CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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平成31年度神戸市埋蔵文化財センター 夏季企画展 「木を視て森を観る」 on 2019-7-13

2019年08月25日 05時45分47秒 | 神戸情報
2019年7月13日、神戸市埋蔵文化財センターの表題の企画展を観てきましたので
写真紹介します。本題は「木を視て森を観る」
副題として「植物利用の考古学」と名付けられています。
 
子供たちの夏休みがもうすぐ終わろうとしていますが夏休み宿題としても
参考になる展示が多くあると思いますので是非お出かけ下さい。
 
会期:平成31年7月13日(土曜)から9月23日(月曜)
開館時間:10時から17時(ただし、入館は16時30分まで)

展示遠景

上の写真は展示室入り口からの遠景 入口の右手に出土したクスノキが展示されています。


上の2枚の写真は展示室内の展示遠景

時を超え、植物は出土する

上の写真は「時を越え、植物は出土する」の展示遠景

上の写真は木製品が出土した状況(本山遺跡)と垂水日向遺跡から出土の木の葉

上の写真は垂水日向遺跡から出土した木の葉(15点)の展示 縄文時代後期

 
 

Ⅰ 植物を食べる

植物を食べるの展示遠景







上の6枚の写真は説明パネルの展示


上の2枚の写真はモミ圧痕が残る土器


上の2枚の写真はマメ類の栽培の展示


上の2枚の写真は木の実の展示

上の写真はドングリの実を貯蔵した穴 縄文時代後期(兵庫県立考古博物館)

上の写真は縄文土器と木の実を割ったり粉にする為の石器の展示


上の写真はススやコゲがついた甕 東灘区本山遺跡より出土 弥生時代前期

上の写真は新方遺跡の弥生人の食べ物に関する展示

上の写真は弥生時代の植物栽培に関する展示

上の写真は木製の農耕道具&関連品の展示

Ⅱ 編む・組む・織る


上の2枚の写真は展示の遠景

上の写真はアンギン台(奥)、右手は編み台(玉津田中遺跡出土 弥生時代後期)
左手手前は木錘(吉田南遺跡 古墳時代以降)

上の写真は須磨区の戎町遺跡から出土の籠 弥生時代前期

 

上の2枚の写真は編み方の説明パネル


縄文時代のウルシ利用








上の6枚の写真は縄文時代のウルシ利用の展示と説明パネル
石川県埋蔵文化財センター(米泉遺跡、鹿首モリガフチ遺跡)、小矢部市教育委員会(桜町遺跡)
滋賀県教育委員会(入江内湖遺跡)から借用展示



木を視て森を観る(顕微鏡観察)

 

上の写真は顕微鏡観察コーナー
より珪藻化石分析、花粉化石分析、樹種同定
 ・珪藻化石の分析で昔の水域の環境が判ります。
 ・花粉化石の分析で周辺の植生や気候の変化、さらに大規模伐採による植生の変化
   プラントオパールから農耕の事実を推定できます
 ・樹種同定 森の環境が判ります



木を視て(顕微鏡分析)して森を観た具体的な例として垂水日向遺跡での
研究成果が展示されています。(上の3枚の写真)

入江内湖遺跡出土の丸木舟



上の4枚の写真は入江内湖出土の丸木舟の展示と説明パネル
滋賀県埋蔵文化財センター蔵

銅鏡に付着の麻布


上の2枚の写真は西求女塚古墳の11号銅鏡(重文)に付着の麻の織布 古墳時代前期

木加工品の展示

上の写真は東灘区本山遺跡の籠(神戸市指定有形文化財) 弥生時代前期


上の2枚の写真は北区の平田遺跡から出土の笠(鎌倉時代)の展示と説明パネル

上の写真は下加茂遺跡出土の横杓子  兵庫県立考古博物館蔵


洗練(弥生時代のデザイン)


Ⅲ 木を加工する

上の写真は展示遠景


上の2枚の写真は木を伐る道具「斧」の展示
縄文時代、弥生時代は石斧であったが、古墳時代に大陸より鉄製の斧が登場
今回の展示では西求女塚古墳から出土の板状鉄斧(重文)が展示。

上の写真は斧の歴史について説明したパネル



上の3枚の写真は説明パネル


企画展スケジュール
平成31年度神戸市埋蔵文化財センターの企画展スケジュール
 
企画展リーフレット
 
2019年7月13日より新しい企画展が始まりますのでリーフレットを添付しておきます。
テーマは「木を視て森を観る」です
 
 
 

過去の企画展

 





 
 
コメント
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