Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

どすどすどすどすと、迫り来る大迫力ファンキー・ジャズ。

2005-10-16 20:27:41 | Jazz / Cross Over
ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)
「The Big Soul-Band」(1960)

これが、また、黒いの何の!
ど真っ黒なビッグ・バンド・サウンド!
「ドス黒い」とすら言える!!!

そのぉ、普通、ビッグ・バンドって、豪快かつ「小気味よく」スウィングするってのが、肝だと思うんですけど、こちら、ちっとも「小気味よく」なんかなくって、ひたすら「粘っこくてドス黒い」っす。
ファンキー・ジャズをビッグ・バンドで武装しました、という感じですね。
これ、何か、ボクシングのヘヴィ級の試合見ているのに近い感覚デスね、ハイ。

8本のホーンで、どすどすどすどすと、迫り来る大迫力ファンキー・ジャズ!!!
すげぇっす!!!
いいから聴いてみるとイイっス!!!

ぢゃっ!!!

(あ、主役のグリフィンも、いつにも増してブヒブヒ吹いてます。真っ黒け。かなり最高!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2000年代のラテン・ジャズ、究極の一枚。

2005-10-16 11:54:16 | Latin Jazz
レイ・バレット(Ray Barretto & New World Spirit)
「Trancedance」(2000)

当ブログ最多登場。レイ・バレットっす。

クールなラテンの極北。
2000年代のラテン・ジャズの究極の一枚。
「クール」「スタイリッシュ」、そして「緻密」なアルバムです。
「ジャズ」としても一流、「ラテン」としても一流。
「ラテン・ジャズって何?」と聴かれたら、コレを聴かせてあげれば良いという、そういう一枚でもありますね。

そもそも、ラテンを「明るい」「陽気」「オマヌケ」「アバウト」と思っていると、全く違うんです。音楽に於いて「ラテン」、というのはあくまでも、リズムに於ける奏法のスタイルでしか無い訳で、そこに「陽気」だとか「アバウト」だとか言った、ラテンアメリカ的気質は意外に含まれていない。
このアルバムは「ラテン」に対する先入観を持っている人にこそ聴いて欲しいアルバムです。(そもそも「ラテン=アバウト」という決め付けもどうかと思いますしね~)

全体の雰囲気としては、60年代後半の新主流派ジャズ的緊張感の高い、クールでかつ熱い音が聴けます。
意外デショ?

とにかく、ジャズが好きなら、先入観を捨てて聴くべきアルバムだと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする