A Pocket Full of Smile

気まぐれに何か楽しいこと、美味しいもの、素敵な場所などを書いてみようかな

ウラジオストクに行ってきました【2日目の7】

2019-11-18 04:47:41 | 旅行
おなかも満たされたところで、街歩きしながら、前日お顔だけ拝見したウラジオストク駅へ向かう。歩く方向は安定の『きっとこっち方向でしょー』。だけど、壁画とかアコーディオン弾きの人とかいろいろ魅力的なものが目に飛び込んでくる。




あんなに上の方にも。


哀愁漂う感じがいいなって思う。


しばらく、あてもなく歩いていると、何人もの人が入って行くドアに行き当たった。もれなく入る。入る時にドアのところでつまづき、向かいから来てたお兄さんを「おっ…。」と驚かせてしまう。ごめんなさい😅。つまづきながら見えたのは、お花屋さん。なんと、そこはその名も花屋通り。


短くて狭い通路の両側に、お花屋さんがずらりと並んでる。そう言えば、街を歩いていてもお花を持ってる人をよく見かけた。中には、ラッピングも何もしてない薔薇の花数本を小脇に抱えて颯爽と歩く男性もいたりして、とても絵になってたり…。ロシアの人はお花が大好きなんだなー。

そして、目的のウラジオストク駅へ。


前日にアエロエクスプレスが到着したところとは駅舎が違う。こちらは120〜130年の歴史がある。入る時にはやっぱり荷物チェック。待合室の天井が芸術的で、休憩を兼ねてしばし眺める。


そしてトイレに行っておこうとWCの矢印がある階下へ。すると、階段降りてすぐのところに駅員さんがいた。また何かチェックでもされるのかと思ったら、“Picture?”と聞かれ、思わず“Yes!”と返事。するとホームへ出るドアを指差された。

実は、そこは見たかったものがある場所。最近ウラジオストクを旅した何人かの人のブログとかには、『切符がないとそのホームには行けなくなっている』なんて書かれていたから、今はその鉄道に乗らない限り見れないんだと半分諦めていたのに、なんだ、このあっさりと行ける感じo(^o^)o。やったー!

その見たかったものとは・・・

シベリア鉄道のキロポスト。時々、うっすら騒ぐ鉄子の血(笑)。そう、ウラジオストクはシベリア鉄道の東の終着駅で、ホームに西の終着駅であるモスクワまでの距離がキロポストに書かれている。


世界一の長距離列車だよー。端から端まで1週間かかるんだよー。オーストラリアでアデレードからパースまでインディアンパシフィックに乗った時も2泊3日かかり、お尻が平らになりそうだったし、そのインディアンパシフィックですらシドニーからパースまでの全長が4352kmだから、このシベリア鉄道の9288kmは気を失いそうなくらいの長さ!おそロシア〜(笑)。見れて良かった。SLもカッコ良かったし。


喜びとともにトイレに行きたかったことを思い出し、再度荷物チェックを受けてホームから駅舎内へ。ちょいちょいセキュリティーチェックされるんだね。で、トイレの前に行くと男性トイレと女性トイレの間に窓口みたいなのがあり、もしやお金が必要なのかなーと思ったら、中にいるおばちゃん、うたた寝中。起こさないようにそーっとそーっと行動したけど、どうやらお金はいらなかったみたい。いろんなところに20ルーブル払わないと使えないトイレがあるから、ついそう思っちゃいました。
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ウラジオストクに行ってきました【2日目の6】

2019-11-17 03:43:51 | 旅行
鳩とたわむれるフレンドリーな親子とバイバイした後は、海岸通りを散策。程なくして遊園地前に到着。


すると遊園地の前にユニコーンがいた(笑)。


馬に乗った女の子が “Do you wanna try?”と妙に馬に乗らないかと勧めてきたけど、それはご丁重にお断りして撫でるだけ撫でさせてもらった。だって、うかつに「いいのー?」なんて言った日には、ちゃっかりお金を取られそうな気がしたから。ユニコーンだって、なんだか遠い目をしていたし…。


案の定、その後乗ってみたいと興味を示した韓国人がお金の話、されてました。良かったー、勘が働いて。

遊園地の中も入ってみたけど、まだ人出がそんなになかったので動いてる遊具が少なく、見学だけで終了。動いていないメリーゴーランドに切なさ感じたし、窓もドアもチェーンさえない観覧車にびっくりもした。




