Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

TOTOが「ギンギンのロック」(推定死語)にならない訳

2005-10-08 20:43:58 | Rock / Pop
さて、TOTOが「ギンギンのロック」(推定死語)にカテゴライズされ得ない理由ですが、以下の通りでどうでしょうか。

1. 音楽性が幅広い
2. 見た目がモッサリしている

まず、音楽性でオトナを唸らせてしまったら「ギンギンのロック」の資格がありません。やはり「Georgy Porgy」はマズかったですね。惜しい話です。

そして、「お兄さん」と「おじさん」の中間に位置づけられてしまうルックスでは、やはり「ギンギンのロッカー」には成り得ません。証拠の画像をご参照下さい。これはデビューアルバムの裏ジャケットです。光り物が無い上に、ベストはいけませんね。しかも、ブロンドヘアー率が低いのも、欧米人バンドとしては致命的でした。

サウンド的にはかなり「ギンギンのロック」度の高い曲もあるTOTOですが、「ギンギンのロック」殿堂には入れませんでした。やはり殿堂入りは並大抵のコトではありません。
あの山田久志投手や東尾修投手ですらまだですしね。(・・・殿堂ちがいでした。)
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マックス・ローチの銀河系級ドラム。

2005-10-08 20:06:26 | Jazz / Cross Over
The Quintet
「Jazz At Massey Hall」(1953)

一夜限りの超豪華オールスターだすね。
ビバップ界のレアルマドリードってな感じですね。
確かに凄過ぎるメンツ。

というコトですが、アタクシが言いたいのは、マックス・ローチ(Max Roach)のドラムって最高というコトですね。
アタクシがドラムソロを聴いて生まれて初めてホエホエと言ったのが、実はこのアルバムの「Wee(Allen's Alley)」です。
まぁ、録音状態は良いとは言えないので、キレキレのマックス・ローチのドラムを堪能するには、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)との、マーキュリー盤の諸作の方がエエと思いますが、まぁ、この「Wee(Allen's Alley)」と「Salt Peanuts」の手数の多いソロのグルーヴ振りは、どエライ事になってして、椅子に座って聴いていても15センチ飛び上がる事ウケアイです。よろしくどうぞ。

あと、ハイハットとシンバルが産み出すパルス。
このアルバムに限りませんが、コレは本当、無敵だのぉ~。
バド・パウエル(Bud Powell)のピアノソロのバックあたりでは、よ~く聴こえるので、ぜひとも堪能して下さいねぇ~。
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ドラキュラ・ジャズ。

2005-10-08 10:53:55 | Jazz / Cross Over
フィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)
「Blues For Dracula」(1958)

1950年代のジャズ・レコードのジャケットと言えば、「おっしゃれ~」であると相場は決まっていたのですが、これは・・・。一体、何を考えているのであろう・・・。
しかもですね、冒頭のタイトル曲ではですね、オドロオドロし方向を向いたブルースに乗って、およそ2分間、ドラキュラの語りが・・・。

何でも、フィリー・ジョーは、ベラ・ルゴーシ(Bela Lugosi、ドラキュラ俳優ですね)のマニアだったそうで・・・。しかし、だからと言って、記念すべき最初のリーダー・アルバムがコレでイイのぉ?

さて、音の方はというと、そのぉ、タイトル曲の珍品振りはともかくとして、あとは、オーソドックスなハードバップです。
ナット・アダレイやジョニー・グリフィンらの躍動飛び跳ね系のホーン・ソロが、かなり行けてると思います。「Tune Up」なんて、実にカッコいいです。
あと、ジュリアン・プリースターのトロンボーンがなかなか、「味」ですね。
楽器の特性もあって、小回りは効きませんが、「Ow!」などのミディアムテンポでは、トロンボーンという楽器の良さがストレートに来ますですね。

しかし、この「ドラキュラ前面押し出し作戦」について、レーベルの主、オリン・キープニュース氏はどう思ってたんでしょうねぇ。聞いてみたい・・・。
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