お菓子教室Cakes&Tea(ケーキ&ティー) わかこのお菓子な生活


福島県会津若松市にある洋菓子、パン、和菓子の教室です。

バジル

2007-08-12 | ハーバルライフ

Sany0558 Sany0555 毎日、猛暑が続き植物がぐったりする中、バジル元気よく育っていました。

バジルは1年草のハーブ(熱帯では多年草)で、去年の種をを春に蒔いたものがこの暑さでみるみる成長したのです。

バジルは、ハーブの王様といわれる強い独特の香りの持つハーブなので、好き嫌いがはっきり分かれ、バジルが苦手な人もかなり多いかと思います。

 でも、利用法によってその香りが生かされ、バジルの嫌いな人が美味しいといってもらえる料理がけっこう多いのです。特にイタリア料理のトマトソースにはかかせず、いつものトマト味の料理もバジルを加えるだけでイタリア風に変身してしまうのです。ピザのソースもバジルがなければ物足りない気がします。

 毎年、この時期になると使い切れないくらいバジルが成長するのでバジルペーストを作って冷凍保存しているのですが、実家も嫁ぎ先もバジルになじめない家族が1人でもいると料理に使いづらくなり、作ったバジルペーストも全く使いきれない状態です。

 バジルペーストをスパゲティーに絡めるとだけでレストランで食べているような気分になるし、パンにつけて焼いても美味しいし、ドレッシングに混ぜると一味違うサラダになってくれるし、トマトケチャップに混ぜるだけでピザソース風、ナポリタンスパゲティーに混ぜるとイタリア風トマトスパゲティーに変わるのでちょっとづつは使っています。 

 今の時期、嫁ぎ先の両親が趣味で育てた夏野菜が食べきれないほど収穫されます。食べきれない夏野菜というとき最初に私が思いつく料理がラタトューユ。夏野菜をたっぷりとハーブ入れて煮込んだフランスの家庭料理です。この前、夏野菜とバジル、ローリエでこのラタトューユを作りました。この日使った野菜は、トマト、きゅうり、なす、さやいんげんです。ピーマン、かぼちゃなども良く使います。本来はきゅうりではなくズッキーニを使うのでうがいつも身近な野菜で作っています。自分ではかなり美味しくできたと思ったのですが、ハーブ嫌い家族にだけは、苦手だったようです。正確にいうと、ハーブの香り以上にきゅうりを煮た触感がだめだったみたいです。この日はきゅうりが多かったのできゅうりをたくさん入れてしまったのです。でも、他の人には好評でした。私もラタトューユ以外できゅうりを煮たのを食べたことがないのですが、この料理はとてもおいいく食べれるのです。まさに収穫そのままを料理にした一品です。それもバジルの香りがあるからこその味わいだと思います。タイム、オレガノなども入れるとさらに奥の深い味になります。

 今日はトマト味のチャーハンを作ったのですが、バジルを別に刻み、好みでバジルを混ぜて食べてもらったところ、けっこう好評で自分でも想像以上の美味しさにひそかに感激していまいました。

 バジルが使いきれないほど成長する中、バジルの新しい家での食べ方見つけ、ちょっと幸せでした。