さらに歩くと大きなレストラン前にさしかかった。


ちょうどスタッフのお兄さんが門を開けようとしていた時に目が合ってしまい、ご挨拶。お兄さんが蟹の写真を指差すので、蟹ってわかってるのに「これ、蟹?」と口走ってしまう。だって韓国語に目がいっちゃったから。


するとお兄さん、本当に私が蟹を見たことないと思ったのか、“Come on!”と店内に招き入れてくれ、蟹がたくさん入ってる水槽を自慢げに見せてくれた。「おー、すごいねー!」と感心してると、今度は電気をつけ、他のスタッフのお兄さんにまで声をかけ、トングで蟹を捕まえて見せてくれた。


もう一人のお兄さんはなにかをするわけじゃなく、「アンニョンハセヨー」って言いたいだけ。日本人だよって訂正したら、わかった振りしてたけど、バイバイの時にもう一度「アンニョンハセヨー」言うてはりました。やっぱり、言いたいだけやん!

蟹を見たせいか、そろそろおなかも空いてきたのでランチタイム。噴水通りを歩いていた時にガイドブックに載ってたロシア料理のお店があったので、そこに決定!


ボルシチ、そしてニシンの塩漬けをオーダーしました。


ボルシチはそんなにビーツの色が濃くなかったけど、お野菜いっぱい。スメタナ(サワークリーム)がよく合って、間違いない美味しさ。ニシンもしょっぱすぎず、じゃがいもとの組み合わせが美味しかった。ロシア料理は見た目に美しく、本当に美味しくて、幸せにしてくれる。日本人の口にもとっても良く合うので、食べるのが大好きな私にとっては安心して旅行ができる国です。
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ウラジオストクに行ってきました【2日目の5】

2019-11-16 03:52:18 | 旅行
ガイドブックに徒歩圏内で回れる観光地の東端近くに載ってるのが、プリモリエ銀行。


と言っても、私、ガイドブックは持ち歩いてただけでほぼほぼ見なかった。それが吉と出た点と、凶と出た点、あるあるー。

このプリモリエ銀行は本当にきれい!こんなパステルカラーの銀行なんて見たことない。今もちゃんと営業してる銀行なんだけど、土日はお休みだから中には入れていない。こんな建物を見ると、東京から2時間前後で来れる国なのに、やっぱりここはヨーロッパなんだなってしみじみ思う。

そして、映画館の前に来ると入場待ちの人が外にまでずらり。きっと映画は人気の娯楽なんだろうなって実感。ちょうど『マレフィセント』が上映中らしく、大きなポスターが貼られていたけど、マレフィセントにはキリル文字がよく似合うなって思いました。


ちなみに『天気の子』も上映中でしたよ。


そして、週末は市場が出ると思いこんで中央広場へ。


だって、週末市っていうのがあるってことだったから。ところが市場なんて出てなくって、音楽イベントかなんかの設営が行われてるだけ。あとで調べたら、金・土だけなんだって。日曜はやってないんだってー。計画性がないと、こういうことが起こります。とほほ…。

気を取り直して、海を見にビーチを目指す。が、最初ビーチと並行してる方向に歩いてしまい、安定の迷子。そこでグーグルマップで自分の居場所を確認。最初から見ればいいのにって、いつも思うけど、道に迷う方がいろんな発見があるから好き。

それにしても、日本人に全然会わないけど、飛行機に乗ってた人たちはどこに行ったのかなー?と、この辺りでちょっと思う。

で、路地のトンネルの壁に描かれてる落書きのアートさにすごいなーと思いながら歩いていると、お目当ての噴水通りに無事に出ることができました!


通りの両側はレストランやカフェ、おみやげ屋さんなどが並んでるおしゃれエリア。おひさま効果でポカポカしてきて、お散歩がとっても気持ちいい。そして、レストランがなかなかおしゃれ。




ビーチの手前に出たら、鳩に囲まれてる人たち発見!


