Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ ノートルダム大聖堂 ~アントワープ~

2011年09月23日 | 旅 ~Voyage~



   

   キリストの昇天祭の日。アントワープの大聖堂へ。
   とお~く一番奥に、リューベンスのトリプティークが見える。



   

   十字架降下。
   美術館でリューベンスを見るのは、ちょっとうんざりだけど、
   こうして大きな大聖堂で見ると、なんかやっぱりすどいドラマティック
   だなって思う。やっぱりリューベンスには大きな空間がいいわ。


   

   ここはベルギーで一番大きなゴシック教会。
   ステンドグラスもとても美しい。


   

   パイプオルガンもすごい。響きが聴いてみたい。


   

   バラ窓。すいこまれそう。きれい。


   

   リューベンスの十字架昇架。
   大聖堂に差し込む光もまたドラマティック。
   リューベンスが描いた光源と同じ方から光が・・・。
   この方向から光が降り注ぐと、キリストの右側のキリストを愛する
   人々の方にだけ強く光があたる。左の悪人たちは闇の中。


   

   このステンドグラスを見てると、天上の世界にいつも心においていた
   時代の人々の、「なにか」を感じる。

   
   

   赤い布のおかげで、大聖堂に飾られる絵が、無機質ではなく暖かく見える。



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○ アールヌーヴォー建築探訪 ~アントワープ~

2011年09月20日 | 旅 ~Voyage~



   

   市電に乗ってアンティークな街並みへ。
   この市電を使う人たちは、ちょっと変わった人たちばかりに見える。


   

   ここかぁ。アールヌーヴォーの街並の続くコーヘルス・オジレイ通り。


   

   なんとエレガントな。


   

   こんなところに住んでる人がいるなんて。


   

   なんだかタンポポをみるとほっとするわ(笑)


   

   こんなお屋敷では、どんな日常が過ぎていくのでしょう。


   

   ははー。お部屋にスカルプチャーですか。


   

   日差しがきつい。暑いよー。

 
   

   うわっ。あんなところにおじさんがー!と思ったら、、、人形かっ。


   

   20世紀初頭に、お金持ちが競い合って、アールヌーヴォーやらアールデコ、
   ネオルネッサンス、ネオクラシック調などの様式をうまくとりいれて、
   今までになかったようなおもしろい街並を造ったのだとか。


   

   ここ素敵。


   

   このバルコニーにはいったいどんな人が立つのだろう。


   

   チューリップ。


   

   こども発見。やっと2人目の住人をみたぞ。
   こんな家に住んでるなんて、君がすごいよ。普通にスケボーしてるけど。


   

   あの丸いところはどうやって建てるのでしょう。


   

   こんな張り出したバルコニーもある。


   

   みんな家の中まで見えるようにしている家が多い。
   光と緑にあふれている室内。うらやましい。


   

   ガラス越しだけど、洗練されてるわー。あの照明。すごい。


   

   この街は、ヨーロッパが凝縮されているような気がする。


   

   あはは。バーコード。


   

   これはネオクラシックだな。
   うわーアテネのエレクティオン神殿みたいにカリアテッドが。
   お金持ちってのはすごいですねぇ。


   

   花もとてもきれい。


   

   なんてすごい街なんだ。


   

   ん?グロテスクな外観だな。


   

   げっ!!ガーゴイル!!!
   どんな趣味やねん。雷が鳴る日は不気味やろなー。
   この家には住みたくないわー。


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○ アントワープで迎える朝

2011年09月20日 | 旅 ~Voyage~



   

   アントワープのB&Bの朝食。
   いつの日もここで朝を迎えたいと思うとうな幸福な朝の光。
   とても豊かな気持ちになる。


   

