無精髭

無精者の日記です

ヤマトシジミチョウに異変・・・低線量被曝で奇形

2014-11-25 07:40:18 | 日記

 写真はヤマトシジミチョウという青森以南に広く分布している蝶です。
琉球大学理学部分子生理学研究室のメンバーが2011年の原発事故以降3年間にわたり放射能汚染が生物に与える影響を調査研究しており、月刊誌「DAYS」の11月号に掲載されました。

 記事によればメンバーは福島県の郡山市、いわき市、広野町、本宮市、福島市、茨城県つくば市、水戸市の7地点で5月と9月の2回づつチョウを捕り放射線量の測定と、チョウの形態異常をしらべました。 すると広野町では11年の秋時点で子供の世代で異常率が98%でほとんどの個体が蛹で死ぬか、成虫になっても形態的異常を持つかだったそうです。

 この異常は原発から120km以上離れたつくば市では少なく原発から80km以内になると異常率は高くなっていました。 また形態異常ばかりでなく成長の遅れや生存率の低下も見られました。