さいきん、モノと生活のバランスについて、かんがえています。
ものづくりを生業(なりわい)にしている以上、作るモノについては、
まぁ一所懸命作るわけです。
それはいいとして。
そのモノが、買ってくれたひとの生活のなかに入ることを、かんがえる訳です。
四六時中、たとえばクルマのことを考えているひとは、いるでしょう。
ただ、ふつうは、ふだんの生活があって、寝たり食事したり仕事したり、そのあいだに、
モノに触れる時間があるわけです。
モノもいろいろですけど、多くの場合、
モノは手段であって目的ではない。
そのへんもフツーのプロダクトと
ゲームの違うとこだったりしますが、
まぁそれは置いといて。
生活のなかに、自然に在るべきものだとおもうんですね、多くのモノは。
そのモノのありかたは、そんなにギラギラと、主張しなくてもいいんではないか。
そのモノを中心にして、生活がまわる訳ではない。
多くの場合、モノは目的(ソフト)を実現するための手段にすぎない。
そこに、そんなに全身全霊をかけた、コテコテのデザインが必要なのか。
手を抜くっていうんじゃないんですよ。
ただ、妙な店頭の差別化だけのために、
いびつに主張したり過剰に気張ったりする必要は、
ないんじゃないかね、と、おもうわけです。
どうしても、仕事だとそのモノのコトばかり考えて、
目一杯力一杯がんばりすぎて、なんだかコテコテなモノになってしまう。
そうではないバランス感覚が、必要なんじゃないかとおもうわけです。
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