   今日はキリストの昇天祭。
   だから、美術館もお店もほとんどお休み。
   ただ、ノートルダム大聖堂が午後からは開いているから、
   リューベンスの祭壇画は今日見られる。
   午前中は旅を共にするララさんおすすめのアールヌーヴォーの
   街並みを見にでかけよう。
   市電までの道のりは、とてもベルギーとは思えないくらい、
   ムスリムの人や黒人さんばかりで、一人で歩いていると、
   じろ~っと見られる視線にやや小走りになりながら・・・・・


   

   市電を待ってる間。このあたりに暮らしている人をぼーっとながめる。
   アントワープの中心とは少し離れたこの場所に、なんとなく居心地の悪さと、
   おもしろさを感じながら。


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○ 目的もなく歩くアントワープ

2011年09月11日 | 旅 ~Voyage~



   

   何度も同じ道を通ることもある。目的がないから。
   というよりは、今日の目的を果たしたからというべきかな。


   

   アントワープのグローテマルクト。
   ギルドハウスがたくさん。

 
   

   ここからもノートルダム大聖堂の塔が美しい。


   

   ギルドハウスにはそれぞれのシンボルが。
   鷲。かっこいい。


   

   こっちはナポレオンの騎馬像みたいだ。


   

   また大聖堂がかっこよく見えた。


   

   次は船。


   

   彼の名はブラボー。ローマ兵士です。
   ブランバントという地名の元になったのは、このローマ兵の名前です。
   アントウェルペンという地名は、このブラボーさんが、シュヘルド川で
   権力を牛耳っていた巨人の手(アントant)を切り落として川に
   投げた(ウェルペンwerpen)からという説が。
   「ブラボー」は今でもイタリアの称賛の言葉ですよね。
   すごい活躍をしたんですねぇ。ブラボーさん。


   

   ブラボー兵士は今も市庁舎前で巨人の手を投げようとしています。

   
   

   大聖堂の周りにはたくさんのカフェやブラッスリーが。


   

   今日は大聖堂の周りを何度もくるくる。


   

   この光。光と影っていうべきだろうか。
   ヨーロッパって感じがする。


   

   鐘の音がする。何世紀も変わらない鐘の音が。


   

   街全体が鐘の音に包まれる。
   昔々、人々は同じ時間に同じ鐘の音を聴き、同じ神を信じ、
   現代よりももっともっと生きるものとしての「想い」を共有していただろう。
   この鐘の音が、とても重い。石に反響して響き渡る振動が心地よくて、重い。


   

   アントワープ。ここがアントワープか。


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○ 大聖堂まで歩こう ~アントワープ~

2011年09月07日 | 旅 ~Voyage~


    Antwerpen

   

    美術館から大聖堂まで歩く。


   

   子供服ー。って言ってもイベント用かな。


   

   おおー。グラスのシャンデリア。


   

   腕時計の掛け時計。


   

   大聖堂の塔が見える。かっこいいわー。


   

   また素敵なお店を発見。


   

   食器や文具、みんな楽しそうに見ている。


   

   おおー、楽器もある。欲しいけどあんまり荷物増やせないしなー。


   

   ついに到着。大聖堂前。

  
   

   まぁ。素敵な帽子。


   

   そしてついにノータル大聖堂を見上げた。
   今日はもう中には入ることができないけど、明日もう一度ここへ来て、
   ついにリューベンスの祭壇画を観る。
   今日はもう少しこの辺を歩こう。


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○ マイヤーファンデルベルグ美術館

2011年09月06日 | 旅 ~Voyage~

   Mayer Van den Bergh Museum

   

   1901年まで生きていた美術蒐集家マイヤーファンデルベルクというおじさん
   の個人コレクションが展示されている美術館に、ブリューゲルの「狂女フリート」
   を観にきました。MAS Museumでビールを飲んだりしてまったりしてたものだから、
   ここに到着したのは閉館1時間前。
   でも、だからこそこの部屋をひとりじめできた。


   

   建物はマイヤーさんの死後に建てられたらしいけど、なんと16世紀風。

 
   

