つぶやき・ツッコミ・つれづれ語り

言わないけど内心でツッコミ入れている、日常語り。

「縄文」つながり②

2018年07月24日 | 歴史散策
先日、国立東京博物館の企画展「縄文」に行ってきました。

その次の日。

別のイベントで
「土偶マイム」というステージがありました。

まったく何も知らないで見ました。

ネクタイしめたスーツ姿のおじさんが
学芸員だと自己紹介をしました。

土偶が専門で
趣味がパントマイムだそうです。

服を脱ぐと
下に茶色い上下を着ていました。

はじまりはじまり~。

スクリーンに縄文時代最初の頃の土偶が映し出されました。
私は博物館で見たばかりです。

茶色い上下の人が
お椀を二つ、胸に当てて、土偶と同じポーズ。

時代が進むと土偶はさらに豊満な女性になっていきます。

スクリーンの土偶の時代が進むたびに
お椀の胸はどんぶりになり、ボウルになりました。

空気で膨らませて妊婦風になったり。



土偶って現代アートみたいな
シャープな美人姿なのがあるんですけど
お尻の突き出しも腕の角度もどれもそっくりでした。

時代がちゃんと順番になっているのがいいですね。
写真と(博物館で見た本物と)そっくりだったのもいいです。



土偶の魅力を新しい視点で再認識できる土偶マイム、
機会があったらご覧になってみてください。


会場が暗かったので、勘違いがあったらすみません。

「縄文」つながり①

2018年07月24日 | 歴史散策
先日、国立東京博物館の企画展「縄文」に行ってきました。



群馬県からも
たくさんの出土品が展示されています。

縄文と言えば岡本太郎、
この人が絶賛した「火焔土器」、初めて本物を見ました。

火焔式土器ってたくさんあるんですね。
いっぱい展示されていました。

どれが国宝だろうと思ったら
別に国宝コーナーがあってそちらに鎮座していました。

国宝の子はやはりシュッとしていてバランスが良い。

火焔だけなら
国宝じゃない子も
十分、炎が踊っているような感じに見えます。

そして、あの有名な土偶、
片足が無い遮光器土偶も本物に会えました。

土偶って中が空洞なんです。
土をこねて、空洞にして、焼いて作るって、高度な技術だと思います。

さらに、けっこう薄いんですよ。
こんなに薄く作れるのか・・・縄文時代に!

土器は、細長く紐みたいにした粘土を
くるくる高く積んで器にしているんですけど
縁の飾りは空洞なんです。

飾りは複雑で、
よく空洞になったな、という感じ。

やかんみたいな土器があって
注口があったんですけど
この注口はうるしで接着してあるそうです。



土器の棺があって
小さい子供用の大きさで、
母と子のような顔があるものがありました。

棺に入れた子供ごと
お母さんが棺を抱きしめている感じです。

縄文時代でも親子の情愛は変わらないね。

常設展に考古学体験コーナーがあって
ミミズク土偶が置いてありました。

子供を抱くように持ってくださいとあったので
その通りに持ってみたら
ミミズク土偶がすっごく可愛く見えました。



「縄文」、なかなか楽しく見てきました。