着地点

雨が上がりました。
空を見上げて考えました。
まだ灰色の空の遠い雲の上のことを思いました。

花を摘みに行きながら
ハサミをちょきちょき
空を見上げ
ちょっと想像の世界に入り込んでしまいました。

空の上を飛んでる自分を想い描きました。
雲のずっと上
飛行機から見えたあの景色

今、着地点を定めて飛んでいる。
見下げる真下には、
雲が邪魔をして美しい景色が見えない時もある。
きっと地上は雨なのだ。
でもそのうち雲も消えて行くでしょう。

でもこんな時
考える事もよいのです。
ここでよいのだろうか?
太陽を見ながら自分の位置を確認する。

あの景色って?
今やっと目の前に広がる景色は
本当に君の着地点の景色だったろうか?

長く空の上に居たら
着地点のことなぞ忘れて
目の前の雲が消えることばかり考えていたのではないだろうか?
まずは
なぜ、君が飛んでいるか?

君の初めの情熱の源の中に
君の求める着地点の景色が
鮮明に映し出されていたはずだ。

まさか・何故、そこへ行かなくてはいけなか!
なんてことまで忘れちゃないよね・・・・
情熱の在処さえも忘れちゃいないよね・・・

考えて見よう
そもそも
何を求め
何処へ降りる為に
君は飛び続けていたのだろうか?
情熱の在処は?

本当にここは
君の着地点に間違いないのかって
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