   建物の中を歩くだけでもおもしろい。
   ブリューゲルの作品がじっくりみられてよかったー。
   

   

   そろそろまたどこかでビール飲もうかな。


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○ MASミュージアム内部へ Antwerpen

2011年09月05日 | 旅 ~Voyage~


  
   

   屋上からアントワープの街を眺めて、いよいよ展示室へ。
   9階、8階、7階と、各階を見終わったらエスカレーターで下がっていく。


   

   このMASミュージアムには、
   アントワープの民族学博物館、国立海洋博物館、肉屋のギルドハウスにあった
   コレクションが集められていて、力(power)、都市( the city)、
   港( harbour)、生と死( life/death)という4つのテーマに分けられて、
   展示されている。

   
   

   人間っておもしろいものつくるなー。


   

   ハロウィンのかざりみたい。なにに使ったのでしょ。

   

   各階ごとの展示室に入る前のアプローチが、音、映像ともに本当にかっこいい。


   

   いろんな時代の船の模型。港で栄えた街らしいなぁ。
   この街がリューベンスを生み出したのか。


   

   いろんな時代のアントワープの港の絵がある。


   

   なんだかすごいなー。この街も。


   

   展示室を出る時も、たくさんの工夫と遊び心がある。
   この黒板には書き込みができる。もちろん私も参加。


   

   いろんな国の民芸品を展示してる。
   見慣れた顔だと思ったら美智子様。


   

   そして現在改装中のアントワープ王立美術館のマスターピースが、
   2012年の末までここに特別展示されている。
   ジャン・フーケのマドンナ。こんなに近くで見られるなんて。


   

   最も感動したのはこちら。
   ファン・エイクの傑作が、椅子に座って間近でず~っと眺められる
   このテーブル。嬉しかったー。

   
   

   まだオープンしたてで、いろんなテレビ局の人たちが番組収録してたり
   したから、それに若干気を使いながら鑑賞。


   

   そしてストームカフェ。
   ブルージュ・トリプルをなんでかアントワープで(笑)


   

   不思議だったのは、日本の新しい美術館は若者がとっても多いけど、
   アントワープはほとんどが年配のかたばかり。
   屋上への階段もみんな上りかねているような世代。
   若者はいったいどこに・・・・。


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○ MAS Museum  アントワープ

2011年09月03日 | 旅 ~Voyage~



   

   B&Bのお部屋があまりにも素敵で、ウェルカムビールまでいただいて、
   もう出かける気がなくりつつあったけど、ここはアントワープ!!
   ちゃんと出かけようと思って、とりあえず新しくオープンしたという
   MASミュージアムへ。


   

   港で栄えたアントワープを体感できる場所に美術館はある。


   

   子どもの遊具も船っぽい。


   

   よーく見ると、建物の白いポツポツは「手」だった。
   「手」はアントワープのシンボルだからね。
   昔々のめっちゃ強い巨人の手を、ローマの兵士がやっつけたそうな。
   その巨人の手(ant)を投げた(werpen)のでアントウェルペンという
   名の街になったそうな・・・・。はは。それにしても建物中に手を付ける
   なんて・・・。


   

   チケットを買って、まず目指すのは屋上。


   

   世界有数の港として栄えたアントワープの景色。


   

   今日は気持ちのいい空だな。


   

   かつての栄光を物語ってくれそうな建物もある。


   

   今、アントワープなんだな。
   

   

   アントワープなう。
   この街が生み出したエネルギーを想像してみる。


   

   ブリューゲルが「バベルの塔」の背景に描きこんだアントワープに
   想いを馳せる。

   
   

   なんとなく・・・このあたりを描いたんじゃないかと想像する。


   

   おもちゃみたいにきれいだな。ベルギーの街って。


   

   この美術館は、屋上に上がって、だんだん階を下っていきながら鑑賞する。
   展示室から出るたびに、アントワープのいろいろな表情に出会う。



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