cahors日記

美味しいものを求めて東へ西へ

おいしいお皿~やまいも~

2012-12-06 | 料理教室
月に一度のお楽しみ、梶田さんのチーズ教室での料理講座へ。



遠藤ミホさんの「おいしいお皿」、11月のテーマ食材はやまいも



本格的に冷え込んでくる11月これからが旬の食材です。

滋養強壮や疲労回復に効果的で

食物繊維も豊富、特に乾燥がちな季節に潤いを与えてくれる、など

女性にとって嬉しい効果も。



日本で食べられている山芋は大きく3つに分かれ

古くから日本の山に自生している“自然薯”と

もっともポピュラーな“長芋”、そして

国内ではほとんど市場にまわらない熱帯産の“大薯”があります。



特に長芋は地方によって呼び方が様々で

手の平のかたちをした“銀杏芋”やボール状の“捏芋(ツクネイモ)”など。



生産量は青森、次いで北海道が断トツに多く。

そういえば、9月の青森旅行でウニ丼に山芋の千切りが付いてきたっけな。



自然薯は生長のスピードが遅く収穫まで3~4年も要するとか。

栽培ものは保護用のカバーを土に埋め込み

そこを這わすように真っ直ぐ育てています。

さらに折らないよう掘り出すには経験と根気が必要。

折れると価値が下がるので、1本ものの自然薯は

びっくりするようなお値段!!



ちなみに“むかご(零余子)”も山芋の一種。

といっても土の中にできるのではなく

山芋のつるの途中にできる小さな芋のこと。



ということで、長芋と自然薯、むかごを

生の状態とすりおろした状態で食べ比べ。

上から自然薯、長芋、むかご。

自然薯とむかごはポリフェノールが豊富で茶色く褐色しています。



長芋はさすがに食べなれた味。

水分が多く生は瑞々しくてシャキシャキ、すりおろしはサラサラ。



自然薯はとろりとしていて若干渋みを感じます。

すりおろしは味が濃く粘りが強くヌルヌル食感。



むかごはコリコリ、そしてとろ~って感じ。

すりおろしは皮に味があって少し渋みが。

むかごを生でいただくのは初めてでしたが

食べれないことはありません(笑)。



そして調理開始。材料はこちら。

春~夏に比べると色合いが地味です笑。

秋~冬といえば白や茶色の食べ物が美味しい季節。

体を温めて栄養的にも理にかなってますね。。



旬の牡蠣を使った山芋のグラタン。

チーズをた~っぷりのせて。



こんがり焼きあがりました♪

半生の長芋がシャキシャキ、トロトロで

天然のホワイトソースのよう。



牡蠣に火を通したお鍋を使っておまけの牡蠣スープ。

牡蠣の旨みが詰まった白濁スープ。

驚きの美味しさです!!



鶏スープに山盛りのキノコと皮のまま切った長芋を投入。
 



長芋から出るとろみが優しい“とろり煮”の出来上がり。

火を通した長芋はホクホク。

鶏とキノコの旨みで相乗効果ばっちり。

美味しいお出汁でした。



そのスープをとった後の手羽先。




一晩寝かせばプリプリに♪

コラーゲンがいい感じに固まってます。

千切りしてお好みのたれを添えて。

むかごの煮っころがしも甘じょっぱくていいお味。



柚子がいい香り、“柚子の香りの山芋鍋”。

仕上げに柚子果汁をたっぷり絞って。

さっぱりいただけます。



粘りの強い山芋を使って。

もずくと一緒に表面をさっと焼きあげ。



山芋ともずくの小さなパンケーキ。

沖縄のもずく天ぷらのよう♪

もっちもちです~。



山芋の生海苔かけ。

この組み合わせ、楽しい~。

生海苔の磯の香りとしらすの塩気がアクセント。

全体をしっかりかき混ぜていただくと美味しい♪



慈悲深い味わい、むかごご飯も炊きあがりました。




さーーーいただきましょう~、とテーブルにセッティング。



1人何皿あるの!?と嬉しい悲鳴の山芋定食です

どれから食べるか迷う笑。



更に遠藤さんからの差し入れ3品。



新潟の秋の食材“かきのもと”(菊)の酢の物と。
 
最近はまっているそう、野沢菜の浅漬け。



大根やカブ、金時草のバーニャカウダ。

加賀野菜の金時草、最近、店頭で見かけるようになりましたが

生でいただくのは初めて。

独特の香りがあって美味しいです!!

茹でるととぬめりが出るそうです。



今回も大変、勉強になりました♪

そしてどれも美味しかった~。



調味料もシンプルで

素材の美味しさを引き出す方法や

食材の意外な組み合わせを教えていただけるので

日々の食事にも取り入れやすく助かってます。



次回の食材、何かしら。楽しみです




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