Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

ケチャップと男根

2008-02-16 22:16:46 | art
家の掃除を終えてから『≒草間彌生~わたし大好き~』を観ようと渋谷に行ったら、なんとすでに満席。1時間前に行ったのに…。
まあいいか、また来よう、と買い物に切り替えて久しぶりにパルコ下のLOGOSへ。例のごとく欲しい本が大量にあったのだけど、その中から2冊購入。

PAUL McCARTHYの“HEAD SHOP/SHOP HEAD”と、Fabien Verschaereという人の作品集。


PAUL McCARTHY、やっぱり最高!!
不気味なマスクをかぶって、股間にケチャップやらソースやらペンキやらよくわかんない液体を塗りたくる人々。もう、股間さらしすぎ(作り物もあるけど、どこまで本物なんだかわからない)! ソーセージをうんこに見立てたり、バービー人形をペニスに見立てたりして、おちゃめすぎ!
猥雑でお下劣な、悪夢の博覧会。
おそらく大部分がパフォーマンスの写真だと思われるのですが、あらゆる現場に大量のケチャップ瓶が。
ぐっちゃぐちゃできったないの。でもおっもしろいの。
PAUL McCARTHYの作品は、けっこう小さいころから父の事務所の本棚で見てました。なんか見ていると、自分の趣味の原点に帰れた気がしてホッとする。自分を見失ったときは、この本を眺めるとしよう。

余談だけど、このあいだの私のチョコレートサラミ、けっこう彼の作品世界になじむ気がするんだが、どうだろうか。

これに比べると、もう一冊のFabien Verschaereの作品は、かわいいかわいい。お化けとか悪魔とかがポップな絵柄で描かれていて、キュートな地獄といった雰囲気。ポップなんだけど、ツルツルしたポップ感ではなくて、若干土臭さがあるのが良いのです。
エキシビションの写真で構成されていて、展示の仕方もとっても面白い。
最後のほうに作家の写真が出ていたのですが、ザビエル風ヘッドの髭モジャぽっちゃりおじちゃんで、さらに好感度アップ!


夜は、母がラタトゥイユを作ってくれるというので、私は、トマトソースじゃないパスタを2種類作りました。
ソーセージとブロッコリーのパスタと、“赤い衝撃”パスタ。
“赤い衝撃”パスタは、小倉で買ってきた明太子を半分冷凍してあったので、それを使ったもの。おいしー。


明日は朝早くから撮影。
しかし、寝る前に『Lの世界』を観なければ!
面白いです、あれ。
というか、女性たちが皆きれいで、見ていて楽しい。
プレイガールのシェーンがかっこいい~。

バレンタインにディバインを想う

2008-02-14 23:38:51 | food
毎年チョコレートは手作りと決めているので、昨晩も深夜まで2種類のチョコレート作りをしていて、寝たのは4時近く。

1種類目、「チョコレートサラミ」というものを作ってみたのですが、
ラップで形を整えたところのルックスが少々ヤバくて、思わず笑ってしまいました。



もちろんサラミ風ではあるんですが、それ以上に、これは、これは、アレですね(記事タイトルから察してください)。
母に「これ、ヤバくない?」と聞いたら、「ヤバいねー」との返答。

さらに「なんか、チョコレート作りって、実はけっこうあれだね。色&質感的に○○○を彷彿とさせるシーンが山盛りだね」とつぶやいたら、「バレンタインなんて、そんなもんよ」と軽く言われました。そんなもんなんだ!

でも、冷やし固めて粉砂糖とココアパウダーをまぶしたら、かなりサラミらしくなりました。ひと安心。



輪切りにしたところは、こんな感じ。
アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、松の実、くるみ、全粒粉ビスケットがぎっしり詰まってます。かなりビターな味わい。



で、もう1種類は、ジャンドゥーヤを使ったトリュフ・・・のはずが、



いろいろな苦闘の末、メダル型チョコレートになりました。
チョコレートの温度管理の難しさをなめていた・・・。
以前もトリュフ作ったことがあるのですが、きれいに成型するのが意外に難しいんですよね。手の平の熱でどんどん柔らかくなっていくし。
しかし、ジャンドゥーヤ、美味しいです。
あまり売っていないようで、私はネットショップで購入しました。


乙女な日なのに、若干スカトロチックな記事でごめんなさい。女子的に最低だと思いますが、軽い笑い話として聞いてください。
今日私のチョコレートを食べた方、気分を害されたらごめんなさい。
品質には問題ありませんので、どうかお許しを!


