Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

太田裕美「コンプリート・シングル・コレクション」

2005-12-10 22:25:31 | 日本のロック・ポップス


ジャケットの中にジャケットが写っているというジャケットなんで、画像、おっきくしておきます。

はい。

今年2005年は、夏前からすっかり太田裕美ブームでした。(個人的にね)
しかし、意外とシングル曲でも憶えてない曲とか知らない曲があるなぁと思っておりまして、ここのトコロ、悶々とした日々を送っておりました。(大袈裟な・・・)
そんで、昨日の朝、ようやく決心がつきました。(大袈裟な・・・)
と、いう訳でホエ~と言いながら、コレをアマゾンでポチっとな。
 ↓ ↓ ↓

「太田裕美 コンプリート・シングル・コレクション」

二枚組!
シングル・コレクション!
コンプリート!
ってな事になってまして、デビュー曲の「雨だれ」(1974)から2001年の「パパとあなたの影ぼうし」まで、全シングルがほぼ年代順に収録されている!
スゲェぜッ!!!

ディスク1は1974~81年のシングル。
セールス的には1976~78年頃がピークなのかな?
その辺りの曲は割と憶えてます。

「木綿のハンカチーフ」!!!
「赤いハイヒール」!!!
「九月の雨」!!!
「ドール」!!!

やはり名曲の宝庫ですね。

今まで知らなかった(または忘れていた)曲の中では、「恋のハーフムーン」(1981)が特にツボ。思いっきり大滝詠一サウンドですが、joyukiさんも書かれていたように、裕美さんの声に、この曲、凄く合ってると思います。ポップで魅力的なサビに、この声が載るんですよぉ!!!
何で大ヒットにならなかったんだろう?
代表曲になってもおかしくない程の素ん晴らしさなのに!!!!!
(チャートでは最高80位くらいだったようです・・・)

ディスク2の方は、あの「君と歩いた青春」(1981)でスタートするんですが、何しろ年代順ですので、二曲目に突然テクノポップの「ロンリィ・ピーポー II」が現れると言う恐ろしい事になってます。希代の名曲の素晴らしさの余韻に浸るヒマもありません。当時、リアルタイムでファンだった方は、ここに1年以上の「曲間」があったと思われますが、イキナリのテクノポップって、コリャ、衝撃だっただろうなぁと、この曲の並びから受ける衝撃からも実感的予測がつきます。

で、この二曲目以降、全く初めて聴く曲ばかり。
で、意外、と言っちゃ悪いですが、ディスク1と遜色無い充実ぶり。
1983~84年頃のテクノポップも、ナニゲにイケるじゃないですか。
90年代以降は、再び、ナチュラル志向とでも言いますか、あんまりひねらないで、「声」を活かした割とストレートなサウンド。
曲もサウンドも、そしてボーカルもクォリティ高いっスね。凄くイイです。
こリャ、最近の作品も、「買い」ですね。(驚くほど、声が変わらない。全然衰えてない!!!スッゲェーぜ!!!)
ちなみに90年代後半以降の曲って、作曲者とかアレンジャーを見ると、ゴンチチとか、羽毛田丈史氏の名前があり、コレって、原田知世さんと共通するトコじゃないですか。
(あと、90年代末にはゴールデン・トリオ、松本隆-筒美京平-萩田光雄、が復活してますね。)

と、こうなりましてですね、ディスク1は、まぁ、当然としても、ディスク2が、また、予想以上に非常に良かった!!!

うぅ~ん、イイ買い物をしたなぁ。
(しかし、80年代以降の裕美さんもかなり良い、という事が分かったってコトは、散財のキカッケでもあるな・・・。)

あぁ、そうだ。
「木綿のハンカチーフ」のオリジナル・カラオケも収録されているズラよ。


GOLDEN☆BEST/太田裕美 コンプリート・シングル・コレクション
太田裕美
Sony Music Direct

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ダスコ・ゴイコヴィッチで鳥肌がスタンド・アップした。

2005-12-10 11:11:05 | Jazz / Cross Over
発表します!!!
今年の新作アルバムのマイ・ベスト10!!!

とかいうのを、やろうと思ったんですが、今年発表された新作アルバムって、オレ、4枚しか聴いてない・・・。
4枚ですよ、4枚!!!
たったの4枚・・・。なんと、貴重な・・・・・・。

という、そんな貴重な4枚のうちの一枚がコレ。(何か変な言い方だな)

ダスコ・ゴイコヴィッチ(Dusko Goykovich)
「A Handful O'Soul」(2005)

ワタシは平常時にはビッグ・バンド好きですから、通常からビッグ・バンドには贔屓耳が機能しますが、それ抜きでも、これはとてもいいアルバムです。
平常時でも27カ所で鳥肌がスタンドアップします。風邪に注意。

2曲目!!!
「I Fall In Love Too Easily」でのダスコの美しいハーマン・ミュートでのラッパソロ(これだけでも鳥肌モノ)から、ソロが終わってのソリ!!!
ソロの途中から、リード・セクションを中心としたバッキングのリフがジワジワと静かに徐々に盛り上げて来るんですが、ソロが終わった瞬間に、これがブラス・セクションも巻き込んで一気に爆発!!!うぉ~ぉおおおおっっっ!!!
ここは、サイボーグのあなたでも鳥肌が立つコト請け合いの、「必殺・鳥肌ポイント」です。緊急時でもお聴き逃しなく。

全般的には落ち着いたムードの渋めの音。
ヨーロッパを中心とした人選の多国籍ビッグバンドなので「なんとかヴィッチ」さんがタクサン居るんですが、殊更ヨーロッパって感じが濃厚でもありませんし、「普通に」極めて良いビッグ・バンド・ジャズだと思います。

「渋くてカッコいい~」とか言いそうなコムスメにも勧めてしまえる分かり易さと、「オレぁ、40年もジャズ聴いてんだよ」というオジサマの鑑賞にも耐えうると思われる深さが、このアルバムにはあるって、ワタシは思います。

今年の新作って、4枚しか買わなかったのに、これ、大当たりでしたね。
いやいや~、いい一年だったのぉ。(まだ終わってナイぞ。)


ハンドフル・オブ・ソウル
ダスコ・ゴイコヴィッチ
インディペンデントレーベル

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YMOとビートルズ。

2005-12-10 09:51:41 | 日本のロック・ポップス
よく思うのです。
YMOは日本のポップス・ロック界におけるビートルズであろうと。

色々似たトコロがあります。

一世を風靡した人気という点。
ファッションにまで影響を与えたという点。
そして、同時代の他のミュージシャンを圧倒した音楽性の高さと、その後に与えた影響の大きさ。

そもそもメンバーが天才ソロイ踏みという点がそうですね。
(リンゴ・スターを除く。・・・って。除くのね、やっぱり・・・)

あと、音楽的変遷も似てますね。

初期は割と分かりやすい音楽性。
中期には初期の聴衆を無視するかのような難しい音楽性。
そんで、後期には意図的に分かりやすい音楽性。(分かり易いが、一筋ナワじゃいかないというトコまで似ている。)

というコトを思うワケですね。
みなさまはどう思われるでしょうか。

なお、今回の画像は、ご存知のあのショーゲキの「BGM」(1981)ですが、コレってビートルズで言えば、「Revolver」(1966)と「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」(1967)を兼ねたような存在なのではなかろうかと思います。

まあ、こういうリクツを無理矢理使って、若い衆に「おめーら、YMOを聴け、コノヤロ」と言いたいだけというハナシもありますが、まぁ、そういうコトです。

ぢゃっ。


BGM
イエロー・マジック・オーケストラ
東芝EMI

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