ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

かたちあるもの。

2006年02月20日 | blog


「かたちあるモンはいつか壊れる。
 んで、壊れたモンは必ず直る。いいね?」

むかし通っていたイタリアンバイクの専門店の店長は、
客のバイクが壊れると、いつもガハハと笑ったあとにそう言った。

まぁたしかにその頃、イタ車に乗ってて、
ちょっと壊れたからっていちいち凹んでたらきりがなかったので、
それはひとつの真理といえば真理だったのだけれど。

バイクはなんだかんだいって「再生」できるけど、たいがいのモノはそうでもない。
壊れたら、さようならです。

覆水盆に帰らず。それは致し方のないことで、
だから壊れる可能性があるモノが壊れても、あまり悲しくはありません。
だってしょうがないもん。

ワイングラスは「壊れる食器」の筆頭ですよねぇ。
でもこれは、壊れてもなお美しい。とおもって写真を残すことにしました。
これくらいやっておくと、我ながら気が済むってもんです。

気が…


…ああでも洗ってふきんで拭いてるだけで、
 ちょっとひねったら「ぽきん」だなんて、そんな…うう…




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