きのこ同好会

2008-02-13 19:21:08 | daily life
落ち着いたところで、一昨日のランチ会のレポートを。

今回は、きのこ好きの編集者さん、粘菌を飼っていらっしゃるカメラマンさんなど、素敵な趣味人の方々が集まり、総勢8名の会となりました。
話のテーマは、主にきのこ。いやー、きのこ好き人口、実はかなり多いですね。最近遭遇率高いです。
もしかしたら今年の夏、みんなできのこ狩りツアーにでかけることになるやもしれません。

で、この日のメインメニューは、母のちらしずし。
菜の花と紅ショウガの色がきれい。飯台の中だけ、すでに春。

ちなみに私は、鶏団子のみぞれ汁と、クレソン&納豆&らっきょうサラダを作りました。

バレンタインも近いということで、デザートはチョコレート祭!
ロイズのポテチチョコからデル・レイ、バラゲまで各種取り揃えてみた。
お土産にいただいた、ワッフルやパイも一緒に。並べるだけでワクワク。


そして、みんな興味津々だったこのチーズ。

なぜ、マジックで○をつけてあるのでしょうか?
実は、これ、「ここにダニがいますよ印」。
このミモレットは、ダニの力で熟成されるチーズなのです。
うちの家族は、ミモレットチーズの穴に蠢くダニを観察するのが大好き!
ルーペや実体顕微鏡で覗くと、運がいいときは、透明の小さなダニがふるふると動いている姿をみることができます。
いないことも多くて、そんなときは「ハズレだった・・・」と、母としょぼんとしているのですが。
以前お客さんに見せたところ、大変面白がって観察してくださったので、“ダニ”と聞いてもチーズを美味しく食べられる系の来客があった際は、みなさんにお見せしています。

無事終了!

2008-02-12 23:21:01 | Czech
『よりみちチェコ』出版記念イベントより、ただいま帰ってきました!
といっても、まだ校正作業が残っているため、会社に帰ってきたんですが・・・。

雨と寒さの中、たくさんの方に集まっていただき、感謝。ほんとに嬉しかった。
読者の方や書店の方から直接本についての感想が伺えるという、大変貴重な会でした。「この写真が好きです!」とか「ここに行ってみたいと思いました!」とか「これが可愛い!」とか、人によって注目していただいた部分もさまざまで、それを聞くのがまた楽しい。今後の参考にさせていただきます。


今回は、こんな感じで、チェコのお土産販売&展示コーナーも作りました。
トークのほうは、ホリーさん(チェコセンター所長)が軽妙な話術で場をなごませてくださり、大変助かりました。私たちも初めて聞く話があったりして、面白かった。『クルテク』上映では、笑い声もあがっていてホッとしました。あのヒヨコのエピソード、ほんと可愛いですよね。



というわけで、無事終了。
おつかれさまでした。
遅くまでお手伝いいただいた、チェコセンター&大使館の方々、出版社の方々、まことにありがとうございました!


ここのところ、イベントをはじめいろんな段取りで頭がぱんぱんでしたが、やっと少しゆるんだ感じ。
お土産にいただいたチェコビール飲んで、さらにゆるめるとしよう。





涙のスライドショー

2008-02-11 23:59:33 | daily life
貴志祐介の『新世界より』上巻をやっと読了。「やりすぎ?」ってくらいとことん作りこんだ、特濃なエンターテイメント世界が楽しい。変な生物がたくさん登場するし。さっそく下巻へ。


今日は、お客様をお招きしたランチ会を楽しみつつも、イベントに使うスライドDVD作りで悪戦苦闘な日でした。

うちの3台のノートパソコンをズラリと横に並べていろいろやってみたのだけど、「エラーが発生しました」「ファンクションが間違っています」「・・・(突然青画面へ転換)」と冷酷なメッセージを立て続けに突きつけられ、怒りを通り越して、もう悲しくなった。本気で半泣き状態。同じようにパソコンに悩まされた自主映画時代を思い出しました。
ちゃんとパソコン環境を整えていない私が悪いのだけど、もう少しいろいろシンプルにならんもんか。
結局1日がかりになってしまいましたが、何とか出来上がってホッとしました。


しかし、チェコで撮った大量の写真を見返すことができたのは、なかなか楽しかったです。
改めて「街と森を巡る旅」というコンセプトをくっきりと感じ取ることができて本に自信を持つことができたし、アーティストたちの作品と、彼らをとりまくチェコの自然とのつながりももっと見えてきたような気がする。

下は、本には使われなかったけど、お気に入りの一枚。
『クルテク』の作者、ズデニェク・ミレルさんのお家の中です。
シャンデリアとか鳩時計とか、派手めのものが飾ってあるのに、すっきりと落ち着いた雰囲気。静謐なかわいらしさ。



