いに主張し合うこともなくおさまっている。


   

   なぜか引っ込み思案な姪っ子が、ピアノをひきはじめた。
   このあと私も話の流れでちょとだけ弾くことになってしまった・・・。
   よ~く響くから、フランスバロックの曲にしてみた。


   

               姪っ子はアイス。


   

            私は「青リンゴのおっぱい」
   なんでこんな名前なんだろ。私が小さい頃からあるけれど、オーナーには
   聞いたことがない。このまましばらく聞かないでおこう。


   

   ここが東かがわ市だなんて思えないなぁ。何度訪れても素敵なBAKUでした。

   

○ BAKUのお庭で

2009年03月26日 | フィールドNOTE


   

   またいつものように親戚の家から歩いてすぐのBakuへやってきました。
   


   

   たくさんのクリスマスローズ。
   今年はいつもよりたくさん咲いていると、オーナーの奥様が。


   

   ミモザ。大好きだけだど、花粉症にならないように注意。
   ローマでミモザの花粉に相当やられたからな。


   

   活けてるところが、にくい。素敵だな~。


   

   こちらはお店の中から見えるほうのお庭。
   フランス・ロマネスクの列柱彫刻のような彫り物がほどこされた鉢が
   かわいい。ほしい。うらやましい。


   

   理想だな~、こんな自然な感じのお庭があるおうち。
   花も木も自然で無理してなくて、そこに「存在している」っていうような。

   うちもこんな感じにしていこう。将来のために。

○ 美術館プロジェクト

2009年03月16日 | フィールドNOTE

   

   そろそろまた生徒たちと美術館に行きます。
   最低7年。と思ってはじめた子どもたちのための美術館プロジェクト。

   どんなふうに子どもたちが反応するのか、
   子どもが美術館を楽しめるのか、
   自分が何を伝えていきたいのか、
   な~んにも分からないまま手さぐりではじめたけれど、
   ひとつだけ成功していることがある。
   
   今度は○月○日に美術館に行くよっていったら、子どもたちが大喜びしてくれること。
   
   美術館は、なにか分からないけど楽しいとこって思ってくれてるんだ・・・。

   子どもたちが楽しんでくれてると、保護者も行きたいって言ってくれる。
   よし。今度は親子企画かな。

   この子たちが、高学年になるころには、
   美術館で今よりもっとおもしろい活動ができるといいな。
   できれば子どもたち自ら企画して運営していくような、私の力だけでは
   遠く及ばないようなこと。

   人を育てるってことは、自分が育てられるんだな~と思う今日この頃。