ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

からだをうごかす。

2014年06月02日 | blog
体育会系のノリと勝負事が本当にきらいで、だからスポーツ全般に一切興味がなく、だから自分が本当は『体を動かすことが嫌いじゃなかった』、ということに気付くのに本当に時間がかかった。

勝負事が嫌い、というのは負けず嫌いだとおもう。

小学生くらいの頃、よく家族でトランプをやった。両親と姉の4人家族。ババ抜きか七並べ。どっちも相手をダマすゲームだ。これが悔しくて悔しくて、毎回負けて毎回泣いて地団駄を踏んだ。

ドッジボールも嫌だった。憎んでいた。当てられると痛くて、悔しくて情けなくて泣いた。あとは悪循環だ。

勝負事が嫌いすぎて、たとえ勝っても嬉しくない。だからとにかく避けてきた。(まあ、それでも人生なんとかなる)

運動の話だ。

娘と毎週末にプールに行っている。娘は水に顔が漬けられない。でも水で遊ぶのは気に入っている。

去年の夏は毎日プールに行った。外で遊ぶには暑すぎたし、屋内の遊び場はあまりないし、妻が療養中で遠出もままならなかった。

最近は娘がだいぶプールに慣れたので、すこし目を離せるようになった。そっと25mプールを半分ほど泳ぎ、また戻る。子供ができるまでは20年くらい泳いでなかったが、さすがに毎週末に泳いでいるとカンも戻る。

いま興味があるのは脚の使い方だ。脚は手の5倍くらいの筋力があるわりに、水を蹴ると効率がわるい。手をうまく使った方がよくすすむ。不思議なのであれこれ試している。

そういうことが楽しい。体の動きをよく観察して、工夫を重ねる。

娘と同じように、水に顔を漬けられずに泣いていた小学一年生。あの頃の自分におしえてあげたい。体うごかすって、おもしろいんだぜ。





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