つぶやき・ツッコミ・つれづれ語り

言わないけど内心でツッコミ入れている、日常語り。

ベストとは限らない。

2019年03月18日 | 日常のこと
最近、パンフレットを作るため
印刷業者さんにお世話になりました。

私は経理なので
会社をいくつか選んで
見積書を取って見比べて
どの会社にお願いするか決めるまでを担当しました。

パンフレット作成している部署に申し送りして
請求書が来るまで私の出番は無いはずだったのですが・・・

見積書を採用しなかった会社から
営業さんがやってきて
「後学のため、他の印刷会社の見積書を見せてください!」
と言ってきました。

普通は見せないと思うんですが。

少なくとも私は他社の見積書を見せるなんてしない。

パンフレット担当部署に送ってしまったので
手元にありませんと説明をしました。

何を聞かれても
手元にないので何とも言えなくて・・・と答えました。

もう、なんなんだよ!
この日は忙しかったんですよ!
アポなしでやってきて、無理を言ってきて!

と、内心は腹が立っていたのですけど
穏やかに話をしてお帰りいただきました。

大人になったなぁ、自分。

出てきた見積書に関して言えば
この営業さんが出してきたのが一番高かったですが
一番きっちり積算してありました。

高いけど、一番、信頼できそう、という印象でした。

実際に採用になった業者さんは
安かった上に見積書もざっくりしていました。

担当者とやりとりしているメールがccで届くくらいなのですが
印刷会社とうちの担当と
協力していい物を作ろうと頑張っている感じがするのです。

いいパンフレットが出来そう、という手応えです。

今回、ベストってなんだろう、と、思ったんです。

きっちり積算して
信頼度高めの見積書を作って
後学のためにと他社の見積書を見に来るような営業さん。

きっと高みとか洗練された物を目指しているのだろうけど。

たぶん、
そこに依頼して完成したパンフレットは
きっちりカッチリしていて面白みに欠けるんじゃないかな。

ベストなものが本当にベストな結果につながるとは限らない。

なかなか、深い。

これだからすべての事象は面白いのかもしれません。