つぶやき・ツッコミ・つれづれ語り

言わないけど内心でツッコミ入れている、日常語り。

苦手なのに面白い本。

2019年03月01日 | やっぱり本が好き
今、読んでいる本が面白いです。

内藤了さんの「AID」
私にしては珍しく刑事物です。

私は人が死ぬのは嫌いなので
なるべく死んだ人が少ないといいなぁと思いながら読みます。

AIDはまだ途中なのですけど
自殺志願者に華々しいフィナーレの舞台を提案するのがAID氏みたいです。

(違ったらすみません)
(そういう予測を立てて読み進めているということで)

自殺事件を扱っていて
フィナーレの結果、できる変死体がごろごろ。

でも、作者が書きたいのは
自殺はだめだって事なんだと思う。

助かってしまった人が主人公の刑事に
きれい事を言っているんじゃないよ!等
全身からの悲鳴をあげるのですが。

(今日は朝から壮絶な場面を読んでしまった)
(ハハハ・・・)

作者が両方の意見(自殺と自殺反対と)を
同じ重さに扱おうとしているのが伺えるのです。

そこがこの作品の面白いところなのかな、と。

自殺に関して
ある漫画で読んだと思うこんな台詞が気に入っています。

その人が背負った重みに耐えきれなかったことを
誰が責めることができるでしょうか。

(うろ覚え)
(というか、たぶん違うな)

誰かが「責めないよ」と発してくれたのが
救いになったらいいなぁと思ったのです。

さ、気合いを入れて続きを読みましょうか。
全体的には面白い本なんですよ。