お子さまがかわいくて、近くに行って写真撮っていいか聞こうと思ったら、「あなたもエサあげてごらん」という想定外の流れに…。えっ、いいんですかー?と、迷うことなく手を差し出してエサを受け取ったとたん、パタパタパタパタと鳩さん襲来。油断したら腕の上で、鳩が2階建てになってたり、羽根で顔をはたかれたり。




娘ちゃん、そんな私の姿を見てきゃっきゃっと笑う。エサが食べつくされそうなタイミングで、ママにどんどんエサを追加される。わんこそばじゃないんだから。まさか、ロシアまで来て鳩の餌付けするなんて思わなかったなー(笑)。ふと足元見たら、鳩のカーペットみたいになってたしー。鳩嫌いな人には、きっとホラーな状況だったと思うけど、私はとっても楽しかったよ。
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ウラジオストクに行ってきました【2日目の4】

2019-11-15 05:05:32 | 旅行
ケーブルカー地上駅を挟んで、プーシキン劇場と反対側にあったのはパーミャトニク・ポリテフニカム。


第二次世界大戦の戦場から戻ることができなかった極東政治研究所の教師と学生約500人へのオマージュとして建立された記念碑なんですって。そんな神聖な場所なんだけど、私、どうでもいいことが気になるタイプ。すぐ横に建ってるかわいい教会の前に置かれたキックボード、教会に似合わな過ぎて気になるー。


そして、目的なく街の中心部方面に向かって歩く。ちょいちょい、いろんなものが気になる。

車1台分のスペースしかないのに、駐車場用のバーがあったり…。


路上駐車の仕方、むちゃくちゃだし…。


ベンチひとつに、ゴミ箱ひとつあるし…。これはある意味うらやましいけど。


そのうちに別の教会、聖母被昇天教会があるところに出る。


日曜日なので礼拝に人々が来られてた。観光客も入れるんだけど、女性はスカーフしてじゃないとダメ。中に飾られてるイコンがとーっても美しいらしいんだけど、熱心な信者の方の姿を見ると入る勇気が出なかったー。スカーフも持ってなかったし…。そして、教会前にはお金を恵んで欲しい人が待機。うまいこと信心する気持ちにつけ込んではるなー、と思ったりして。

教会から道を挟んだ海側には、これまた第二次世界大戦中にお亡くなりになった商船の船員さんたちの戦没者慰霊碑が。


戦争に関したものが多いんだなー。そう言えば1ヶ月前に横須賀の軍艦三笠を見学した時、日露戦争の説明でウラジオストクが出てきてたな。あの時にはウラジオ行きを決めてたけど、歴史は苦手だから真剣に説明、読まなかったんだよねー。こんなことなら、もう少しちゃんと理解してから来ればよかったなぁ。

あとは、お店の看板的なものがわかりやすくて気に入る。

きっと靴屋さんと楽器屋さんとか。


お花屋さんかな?


あと、ジュエリーショップとかね。


こういうのがたくさんあるから、それを探すのもとっても楽しい
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ウラジオストクに行ってきました【2日目の3】

2019-11-14 23:13:49 | 旅行
8時半頃に到着した鷲ノ巣展望台。まだ人はほとんどいないし、時差の関係で太陽もまだ低い位置に。


人いないなー、と思ったら、中国人御一行様がいらっしゃいましたが(笑)。


こちらのおふたりは、スラブ語を作った方たちだそう。毎日、素敵な景色をここから眺めてらっしゃるんですねー。


しばし、きれいな景色を堪能したあとは、街の中心部に向かうことに。それにしても空が青い!お天気に恵まれて良かった。

展望台からケーブルカーの駅へ向かっていると、白タクのドライバーに「へい、タクシー!」と言われる。いやいや、もしそれを言うとしたら、「へい!」は私のせりふやし…と、うっかり笑ってしまう。

ケーブルカーの駅舎、かわいいです。


ケーブルカー乗り場は時間が早いからか、スタッフさん以外誰もいなーい。ウラジオストクでは年が変わるとバス代とかも値上げされるらしく、このケーブルカーも然り。とは言え、2019年11月現在の運賃は20ルーブル(40円ほど)。これを使うとホテルと街中の移動が多少楽になると分かり、この日だけで合計3回お世話になりました。




ケーブルカー地上駅のすぐ横には、パステルイエローがかって見える美しい建物が。プーシキン劇場です。


9月に長野県上田市に行った時に、初めて足を止めて松井須磨子さんという女優さんのことが書いてある案内板(?)を読んだんですが、なんとなんと、その松井須磨子さんはプーシキン劇場の舞台に立ったことがあるんですって!思わぬところで繋がりが。すごい、すごいと心の中で喜びのジャンプをしてた私の横には、プーシキン像。誰が名付けたか『しょんぼりプーシキン』と言われてるらしいけど、思ってた以上にしょぼくれてました。
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