明日はイベント。がんばろう。

残り物でも全然大丈夫

2008-02-10 23:15:12 | food


まだ作業がいろいろと残っているので、今日の夜ご飯は手抜き。
アスパラガスのリゾットとペコロスのスープだけ作り、あとは昨日の残り物を食べました。


そういえば、この間、ちょっと空いた時間にシネクイントで『全然大丈夫』観てきました。
ココリコ田中さん演じるあの穏やかで優しさに満ちた男性像は、女子からすると大変魅力的なのですが、やっぱり私は、結婚するなら荒川良々さん演じる“お化け屋敷を作りたい男”だなあ、と思ってしまった。多少性格がひねくれてても、精神年齢が子供でも、バカなことにバカなほど突っ走って楽しんでる姿は素敵です。クマのぬいぐるみを抱えた子供に「ほんとのクマは、こわいんだぞー!」と諭す姿にグッときました。
だって、夫婦で最恐のお化け屋敷作れたら最高ですよ。ふたりで血のりまみれになってね。きっと楽しいに違いない。絶対すごい苦労もすると思うけど。

しかし荒川さん、例の忘年会で生の姿を拝見したときは、「わー、この人、すっごく女の子にモテるんだろうなー」というオーラを感じたのですが、ドラマや映画で見ると、それを全く感じさせないところがすごい。

深夜のスコーン

2008-02-10 16:52:02 | food


昨日の夜中焼いた、ほうれん草のスコーンを朝ごはんに食べました。
全粒粉を使ってます。もうちょっとほろほろと崩れるような食感を期待していたのですが、思ったよりしっとりめな仕上がり。でも美味しかった。
添えてあるのはブルーベリージャム。

今晩のメニュー

2008-02-10 01:56:03 | food
恒例の週末料理。
今晩のメニューはこんな感じ。


原弘美さんレシピの「かぶのアンチョビーいため」と、『伝言レシピ』の「生姜きのこ」(ご飯にのせて)。


そしてこちらは、同じく『伝言レシピ』から「キャベツとしらたきの豚バラいため」。

あと、自分でさばいてイワシを焼いてみたんですが、見てくれがあまりにひどいので、写真は割愛。
大人になってから、魚さばくの初めてかも…。子供の頃は、おじいちゃんおばあちゃんの手伝いで、何度かちょっとだけさばいたことあったような。
もちろん私の場合「魚触るのきもちわるーい」って理由でやらなかったわけではなく、単に面倒くさかったから。
でも、やってみたら、「はらわた引きずり出してくれるわー!」「肛門まで切り裂いてくれるわー!」ってな気分で、なかなか楽しく調理させていただきました(おもちゃにしてゴメン、イワシ)。

平日の栄養不足を一気に補いました。
デザートは、最近ハマっている、バニラアイスクリームのベイリーズがけ。

霊感少女ヒドミ

2008-02-10 01:27:11 | stage
今日は、カネックさんと代々木上原のFireking cafeでランチ。同カフェで個展を開催中のmiccaさんも一緒に。

それから、こまばアゴラ劇場に移動して、小指値の『霊感少女ヒドミ』観てきました。
小指値はいままで観たことなかったのですが、今回は、カネックさんと密かに応援している劇団・ハイバイの岩井さんが原作を書かれているので、気になって。しかも、こちらも密かに応援している俳優さん・三浦俊輔さんが出ているというので、これは観なければ!と思いまして。
ポップなビジュアルセンスと、少女と幽霊の孤独感、存在の曖昧さみたいなテーマが絶妙に溶け合って、面白かった~!各所に仕込まれた小さなギャグも愛らしい。
衣装と、ダンスの動きが最高にキュート。初音映莉子さんの動きが特に可愛らしくて、ずっと見ていたかった。
あと、外国人のオルガさんの使い方はズルい。面白すぎる。

そしてそして、三浦さんっ!ハイバイ公演での刀職人役、老人高校生役に勝るとも劣らない熱演!
すごく笑わされた後にズドーンと切なさがくる、あの独特なキャラクターはやっぱり素敵だ。滑稽さで魅せる役が似合うなあ。

今後の小指値(チーム名が新しくなるそう)&ハイバイ&三浦さんの活動も追いかけ続けていこうと思いました。


で、いまは、なぜかスコーンを焼きながら、火曜日に迫ったチェコイベントの準備中。
また物販を行うので、商品リスト作ったり、手書きで値札作ったり。
スライド作りもしなきゃだー。
でも、なんだかんだ、イベントというのは胸が躍るものですね。

編集者の悪夢

2008-02-08 18:03:06 | daily life
夢はかなりみるほうなので、悪夢も少なからずみているのですが、昨晩のはキツかった。

入稿があらかた終わった時点で、手つかずの6ページが残っていたことに気付くという・・・。
しかもファッションページ。
「やばい!週明けにすぐ撮影しなきゃ間に合わない!でも、スタッフも場所も決まってない!」とめちゃくちゃわたわたする私。

普通に考えたらありえないことなんですが、リアルな夢だったんで、現実だと信じ込んでいました。
目が覚めたとき、どんなにホッとしたことか。

普通に、気味の悪いクリーチャーが出てくる夢とかだったら、全然楽しい。
よく、いろんなものと夢の中で戦ってるし。
でも、こういう実際の生活に近いところでの悪夢は、ほんとに心臓に悪いです。